Blogger

2020年7月21日~7月31日  モニターキャンプに間に合うか? 

 

 トイレ棟の工事も便器の設置と個室のドア取り付けを残すだけになったので、完成を信じて、8月1日にモニターキャンプ実施、8月8日にテスト開業することにしました。モニターキャンプまでにトイレと洗い場を使えるようにしないといけないのですが、間に合うかどうか微妙な状況です。

7/21(火) 浄化槽に生コンをかぶせる

今日は昼ごろから雨予報。なかなか梅雨が明けない。

ハンノキサイトに咲くヒメジョオン。
花がかわいい草はなるべく草刈り時に残すようにする。

ハンノキサイトで刈った草を片付けていたら、浄化槽工事のSさんが来られた。今日は浄化槽の上に生コンで蓋をする作業。Sさんが浄化槽の蓋等をビニールでくるんで保護し、雨除けのブルーシートを取り付けているところでミキサー車が到着。浄化槽の蓋の上に生コンを落とすと、後から手伝いに来たIさんとSさんがあらかじめつくってあった浄化槽の型枠に生コンを広げていく。型枠がいっぱいになったところでバケツに2杯ほど予備の生コンを入れてミキサー車の出番は終了。

浄化槽の上にあらかじめ組んであった型枠に生コンを流し込む

ミキサー車が帰った後は浄化槽の上にブルーシートで雨除け用のタープを張って、時々コテで表面をならす。生コンが固まる3時間後ぐらいまで、表面をならす作業を何度もやる必要があるのだという。そうすると固まる直前に「ノロ」と呼ばれる水が表面に浮いてくるので最後にそれを仕上げコテでならしたらきれいに仕上がるのだそうだ。

我々の宿題だったトイレの便器取り付けに必要な内壁、電気、水道の工事はほぼ終わったので、便器の取り付け工事の日程を相談したところ、29日に実施することが決まった。それまでにトイレの個室のドアが作れれば30日からはトイレが使えるようになる。

お昼前、天気予報通り雨が降ってきたので我々はいったん昼ご飯を食べに自宅に戻る。強い雨が止むのを見計らってキャンプ場予定地にもどったら、浄化槽の作業は終わっていてきれいにコンクリートが塗られていた。

相方は個室のドアを作るために生まれて初めてのほぞ切りを練習。中古で買ってあったドリルとホームセンターで買った角ノミのドリルスタンドで練習用の木材にほぞ穴をあけてみる。何とかほぞ穴らしい物が空くには空いたが、ドリルの上げ下げをレバーで微調整するのが難しい上に重い。スタンドが軽くて頼りなくドリルがどこかに飛んでしまうのではないかとひやひや。見浦牧場のボール盤が借りれないか相談することにした。次はルータでほぞを作ってみる。定規なしでフリーハンドでやったので曲がったほぞになってしまったが、定規を使えばちゃんとしたほぞが作れそうだ。

私は先日の大雨の後始末。水路にたまった砂を掘り出してから詰まった草や枝を取り除くと、そこを住処にしていた黒いツチガエルが慌てて逃げようとして何匹か水路の水と一緒に流れて行ってしまった。

いぼいぼだらけの黒い体が特徴のツチガエル

便器の取り付け工事日が決まったので、SNSでフォローいただいている方を対象に8/1~8/2の1泊2日の無料モニターキャンプの参加者を4組募集することにした。募集要項を検討して原稿を作る。整地しただけのサイトには石がたくさん落ちているのでお客さんに最初に石拾いをお願いすることにする。

7/22(水) モニター募集を開始する

朝から雨。モニター募集の記事をホームページにアップし、SNSで告知する。今までの宣伝手段はGoogleMapとInstagramだけ。さて、どのくらいの人が応募してくれるか楽しみだ。

午後、母を誘って買い物に行く。時折スマホからモニターへの応募メールの着信が通知される。この日の申込みは6組、とりあえず定員割れにならなくてよかった。

我々は常時キャンプ場にいるわけではないので、お客様からの連絡や呼び出しをホームページに組み込めるチャットソフトでやろうとしていたのだが、機能的にいろいろ不都合があるうえ、無料利用条件が厳しすぎて断念。急いで代替手段を探さねば。

固定電話も連絡手段にする必要があるが、日中ほぼ自宅にいないため、着信通知メールや発信者番号表示等のオプションサービスを契約することにした。

7/23(木)  仮設手洗い&仮設洗い場の作成に着手

降ったりやんだりのぐずついた天気。キャンプ場前の湿原に鮮やかなオレンジ色のノカンゾウの花を見かけるようになった。

咲き始めたノカンゾウが夏の訪れを告げる

電話のオプション契約をコールセンターに電話して申し込む。切り替わるのは8/5とのことでモニターには間に合わないがテスト開業には間に合う。

キャンプ場予定地に向かう途中で見浦牧場に寄り、モニターの日に牛を放牧してもらうようにお願いする。さらにミートセンターに寄ってモニターのお客さんにミートセンターのお肉割引券を出せないか相談したら、コロナの影響でイベントが軒並み中止になったこともあり、イベント出店時の人気商品の牛串1パックをプレゼントするといってくれた。キャンプで食べるにはぴったりだ。気に入ってもらえるといいのだが。

モニターの募集をかけてしまったので、もう天気が悪いからといって作業を休む余裕はない。相方は雨でもトイレ棟の個室のドアの製作ができるようにユニットハウスの中を片付け、ルーターテーブル等を運び入れて木工室にする。

私は見浦牧場から使っていない中古の業務用のシンク、中古の蛇口をいくつかもらってきて、トイレ棟の仮設手洗いと仮設洗い場づくりに取り掛かる。

仮設手洗いのボウルには、先日ホームセンターで見つけた焼杉の桶型のプランターを使うのだが、手を洗う位置が高さ80cmぐらいになるように何か台を作らないといけない。そこでハンノキサイトに置いたままになっている松の丸太の中から65cm程の長さの丸太を取ってきて、プランターの下に置くことにした。その丸太の上に見浦牧場からもらってきた中古の水栓を取り付けるには、水栓の下に15cm程の高さの台が必要になる。これも細い丸太を使って作ることにする。

仮設手洗い製作方針が決まったので、体を動かすためにミズキサイトを刈り払う。伸び放題に伸びた草の中にはイノシシが歩いた後が幾筋も残っていた。イノシシは隠れる場所がないところは嫌がるので、モニターまでにテントサイトやお客さんが近寄る場所は草刈りをしておかないと。

刈り払い後は仮設洗い場の製作に着手。もらってきた中古の業務用シンクを洗ってきれいにする。一部にこびりついた汚れやさびは明日クレンザーで磨いてみよう。次は床づくり。製材機が載っていた木製のパレットが奇跡的にぴったりの大きさだったので、パレットが水平になるように枕木を2本を並べて、その上にパレットを置いて洗い場の床が出来上がった。

夜、お客様からの連絡手段を探していて、LINEにオープンチャットという機能があるのを発見、試しに使ってみることにした。名前を検索して「参加」すればチャットできるという物で、チャットルームを作ってみたが、検索しても見つからない。作ってすぐは検索できないかもしれないと、明日もう一度検索してみることにする。

以前、キャンプ場予定地をGoogleMapで発見したという記事をブログに書いてくれた人が、オープン間近かという続編の記事を書いてくれていた。このキャンプ場の宣伝はインタネットの口コミだよりなのでありがたい。

妹がキャンプ場予定地を犬の散歩コースにしていて、芝に雑草がたくさん生えているのを心配してくれた。雑草が生えないようにするには「太陽熱マルチ殺草処理」というのをするといいらしい。調べてみると、土を野菜を植えられる状態にしてから、マルチと呼ばれるポリフイルムを土にかぶせ、1か月そのまま夏の日差しに当てて太陽の熱で雑草の種を殺すという方法。つまり去年の夏にやっておけば、ということらしい。どっちにしろ間に合わなかったわけなので、やっぱり地道に草抜きをしていくしかなさそうだ。

7/24(金) 個室のドア製作に黄信号 

4連休2日目は警報が出るほどの土砂降り。午前中はキャンプ場予定地に出るのをあきらめ、午後から予定地に行く。相方はユニットハウス内に作った木工室で、トイレ棟の個室のドアを製作するためのぼぞ穴づくりを練習するが、こまごまと道具が足りなくてなかなか思うように作れない。

私は雨具を着て時々土砂降りの雨が降る中、昨日もらってきた中古の業務用のシンクと蛇口を磨く。新品のようにとはいかないが、使えそうな感じになってきた。

雨が少し小やみになったので、川の様子を見に行く。小川の散歩道はところどころ水没して、その向こうの小川はあふれてはいないもののかなり増水していた。作業道の終点の水路は土管のキャパを超えて水があふれていたようだ。水の対策もまだまだいろいろやることがありそうだ。

LINEのオープンチャットはいつの間にか検索できるようになったので、お客様との連絡手段に採用することにした。ホームページに使い方等を掲載する。

7/25(土)  個室のドアの製作方針を変更する

とうとうモニターの日まで残り一週間となった。

トイレ棟の個室の折れ戸の作り方として、ほぞを切って枠を組んで杉板を張ろうと考えていたが、精度の高いほぞをきるのに必要な道具が足りないことが判明し、このままでは間違いなくモニターに間に合わない。そこで急遽今回はOSB合板で作る方針に変更。相方は変更した方法で折れ戸を作るため、吊り下げる木材に金具を取り付ける作業に取り掛かった。

私は午前中は先日ミズキサイトで刈った草を片付ける。春に一度刈っただけなので草は伸び放題、刈った草は大量で、運べども運べどもなかなか作業が終わらない。

午後はトイレの仮設手洗いの製作に取り掛かる。まずは水栓を取り付ける台を作る。手洗いボウルに使う焼杉のプランターを置く太い松の丸太の上に長さ25cm、太さ10cm程のミズキの丸太を立ててその上に水栓を取り付けることにした。チェンソーでミズキの丸太の先頭を厚さ2cmくらいの輪切りにして水栓を取り付ける板を作って残った部分に縦に水道管を通すための溝を掘り、ドリルで輪切りにした板の中心に水栓を取り付ける穴をあける。作った台に水栓を仮に取り付けてみたところ、水栓のワッシャー部分が飛び出してしまったので、トリマーで穴の回りをワッシャーの高さ分削ったらいい感じの台が出来上がった。

仮設手洗いの製作が一段落したので、次は仮設洗い場の作業に着手。洗い場の床に水道と排水のパイプを並べて、必要な継ぎ手の数を確認したところ、エルボが全然足りなくなっていた。モニターに間に合うように買いにいかないと。その後、通常は壁に取り付ける流し台の蛇口を取り付ける方法を検討。流し台の足に角材を取り付け、その角材に壁代わりの板を取り付けることにする。洗い場の屋根は、ブッシュクラフトっぽく広葉樹の枝をポールにしてブルーシートをタープのように張ることにした。さらに洗い場にも照明が必要ということに気が付き、こちらもモニターまでに買ってくることになった。とりあえず明日、今あるもので一通り作ってみて他に足りないものがないか確認しよう。

仮設洗い場への通路のスペースを空けるため、製材機の横に積んであった板をかたずける。ついでに板の下に置いてあった枕木の1本を洗い場の入り口のステップに、残り2本をトイレ棟の出入り口のステップに使うことにする。

夜、帰宅後も休んでいる暇はない。ホームページにコロナ対策を追記したり、利用者に配布するパンフレットを作ったりと大忙しだ。

お客さんに配布するパンフレット。
キャンプ場周辺の草花探索マップを作るのがなかなか大変。

7/26(日)  モニターの抽選を実施

モニターキャンプ実施まであと6日。午後雨が降るまではとキャンプ場の作業に精を出す。

私は仮設手洗いの仕上げに取り掛かる。土台にする松の丸太の面が斜めになっているので相方に頼んでチェンソーで輪切りにしてもらう。が多少改善したものやっぱり斜めになってしまった。やむなくボウルの下に木片を置いて水平にすることにする。次はボウルの底に排水金具を取り付ける穴をあける。ホールソーでパイプにぴったりの穴を開けたら金具の上部がボウルの底より飛び出してしまったので穴を金具の大きさに広げ、そこにパイプの大きさの穴をあけた板を張り付けてから取り付けたらいい感じに出来上がった。あとでシーリング材で隙間をふさいでおこう。

次は丸太の台に排水パイプを通す溝を掘る。溝を掘りやすくするため、溝の終点にドリルで穴をあけ、チェンソーで少しづつ溝を掘っていく。30分ほどで溝が完成。

相方はドアづくりの合間に入り口の看板製作に着手。看板がないからといってモニターができないわけではないが、施設の顔なので間に合うにこしたことはない。製材してあった松の厚板の中から手ごろな物を選んで看板の幅に切断し、表面の汚れを電動カンナで削り取る。少し乾かしてから明日防腐塗料を塗ることにする。

切断した看板用の板の上に冬の間に作っていた
ジグソーで切り出した文字を並べてみる。完成が楽しみだ。

そのあと個室のドアの造作に取り掛かるが、製材機の壁を張るときに使ったルータ用のアダプタが見つからず、再び作り方の変更を余儀なくされる。

私は雨が降るスキをぬってエントランスの片づけ。あちこちに散乱しているトイレ棟で使った木材の残りを集めて薪置き場に移動したり、蔵の回りの草を刈って燃やす。

夜はパソコン作業。今日はモニター応募の締め切り日。告知初日以降は申し込みは増えず、4組募集に6組の応募、ともあれ定員割れしなくて一安心。あみだくじを作って抽選。翌日応募者に抽選結果を通知するための準備をしておく。

7/27(月)  モニター抽選結果の通知でトラブル続発

モニター実施まであと5日。今日も雨。まだ便器は取り付けられておらず、仮設手洗いも仮設洗い場も個室のドアも入り口の看板も出来ていない。本当に間に合うのか?

朝、予約システムのテストを兼ねて、予約システム経由でモニター抽選結果を応募者に送付。案の定予約システムから想定していたメールが飛ばず、そのメールの代わりに手作業でメールを送ったら、当選した人に落選メールを送ってしまった。さらに応募者にキャンセル処理をお願いしたら、予約キャンセル用の画面が出ないと連絡が。調査した結果予約システムの開発元に対応を依頼することになったりと、トラブル続きで大わらわになってしまったが、それでこそモニターでテストに協力していただいた甲斐があったというものだ。

相方は個室のドア造り。厚さ3cmの木を削って吊り戸の金具をとりつけ、その木に合板を取り付けていく。

私は洗い場の板の取り付けをしようと思ったが、雨でカンナがかけられないので見送り、看板用の板に防腐用の塗料を塗り、仮設手洗いの手洗い用の桶にシーリング材を塗って排水金具を取り付ける。

久しぶりに元分校の校庭に五右衛門風呂の施設を作っているHさんが様子を見に来られた。保健所の検査に続き、今日消防署の検査に合格して無事使えるようになったそうだ。

夜、モニター応募一番乗りの方が、インスタグラムで「リポスト」していいですかとメッセージをくれたので、いいですよ、と軽く答えたら、その後Instagramに続々とフォローがき始めた。ホームページのアクセス数もうなぎのぼり。驚いて確認すると、この方広島の焚火愛好家の集まりの代表者らしくInstagramのフォロアー数が5000人。おかげで先日1年がかりでようやく100人を超えたフォロアー数が1日で1.5倍になった。インタネットの威力を改めて思い知る。

モニターの予約処理が終わったので予約システムを8月8日のテスト開業以降の予約ができるように修正し予約受付を開始する。いろいろとやることが多くて、ついつい夜更かしになってしまう。

7/28(火) 広島に不足資材を買いに行く

モニターキャンプ実施まであと4日。

今日も雨。午前中は前日に届いた予約申し込みの対応をする。モニターに応募したものの選にもれた方がテスト開業日を予約してくださったのに、指定した区画はまたもや先着の予約者がいて予約できず。急遽希望区画を複数指定できるように予約システムを見直すことにする。

お昼前、広島に散髪と足りない資材を買いに行く。トイレ棟、洗い場づくりに足りない材料の他に、消毒薬、トイレ掃除用具、パンプレット作成用の厚手のコピー用紙やモニター参加者用の軍手など、いよいよ運用に必要な買い物が増えてきた。

食事して自宅に帰りついたのは夜9時。明日も雨予報だが、最後の追い込みで休んでいる暇はない。

7/29(水) 便器が設置され、仮設手洗いが完成する

モニターキャンプ実施まであと3日。

小雨が降る中、キャンプ場に向かっていると母が歩いてキャンプ場に向かっていた。先日、8月1日にモニター実施、8月8日にテスト開業すると伝えていたので、心配で様子を見に来たのだ。が、トイレはまだ便器すら設置されておらず、きっとますます心配になったことだろう。

相方は個室のドア製作を再開、私は入り口の看板の板に防腐剤を重ね塗りし、トイレの仮設手洗いの組み立てに取り掛かる。

9時ごろ、便器の取り付け業者のSさんが来られた。洋式便器の取り付けに取り掛かったが床にFRPを張ったとき床から立ち上がっている排水パイプにもFRPを張ったので、排水パイプが太くなってしまって便器が入らないとのこと。排水パイプを切ったり削ったりして調整する。そのすきに私は大急ぎでトイレ棟内の水道管を内壁に金具で固定していく。

女子トイレと男子トイレの洋式便器の設置が終わるころ、工事とりまとめのIさんが手伝いに来られた。男子の小便器を運びこんで取り付けようとしたら、壁に張った5.5mmの合板のせいで便器が入らない。便器の部分の合板を切り取ることになり、合板を外したり、切ったり、切った合板を止めるための下地材を取り付けて合板を張りなおす等、1時間強のすったもんだの末に何とか復旧。さらにSさんによると床にFRPを張る際に床の角にカーブをつけた影響で便器が床から浮いてしまうのだがこちらはよくある話だそうで「陶器製の便器でないとこの技は使えないんですよ」と言いながらグラインダーで便器の底を削って調整して無事設置。浄化槽にブロアも設置されて動き出した。

設置中の洋式便器。ようやくそれらしくなってきた。

我々がお昼に帰っている間にウォシュレットの取り付けも完了し、リモコンに電池を入れて試運転。電気配線に少々トラブルがあったものの、すべての機能が無事使えるようになった。Sさんは明日隙間をコーキングするなどの仕上げをやりにきますといって引き上げて行かれた。これでトイレが使用可能になったので、あとは個室のドアができるのを待つばかりだ。

トイレ設置作業の間にトイレ前に設置した仮設手洗いに水道管、排水パイプを繋いで完成させる。止水栓を空けて蛇口をひねって水を出してみたら、桶の底の周囲から水がザアザア漏れてしまった。そういえばこの桶はプランター、明日シーリング材で防水しようと思いながら水栓を閉めたら水道管の1か所接着を忘れているところが外れて水が噴き出した。慌てて接着して仮設手洗いがほぼ完成した。

完成した手作り感満載の仮設手洗い。

次は洗い場だ。冬に水を抜けるように、止水栓を取り付けることにしたので、埋めてあった水道管を掘り出して止水栓を取り付け、その上に太い塩ビ管をかぶせて止水栓がまわせるようにする。そこから順番に塩ビ管の長さを測って切ってを繰り返し、必要な塩ビ管を作っていく。水道側の準備が終わったら次は排水側の塩ビ管を同じように準備する。

相方はドアの造作を終わり、ドアを取り付ける枠の製作に取り掛かる。枠の木材をカンナにかけるため自動カンナのスイッチを入れたらものすごく甲高い異音が発生。壊れたか?とインタネットのマニュアルを引いて、掃除したり油を注いだりして電源をいれて確認していたら突然ウンともすんとも言わなくなった。さてはモーターが焼け切れたかと、調べているうち、カンナの刃の回転を止めるレバーがなぜかロック状態になっていることを発見。これではモーターがいくら回そうとしても回らないわけだ。しかしロックを外して電源をONにしてもピクリともしない。となると扉の枠用の木材の厚みを削る手段がなくなるので扉が作れない。最悪モニターの延期もありうるかと観念しかけたが、ふと、もしかしたらとブレーカーを見に行ったら、ブレーカーが落ちていた。ブレーカーを戻して電源をONにしたら無事に動いて一安心。片付けをしていたら時刻は7時。なぜかトラブルは急いでいる時に限って起こる。

7/30(木)  電線が撤去され、仮設洗い場が完成する

モニターキャンプまであと2日。久しぶりの青空。長かった梅雨もようやくあける。

ありがたいことにテスト開業後の予約もぽつぽつ来ていて、朝一の仕事は試行錯誤しながらの予約の受付処理。そのため作業が立て込んでいるのにこのところ予定地に行く時間が遅くなっている。

相方は扉の枠づくり。追加で手にいれたルータ用ガイドの効果もあり枠にくぼみを作る細工もうまくできたようだ。ただしどれだけ頑張っても女子トイレのドアを間に合わせるのが精いっぱいなのでモニター当日の男子トイレの個室のドアはカーテンになることが決定した。

しばらくすると、高所作業車1台と1トントラック、小型トラックの軍団がやってきた。営業開始までの実施をお願いしていた古い電柱の撤去作業に先だって電線の撤去作業が開始される。ヤマザクラサイトの南側の電柱から北側の電線を外し、ヤマザクラサイトとドングリサイトの正面の電柱の電線は撤去し、その北側の電柱に続く電線は切り落とす。ヤマザクラサイト側の電線は人間が電柱によじ登って作業する。

ヤマザクラサイト前の電柱に登り、電線を外していく

ドングリサイト側の電線は高所作業車で作業する。ドングリサイトに入った車としては最大級の高所作業車と1トントラックが、さすがの手馴れた運転でドングリサイトへの坂道を登り、ドングリサイトの電柱の近くまで移動して停車して電線撤去作業を開始する。このくらいの車が走ってもどこもへこまない。排水対策と整地の甲斐あって元は湿地だったとは思えない変わりようだと感無量。

ドングリサイトから電線撤去作業をする高所作業車

こうしてドングリサイトとヤマザクラサイト前の電線がなくなって、景観が良くなった。

私は昨日水漏れしていたトイレの手洗いの桶の底にマスキングテープをはり、底のつなぎ目を埋めるように塩ビ管のきれはしをへらにしてコーキング材を塗っておく。

その後、洗い場に蛇口を取り付けるための板を取り付ける。流し台の足に取り付ける板を支える角材を細工していたを差し込む溝を作り蛇口を取り付けるための板を差し込む。2本つないだ結束バンドで足を流し台の足に縛り付けて固定。蛇口を取り付ける位置に印をつけてドリルドライバで給水栓ソケットが入る穴をあける。ソケットに蛇口を取り付け、ソケットを流し台の裏に配管した水道管につなぐのだが蛇蛇口gどうにも溝の上に板を載せて、流し台の幅に合わせてきり、蛇口の位置を決めて印をつけて、給水栓ソケットが入る穴をドリルドライバであける。そこに給水栓ソケットを差し込んで板の裏でつなぐ塩ビ管を切り出して準備していくのだが、どうも蛇口がぐらぐらする。隙間に木片を差し込んでサドルバンドで無理やり止めてよしとする。(実はのちに板に固定できる座付きの給水栓ソケットを使えばよいことが判明)

つなぐものがすべてそろったので次は接続。止水栓を止めてからキャップで止水してある水道管を切る。そこに組み立てた配管を接着しながら順番につないでいく。すべてつなぎ終わってから止水栓を開けてみたら左の蛇口が壊れていて閉めているのにじゃあじゃあ水が出てしまった。蛇口を分解してみたら中にあるはずの部品がない。予備の蛇口をばらして取り出した部品を取り付けて水が止まった。右の蛇口はというとこちらも壊れていて蛇口をひねっても水がでない。こちらもいったん分解して組み立てなおしたところ、無事水が出るようになった。

ようやくつかえるようになった仮設洗い場

仮設洗い場の裏側。
蛇口の裏にはぐらぐらする蛇口を無理やり固定したあとが。

これで水道はすべて完了。残る大物はトイレのドアとカーテン、トイレの手洗い場と洗い場の電気と入り口の看板。それ以外に掃除と消毒液やトイレットペーパーなどの備品の設置、モニターさんに作業していただく石拾い用の道具の準備等を明日中におわらせないと。

7/31(金)  ぎりぎりで女子トイレの個室のドアが完成する

ついにモニター前日。

相方の今日の作業は女子トイレの個室のドアを完成させることと、トイレのリモコンと照明を4か所つけること。

私は、今日中に準備を終えるべく、前日に作成したチェックリストに従って1つづつ消しこんでいく。

まずは受付番号札と回収BOX。先日広葉樹の枝をスライスして作った札にマジックで番号をかき、紐を取り付ける。自宅にあった古い郵便受けに回収ボックスの張り紙を貼り付けて、ユニットハウスの前に設置する。

次は洗い場。蛇口の横に袋を下げられるようにフックを取り付け、焚火台を洗う専用の蛇口をサドルバンドで洗い場の床に固定。蛇口にホースを取り付けホースの先に散水ヘッドを取り付けようとしたらホースが入らない。しまった!径の確認を忘れ細いホース用のヘッドを買ってきてしまった。やむなく芝生の水やりに使っていたヘッドを取り付けて試運転。無事水が出た。ホースとブラシをかけるところを作った方がいいなあと、材料を探しに行って戻ってくると、ホースがカエルをのみこんだヘビみたいにポンポンに膨れていた。ホースについているタグを読むと、水はホースの先で止めるなと書いてある。しまった!網が入っている耐圧ホースを買うべきだった。これは明日、自宅で使っているホースと取り換えよう。

相方は扉と枠が重なって扉が閉まらない問題を扉側を削って解決。無事扉が開け閉めできるようになったが、開け閉めしていると何かの拍子に扉が外れてしまう。これが直らないとモニターは中止になりかねない。自宅に戻ってメーカーに問い合わせをする。金具のネジが動かなくなるまで締める旨を教えてもらって、金具を閉めてみたらいつまでたってもネジが止まらない。よく見たら合板だけの部分が少しづつ曲がっていた。つまり曲がらないようにそれなりの厚さで枠をつけないといけないということだ。そこで急遽支えが必要な部分に追加で板を取り付けてようやく扉が外れないようになった。あとは取っ手を残すのみ。

お昼休み、食事をしていたら、60cm幅のグレーチングが2枚届いた。早速、焚火台用水栓のそばの水路に並べて置く。これなら下を気にせずなんでも洗える。

次は石拾いイベントの準備。モニターのお客さんにはあらかじめ自分がテントを張る場所の石拾いをお願いしている。明日のお客さんは4組大人7名子供5名。せっかくなので全組、全員分の道具を用意したい。足りない一輪車や熊手やイシミ等の道具をミートセンターや見浦牧場、Sさんに借りてくる。汚れている物はさっき設置したばかりのグレーチングの上で洗って、一輪車は製材機の前に並べる。熊手等の道具は製材機の格納庫の壁に釘を打ってつるしたり、ひっかけたりして置いておく。あとは当日作業手袋を持っていない人に軍手を配ればOKだ。

次は男子トイレの個室のカーテン。結局ドアは間に合わなかったので、梁にビニールハウス用のパイプのあまりを渡して、自宅で余っているカーテンを釣り下げてみた。すると梁が高いので長さが50cmも足りない。パイプの位置を下げるのは大がかりになるので、手っ取り早く長さ50cmのひもでパイプとカーテンの間をつなぐことにした。カーテンの片側は固定するためにタッカー(ホッチキスの大きいもの)で柱に止める。

相方はロックの金具を取り付けた後、ルーターテーブルで断面がL型になるように木を削って加工し、扉に取り付けてようやく女子トイレの個室のドアが完成した。相方がトイレのリモコンをつけ終わるのを待ってトイレを掃除する。

何とか完成した女子トイレの個室のドア。

明日の作業が少し残っているが、何とかモニターを迎えられそうだ。やれやれ。


0 件のコメント :

コメントを投稿