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2019年1月21日~1月25日 水路掘り三昧

 
月末の寒波がくるまでの穏やかな一週間は、水路掘りに明け暮れました。その模様はこちら。

掘った水路の位置(1~4).
2,3,4に囲まれた部分から下流(写真右側)が湿地化した元田んぼ



1/21(月) 曇り
今日は休手日。午前中はPC作業、午後は前日に掘った水路(地図1)の様子を見に行き、流れが悪いところを若干手直し。この水路を掘ったことで、①水を流しながら水路を掘ると水で土が柔らかくなるので人力ショベルでも楽に掘れる、②水の流れを直すだけなら深さ20cm掘るだけでも十分、ということに気が付いた。
土砂に50cm以上埋もれていて油圧ショベルが来てから掘ろうと思っていた水路(地図2)も、水の流れを直すだけなら人力でも掘れるのでは?ということで翌日は埋没した水路掘りをすることに。

1/22(火) 晴れ
埋没した水路掘りの手順は、人力ショベルで水が流れるだけの深さの溝を、U字溝の縁が見えている接続マスまでと、接続マスから下流の50cm下に埋もれている水路の上に掘るというもの。
まずは、接続マスまでのU字溝の土砂を掘って水を流す。ずいぶん前に倒れたのだろう、倒木が溝の中に太い根を張っていて、のこぎりで切らないと取り除けない。
悪戦苦闘しながら何とか接続マスまで水が流れるようになった。
接続マスまでつながった水路。
ここが埋まって水路右奥のへこんだところから水があふれていた。

次は接続マスから10日前に調べて印をつけた3本の杭を結ぶ線上に深さ20cm程の溝を掘って水路をつなぐ。もともと水路だったところに積もった土は、ほとんどが川砂で簡単に掘れる。4時前には2本目の杭までがつながった。
最後の杭まで残り4mほど。そこまで水路をつなぐには、2本目の杭のところに開いている大きな穴を避けて水を通すことと、たくさん残っている倒木の残骸を片付ける必要がある。雪の予報まであと数日。それまでに開通できるといいなぁ。

1/23(水)春のような暖かい日。午前中は歯医者と買い物へ。
午後は水路掘りの続き。
大穴の上に水を通すため、納屋にあった直径10cm×長さ3mの塩ビ管を持っていく。穴の上に塩ビ管を渡して水路の水を穴の向こう側に流れるようにしてから最後の杭目指して倒木や木の根を掘ったり切ったりしながら掘り進む。おもったよりすいすい掘れていき、1時間半ほどで無事開通。
開通した水路。
U字溝はこの地面の50cmぐらい下に埋まっている。
これで大規模林道から流れてくる大量の水が下の田んぼに流れ込むのを阻止できるはずだ。

夜、ばね指の痛みがなかなか改善しないので、インタネットで「ばね指の治療」を検索してみた。すると、テーピングで指の動きを制限する、という治療法を見つけたので早速やってみた。テーピングをする前にはさみを使う時に出ていた痛みがテーピング後は出なくなった。これなら作業しながら指の負担を軽減できるかもしれない。しばらく続けてみよう。
指の動きを制限するテーピング

1/24(木)昨日に引き続き暖かい曇りがちの天気。予定地の雪がすっかり解けてしまい、雪の下になっていた笹やイバラが起き上がって歩きにくくなったので、刈払機をもっていって草刈りをする。刈払機はなかなか強力で、太さ2~3cm程度の木なら切断してしまう。
雪が解けて立ち上がってきた笹

草刈後、以前父や弟に教えてもらった水道を引くルートを検討する。
凍結防止のためには水道管を30cm程度地中に埋める必要があり、水路のU字溝に沿って埋めると簡単。水路をまたぐ場合は水道管が地上に出ないようにU字溝の両側を掘って下を通すのが良いという。(集落の水道組合は工事するパワーはないので、予定地への水道の敷設も自力で工事するのだ。)
水道を通すルートのめぼしをつけ、ルート上の木を切っていたら、U字溝の山側に水がたまり湿地化しているところが見つかった。自然の水路なら流れる水で勝手に土が削れて水路がつながるが、人口の水路ではそうはいかない。この場所の水路改良は翌日に持ち越し。

1/25(金) 大雪予報前の最後の作業日。水路改良のため、納屋にあった直径10cm×長さ3mの塩ビパイプを予定地に運ぶ。先日運んだものより厚手で手で運ぶには重すぎるので、ハウスカーと買い物カートを組み合わせて引っ張るだけで運べるようにした。こういうちょっとした工夫も楽しい。
重い塩ビパイプもラクラク運搬

前日に見つけた水はけの悪い場所(地図3)には、最初に掘った水路(地図1)の水がまわりまわって流れ込んでいた。一番水が流れやすそうな場所を見つけて溝を掘り、塩ビ管をU字溝の縁を乗り越えて水が流れ込むように設置して完成。
午後は田んぼに水が流れ込むもう1つの原因、大規模林道の反対側の小川からの流れ込み(地図4)を阻止する。小川の底が水草や土砂で浅くなっているので、水路の中に生えている水草の根をショベルで切ってクワですくいあげながら少しづつ深くしていく。しばらくすると、小川の水面が下がって田んぼに流れ込んでいた水が流れ込まなくなった。これで懸案だった水路の対処はすべて完了。今後は水路がつまらないように少しづつ掘りながら、湿地化した元田んぼがどうなるか様子を見ることにする。
明日は雪予報、予定地の作業は中断。しばらく手を休めることができそうだ。

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