何とか油圧ショベルが通れる程度に開通したキャンプ場予定地までの水道敷設予定ルートの作業道ですが、軽トラダンプが通れるようにするためには水はけ対策が必要です。水はけ対策の砂利づくりに必要な油圧ショベル用の「ブレーカー」というアタッチメントをようやく入手したので早速使ってみました。
昼ごろ予報通り雨が降り始めたので撤収。このあと梅雨のような前線が停滞するらしいので、整地作業はしばらくできそうにない。
午後は買い物へ。夜中に大雨。
前回掘りあてた場所から北方面へ何メートルかおきに、ここと思った場所を油圧ショベルで掘り、見つからなければ掘る場所を左右に広げて探す。水道管を破損しないように最後はクワやつるはしで掘って水道管を見つける。見つけた場所に棒を立てて埋め戻し、次の場所で水道管を探す、という作業を繰り返す。20mほど先の分岐予定の場所まで掘りあてたところで終了。
夜、窓の外では早くも秋の虫が鳴き始めた。
8/19(月) 秋雨前線停滞
朝からどんより曇り空。午後から雨の予報で半日しか作業できないので、資材置き場の整地の続きをする。私は刈り残していた草を刈って燃やし、相方は油圧ショベルで根を掘る。昼ごろ予報通り雨が降り始めたので撤収。このあと梅雨のような前線が停滞するらしいので、整地作業はしばらくできそうにない。
午後は買い物へ。夜中に大雨。
8/20(火) 水道本線の発掘
朝からの雨模様の天気が、相方が歯医者に出かけたあと土砂降りに変わる。お昼には雨が上がったので、午後は水道本線の発掘へ。前回掘りあてた場所から北方面へ何メートルかおきに、ここと思った場所を油圧ショベルで掘り、見つからなければ掘る場所を左右に広げて探す。水道管を破損しないように最後はクワやつるはしで掘って水道管を見つける。見つけた場所に棒を立てて埋め戻し、次の場所で水道管を探す、という作業を繰り返す。20mほど先の分岐予定の場所まで掘りあてたところで終了。
夜、窓の外では早くも秋の虫が鳴き始めた。
8/21(水) 作業道南側の木と根をかたずける
雨あがりで作業道はぬかるんでどろどろ。道路工事はあきらめてかたずけ作業をすることに。作業道の中間地点から南側の道を作るときに出てきた木や根が作業道のそばのあちこちに散乱していたので、1つづつ運んで1か所に集めて積んでいく。夕方、集めた木々に火をつけるのだが、昨日の雨で木が湿っていてなかなか燃えついてくれない。焚き付けを追加したり、バーナーで熱したりしているうちになんとか安定して燃えるようになった。安全に燃えることを確認してから帰宅。8/22(木) 水道資材は知らない言葉だらけ
今日は朝から広島市内の病院に出かける。東京で通院していた病院に紹介状をもらっていたのだが、今日まで行くのをさぼっていたのだ。その間に相方は電気工事士2種の免許申請に県庁へ。用事が終わって買い物を済ませたあと、水道組合に紹介してもらった加計の安村商店に寄る。水道工事に必要な資材とその価格を教えてもらうためだ。店主は小板の水道組合というだけでどんな資材を使っているか把握しているようで、必要な資材を次々リストアップして教えてくれた。塩ビ管より強度があるHI管、異形ソケット、量水器、伸縮水栓、袋ナット、シモク、量水器ボックス等、またまた知らない言葉が山ほど出てきてメモするだけで大変だ。8/23(金) 水道本線への接続のための調査実施
朝、作業道用に購入した幅45cmのグレーチング3枚を作業道の中間地点にある水路に設置。これで道が固まれば軽トラックが通れるようになる。
午前中に水道組合のH中さんに水道本線への接続の仕方を相談に行く。すると、①先日掘りあてた水道管の手前で本線を切断して蓋をしてあるのでそこを見つけて接続する必要があることが分かった。さらに②本線の上流にあった取り壊された家への分岐の状態を確認しないと漏水の危険があること、③分岐の近くまで本線が2本来ているが、接続しようとしている本線の止水栓の場所がはっきりしていないことが判明。なにせ何十年も前の工事で図面も残っていないそうで、覚えている人がいるうちに調べて記録を残す必要がありそうだ。
H中さん立ち合いの元、調査を開始してしばらくすると、水道組合長のSさんやかやぶき屋根修理のついでに寄ったHさんも集まって大調査となった。まずは②取り壊された家への分岐を確認する。先日掘り出したところから上流に向けて油圧ショベルで掘っていくと、接続しようとしている太い塩ビ管の本線に平行している一回り細い水道管が見つかった。さらに取り壊された家が建っていたところに掘り進んでいくと油圧ショベルの爪に引っ掛かって分岐した水道管が折れて出てきた。分岐を掘り出して調べると取り壊された家の水道管は接続しようとしている水道本線ではなく細い水道管から分岐しているため、本線は漏水しないことが分かった。次は③止水栓の調査だ。そこから10mぐらい上流にある所在が分かっている止水栓の回りの土を掘ってみる。すると、すぐに割れた鉄製の蓋と斜めに傾いた土管とその下に止水栓が見つかった。蓋や土管は除雪時に何度かひっかけて壊れたらしい。バルブが壊れていなければ何とか回せそうだ。最後に①水道本線の切断してあるところを探すと、水道管を最初に見つけた場所のすぐ近くに見つかった。
これで水道をつなぐ先や水道組合との責任分担を確認して水道調査は完了。
午後は2日前の作業道のかたずけを継続する。積み上げた木や根の2/3が燃え残っていたのでそれらを積みなおし、油圧ショベルのバケットで押さえつけて隙間をなくしてから熾火を起こして火をつける。
ということで、作業道の整地を急ぐことにする。相方は油圧ショベルで作業道の傾斜を調整、私はかたずけ切れていなかった木や根を集めて粗朶焼き場に積んで燃やしていく。
昨日燃やしていた木と根は夜のうちにきれいに燃えてほとんどなくなっていた。
今日は作業道の南側入り口のぬかるんでいる箇所の水はけ対策をする。まずは、斜面側にたまった水を水路に流すため、水路のコンクリートに穴をあける。前回穴をあけたときはタガネとハンマーだけでコツコツ穴をあけたのだが、今回はいろいろ道具がそろっている。軽トラダンプに発電機を積んで水路に運び、その電気を使ってグラインダーでコンクリートを削る。そのあとタガネとハンマーで薄くなったコンクリートを打ち抜く。前回の苦労が嘘みたいにあっさり穴が開いた。
その穴の横に油圧ショベルでパイプを埋める溝を掘り、溝にパイプを置いてパイプの傾きが2%程度になるように調整してから埋め戻す。
次は暗渠用の溝ほりだ。それに先立って、油圧ショベルのバケットを先日届いた狭幅バケットに付け替える。アタッチメントの付け替えは今回が初挑戦だ。3月にメーカの営業の方がバールを使ってやるのを見ていたので、その通りにやったつもりだったが、バールを途中で差し替えるのを忘れて失敗。最初からやり直して何とか無事交換に成功。
早速狭幅バケットで作業道のぬかるんでいる箇所の脇に溝を掘っていく。バケットの幅が狭くて抵抗が少ないのでパワーをかけずにサクサクと油圧ショベルが通れる幅を残して細い溝が掘れていく。これなら掘るのも掘った後に埋めるのもずいぶん効率化できそうだ。そのまま掘り進んで上のほうに掘っていた溝につなぐと、上にたまっていた水が掘ったばかりの溝を流れて作業道に埋めたパイプを通って水路に流れ出した。これで3日程置いておけば道路の土が乾いて沈まなくなるはずだ。そのあと、午後の作業に備えてバケットを標準バケットに交換しておく。
午後は、作業道の北側入り口から80m~100mのところにある水たまりができる箇所の表面排水を改良する。表面の草木の根をかき取って横に積んであった土から油圧ショベルと人力で根をより分けてから、水を排水する水路側が低くなるように土を移動してから油圧ショベルで押し固める。
そのあと、相方は昨日に続いて北側の作業道の表面排水改良作業を作業道の中間地点まで継続、私は乾いているうちにと、自宅の庭の刈りっぱなしにしてあった草を軽トラダンプで運び、粗朶焼き場で焼く。
夕方、資材置き場の内の束石置き場にする予定の場所に生えている大小の切り株を掘り出したところで時間切れ。
作業道を見に行くと、案の定、土管が詰まって水路があふれて町道跡の上を大量に流れている。土管に詰まっているものを取ろうにも水が深くて届かず、水量が減ってから再挑戦することにして今日は撤退。
朝から軽トラダンプで広島市安佐南区にあるバケットランドに油圧ブレーカーを取りに行く。バケットランドまで約60km、時速60kmで走るのがやっとの軽トラダンプでの過去最長のロングドライブだ。もちろんカーナビはないので、助手席で相方がスマホでナビしながら10時ごろ無事到着。
建物内の両側にずらりと並ぶアタッチメントの間に軽トラダンプを止めると、周りにあるアタッチメントに比べると小さいブレーカーが置いてあった。担当の方が天井についている8tでも持ち上げられるというクレーンのフックに約170kgのブレーカーをつるし、横に移動させて軽トラの荷台に積む。
ブレーカーが動かないようにロープで縛っていたら、相方がピン(アームに差し込む太さ4cm長さ約30cmの鉄の棒)が細いことに気が付いた。調べてもらったら手違いで別の機種用のピンがついていた。ピンがないと油圧ショベルには取り付けられないし、軽トラダンプでここまで来るのは大変なので、代替品としてレンタル用のピンをつけてもらって持って帰り、新品のピンは別途送ってもらうことになった。
昼過ぎ自宅に到着。持ってかえったブレーカを取り付けようかとマニュアルをダウンロードしたら、交換後は「エア抜き」と「シールリカバリ」そのあと慣らし運転をしろと、かつてないめんどくささ。マニュアルをちゃんと読んでから交換しないと壊してしまいそうなので、ブレーカの交換は翌日に繰り越し。
代わりに前日あふれていた予定地の水路を見に行ったら、相変わらず土管が詰まって水があふれていたが、水の濁りがなくなって土管に詰まっている草が見えるようになっていた。それを見ながら詰まっている草を熊手でかきとっていると、水の通り道ができたらしく渦巻を作りながら水が抜け始め、さらにかいていたら一気に水が流れ出した。
どうも大雨で流されてきた枝が土管の入り口に引っ掛かり、それに草が引っ掛かり、引っ掛かった草に石や砂が詰まって最後に土管が詰まってしまうらしい。このままでは大雨の都度土管が詰まるので何か対策を考えないと。
今日はブレーカーの試運転の日。10時、ブレーカーを積んで見浦牧場のガレージへ。ちょうどSさんが近くを通りかかったのでブレーカーで垂直の崖を崩すときの使い方を教えてもらう。ついでに買ったブレーカーを見せているとかやぶき屋根の修理にきたHさんもやってきて、総動員でブレーカー交換をすることになった。
最初に標準バケットを取り外す。そのあと、Kロックというアタッチメントを油圧ショベルのアームに取り付ける。Kロックは油圧ショベル購入時についていたアタッチメント交換を簡単にするためのアタッチメントなのだが、アームが重くなってバランスが悪くなるとのことですぐに外して置いてあったのだ。油圧ショベルのアタッチメントはアームとアタッチメントにそれぞれ空いている4つの穴に2本のピンを通して固定するのだが、Kロックを使うとピンを通すのではなく、ピンをひっかけてひっかけ部分の間隔をネジで回して変更するだけで固定できるようになるのだ。
次にKロックにブレーカーを取り付ける。そのあとブレーカーの油圧ホースをアームの油圧ホースにつないで油圧のコックを開き、油圧ショベルのアームの油圧の動作をブレーカーモードに設定して交換終了。
そのあとはマニュアルに書いてあった「エア抜き」と「シールリカバリ」。ブレーカーのチゼル(先についている鉄の棒)を真下に向けて、アタッチメントを動かすペダルを少しだけ踏んで油圧に少し力をかけてそのまま15分。油圧ホース内の油の温度を上げ、油圧ホース内に入った空気を抜き、変形したチゼルの回りのゴムのシールを正常に戻すための作業らしい。
午後は見浦牧場の母屋の裏にある採石場でブレーカーを試してみる。バケットでは掘れなかった硬い部分をブレーカーで砕いてみる。
運転席からは角度はよく見えないので、岩に90℃になるようにあてるのが意外に難しい。
想像していたより少しづつしか崩せないが、今までは手も足も出なかった硬い岩を崩せるのはありがたい。また、使うにも運ぶにも大きすぎる石もブレーカーのチゼルが少し引っ込む程度に押し当ててガンと1、2度動かすだけで簡単に割ることができる。明日は少し岩の質が違う牧場内の採土場の岩をどれぐらい崩せるか確認してみよう。
朝、牧場内の採土場に軽トラダンプで標準バケットと工具を運んでおく。
相方が牧場内の採土場で岩を砕いている間、草刈りをしようとキャンプ場予定地に戻ると、Oさんがいつの間にか母屋跡に積んである敷石の運搬用にと6輪クローラダンプを持ってきてくれていた。
昼、一通り岩を砕くのが終わったので油圧ショベルのアタッチメントをブレーカーから標準バケットに付け替える。SさんやHさんがやってくれたブレーカーの取り付け手順を思い出しながらその逆の手順でブレーカーを取り外す。そのあとは標準バケットを取り付けるのだがKロックだと油圧ショベルのアームを操作してKロックのくぼみにアタッチメントのピンをひっかけるだけで取り付けられるのでとても簡単だ。Kロックを使うとアームが約40kg重くなって少しバランスが悪くなる、30cmほどアームが長くなってしまうのでぶつけやすくなるという欠点はあるが、アタッチメントを頻繁に付け替えるならとても有効な装備だ。
午後、相方は崩した砂利を岩壁の前からすくって山にしていく。
明日も雨との予報なので、先日の大雨の時に詰まってあふれていた箇所に、ビニールパイプ車庫を作ったときに余った金属パイプと金具を使って土管の手前で草木の枝を食い止めるための決壊防止の柵を作って取り付けておく。
取り壊された家への水道の分岐を発掘 |
午後は2日前の作業道のかたずけを継続する。積み上げた木や根の2/3が燃え残っていたのでそれらを積みなおし、油圧ショベルのバケットで押さえつけて隙間をなくしてから熾火を起こして火をつける。
8/24(土) 作業道の整地とかたずけ
父の話によると、集落に小規模水道を敷設したあとに発生したトラブルは柔らかい地面に敷設された部分が沈んでパイプの継ぎ目が外れて漏水するというものだったらしい。水道管の敷設は作業道に車が通れるようにして踏み固めてからにしたほうがよさそうだ。ということで、作業道の整地を急ぐことにする。相方は油圧ショベルで作業道の傾斜を調整、私はかたずけ切れていなかった木や根を集めて粗朶焼き場に積んで燃やしていく。
8/25(日)狭幅バケットで溝を掘る
朝の気温17度。久しぶりに青空が広がる。久しぶりの青空。雲はもう秋の気配。 |
今日は作業道の南側入り口のぬかるんでいる箇所の水はけ対策をする。まずは、斜面側にたまった水を水路に流すため、水路のコンクリートに穴をあける。前回穴をあけたときはタガネとハンマーだけでコツコツ穴をあけたのだが、今回はいろいろ道具がそろっている。軽トラダンプに発電機を積んで水路に運び、その電気を使ってグラインダーでコンクリートを削る。そのあとタガネとハンマーで薄くなったコンクリートを打ち抜く。前回の苦労が嘘みたいにあっさり穴が開いた。
その穴の横に油圧ショベルでパイプを埋める溝を掘り、溝にパイプを置いてパイプの傾きが2%程度になるように調整してから埋め戻す。
発電機を積んだ軽トラダンプとパイプを埋め戻している最中の油圧ショベル |
次は暗渠用の溝ほりだ。それに先立って、油圧ショベルのバケットを先日届いた狭幅バケットに付け替える。アタッチメントの付け替えは今回が初挑戦だ。3月にメーカの営業の方がバールを使ってやるのを見ていたので、その通りにやったつもりだったが、バールを途中で差し替えるのを忘れて失敗。最初からやり直して何とか無事交換に成功。
バールを使って取り付け中の狭幅バケット |
早速狭幅バケットで作業道のぬかるんでいる箇所の脇に溝を掘っていく。バケットの幅が狭くて抵抗が少ないのでパワーをかけずにサクサクと油圧ショベルが通れる幅を残して細い溝が掘れていく。これなら掘るのも掘った後に埋めるのもずいぶん効率化できそうだ。そのまま掘り進んで上のほうに掘っていた溝につなぐと、上にたまっていた水が掘ったばかりの溝を流れて作業道に埋めたパイプを通って水路に流れ出した。これで3日程置いておけば道路の土が乾いて沈まなくなるはずだ。そのあと、午後の作業に備えてバケットを標準バケットに交換しておく。
狭幅バケットで溝を掘る |
8/26(月) 雨降り前の土木作業
明日からしばらく天気が悪くなるとの予報なので、できるだけ土木作業と粗朶焼きをしておく。南側の作業道の前日にパイプを埋めたところは土が緩く、油圧ショベルで通ろうとしたらクローラがずぶずぶめり込んでしまった。やむなく、そこから少し北側に簡易暗渠として道に埋めてあった数本の丸太を掘り出して土が緩いところに30cm間隔ぐらいで並べてめり込みを防止する。そのあと、相方は昨日に続いて北側の作業道の表面排水改良作業を作業道の中間地点まで継続、私は乾いているうちにと、自宅の庭の刈りっぱなしにしてあった草を軽トラダンプで運び、粗朶焼き場で焼く。
夕方、資材置き場の内の束石置き場にする予定の場所に生えている大小の切り株を掘り出したところで時間切れ。
8/27(火) ジムの日
予報通り朝から雨。今日は広島市内も涼しくて過ごしやすい。8/28(水) 水路が氾濫
九州で川が氾濫するほどの大雨、広島にも大雨警報発令。作業道を見に行くと、案の定、土管が詰まって水路があふれて町道跡の上を大量に流れている。土管に詰まっているものを取ろうにも水が深くて届かず、水量が減ってから再挑戦することにして今日は撤退。
土管が詰まってあふれてしまった水路の水 |
8/29(木) ようやくブレーカーをGet
昨日に引き続き警報が出るほどの大雨。朝から軽トラダンプで広島市安佐南区にあるバケットランドに油圧ブレーカーを取りに行く。バケットランドまで約60km、時速60kmで走るのがやっとの軽トラダンプでの過去最長のロングドライブだ。もちろんカーナビはないので、助手席で相方がスマホでナビしながら10時ごろ無事到着。
建物内の両側にずらりと並ぶアタッチメントの間に軽トラダンプを止めると、周りにあるアタッチメントに比べると小さいブレーカーが置いてあった。担当の方が天井についている8tでも持ち上げられるというクレーンのフックに約170kgのブレーカーをつるし、横に移動させて軽トラの荷台に積む。
ブレーカーが動かないようにロープで縛っていたら、相方がピン(アームに差し込む太さ4cm長さ約30cmの鉄の棒)が細いことに気が付いた。調べてもらったら手違いで別の機種用のピンがついていた。ピンがないと油圧ショベルには取り付けられないし、軽トラダンプでここまで来るのは大変なので、代替品としてレンタル用のピンをつけてもらって持って帰り、新品のピンは別途送ってもらうことになった。
昼過ぎ自宅に到着。持ってかえったブレーカを取り付けようかとマニュアルをダウンロードしたら、交換後は「エア抜き」と「シールリカバリ」そのあと慣らし運転をしろと、かつてないめんどくささ。マニュアルをちゃんと読んでから交換しないと壊してしまいそうなので、ブレーカの交換は翌日に繰り越し。
代わりに前日あふれていた予定地の水路を見に行ったら、相変わらず土管が詰まって水があふれていたが、水の濁りがなくなって土管に詰まっている草が見えるようになっていた。それを見ながら詰まっている草を熊手でかきとっていると、水の通り道ができたらしく渦巻を作りながら水が抜け始め、さらにかいていたら一気に水が流れ出した。
どうも大雨で流されてきた枝が土管の入り口に引っ掛かり、それに草が引っ掛かり、引っ掛かった草に石や砂が詰まって最後に土管が詰まってしまうらしい。このままでは大雨の都度土管が詰まるので何か対策を考えないと。
8/30(金) ブレーカー試運転
久しぶりに青空が見える天気。今日はブレーカーの試運転の日。10時、ブレーカーを積んで見浦牧場のガレージへ。ちょうどSさんが近くを通りかかったのでブレーカーで垂直の崖を崩すときの使い方を教えてもらう。ついでに買ったブレーカーを見せているとかやぶき屋根の修理にきたHさんもやってきて、総動員でブレーカー交換をすることになった。
最初に標準バケットを取り外す。そのあと、Kロックというアタッチメントを油圧ショベルのアームに取り付ける。Kロックは油圧ショベル購入時についていたアタッチメント交換を簡単にするためのアタッチメントなのだが、アームが重くなってバランスが悪くなるとのことですぐに外して置いてあったのだ。油圧ショベルのアタッチメントはアームとアタッチメントにそれぞれ空いている4つの穴に2本のピンを通して固定するのだが、Kロックを使うとピンを通すのではなく、ピンをひっかけてひっかけ部分の間隔をネジで回して変更するだけで固定できるようになるのだ。
次にKロックにブレーカーを取り付ける。そのあとブレーカーの油圧ホースをアームの油圧ホースにつないで油圧のコックを開き、油圧ショベルのアームの油圧の動作をブレーカーモードに設定して交換終了。
そのあとはマニュアルに書いてあった「エア抜き」と「シールリカバリ」。ブレーカーのチゼル(先についている鉄の棒)を真下に向けて、アタッチメントを動かすペダルを少しだけ踏んで油圧に少し力をかけてそのまま15分。油圧ホース内の油の温度を上げ、油圧ホース内に入った空気を抜き、変形したチゼルの回りのゴムのシールを正常に戻すための作業らしい。
午後は見浦牧場の母屋の裏にある採石場でブレーカーを試してみる。バケットでは掘れなかった硬い部分をブレーカーで砕いてみる。
ブレーカーで固い岩の壁を崩していく |
運転席からは角度はよく見えないので、岩に90℃になるようにあてるのが意外に難しい。
想像していたより少しづつしか崩せないが、今までは手も足も出なかった硬い岩を崩せるのはありがたい。また、使うにも運ぶにも大きすぎる石もブレーカーのチゼルが少し引っ込む程度に押し当ててガンと1、2度動かすだけで簡単に割ることができる。明日は少し岩の質が違う牧場内の採土場の岩をどれぐらい崩せるか確認してみよう。
夕焼けで西の空が紫に染まる |
8/31(土) ブレーカーを標準バケットに付け替える
ブレーカーでは岩を砕いてできた砂利を移動することができないので、岩壁の前に砂利が溜まってしまうと標準バケットに交換して砂利を移動しなければならない。今日は牧場内の採土場で岩を砕いて標準バケットに交換して砂利を移動するところまでやってみることにした。朝、牧場内の採土場に軽トラダンプで標準バケットと工具を運んでおく。
相方が牧場内の採土場で岩を砕いている間、草刈りをしようとキャンプ場予定地に戻ると、Oさんがいつの間にか母屋跡に積んである敷石の運搬用にと6輪クローラダンプを持ってきてくれていた。
昼、一通り岩を砕くのが終わったので油圧ショベルのアタッチメントをブレーカーから標準バケットに付け替える。SさんやHさんがやってくれたブレーカーの取り付け手順を思い出しながらその逆の手順でブレーカーを取り外す。そのあとは標準バケットを取り付けるのだがKロックだと油圧ショベルのアームを操作してKロックのくぼみにアタッチメントのピンをひっかけるだけで取り付けられるのでとても簡単だ。Kロックを使うとアームが約40kg重くなって少しバランスが悪くなる、30cmほどアームが長くなってしまうのでぶつけやすくなるという欠点はあるが、アタッチメントを頻繁に付け替えるならとても有効な装備だ。
午後、相方は崩した砂利を岩壁の前からすくって山にしていく。
明日も雨との予報なので、先日の大雨の時に詰まってあふれていた箇所に、ビニールパイプ車庫を作ったときに余った金属パイプと金具を使って土管の手前で草木の枝を食い止めるための決壊防止の柵を作って取り付けておく。
水路の土管(左側)の前に取り付けた柵。 柵が詰まってダムになってもその先の土管に流れるはず。 |
9/1(日) 雨の日は休養日
予報通り一日雨で休養日にする。水路の決壊防止柵の効果のほどは翌日のお楽しみ。
アタッチメント 油圧ショベル・バックホー
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