トイレ棟を建設する場所が決まり、いよいよトイレ棟の建設が始まりました。平行して相方は水道工事、私は芝張り作業に精を出すのですが、どちらも根気がいる仕事でなかなか思うようには進みません。
5/13(水) 小川の散歩道が小川に到達する
今日も真っ青な五月晴れ。
五月晴れの青空を背景に咲き始めたウワミズザクラ |
相方はトイレ棟の基礎用に土砂を1杯運んできてから、水道埋設作業を再開。水路の手前のアスファルトが敷いてある一角に差し掛かり、アスファルトとその下に敷いてある固い砂利を掘るのに苦労して、つないだパイプは2本。前回の一日7本ペースと比べると大幅なペースダウンだ。
私は今までに張った30束分の芝にジョウロで水をやったあと、次のエリアに敷いた黒土からかき出した小石を集める。集めた小石は一輪車で小川の散歩道に降ろして砂利道を延長する。その結果、砂利道が小川の川岸に到達して雨の日でもぬかるまずに小川に行けるようになった。小川の対岸にはダイセンミツバツツジが何本もつぼみをつけていて、数日後には見ごろになりそうだ。
今日は日差しが強く、午後には芝がからからに乾いてしまったので夕方もう一度水をやる。
プラスチック容器に水を溜め、ジョウロで汲んでは芝に水をやる。 水やりの面積がだんだん広くなってきて水やりも大変。 |
5/14(木) トイレ棟の建設場所に捨てコンを打つ
朝3℃までさがっていた気温が昼間に向けてどんどん上がる。陽気につられて春ゼミも鳴き始めた。
今日も私は芝張りのための土ならし、相方は水道埋設作業。
10時ごろ、大工さんと左官さんが来られて、水路脇の基礎部分に捨てコンを打つ作業を開始。先日土を掘り出して平らにしたところにラスと呼ばれる金網を置き、ラスが地面に密着しないようにラスの下に石を入れたら捨てコンの準備は完了。
そうこうしていると小さ目のミキサー車が到着。石垣の上から捨てコンを打つ場所に生コンを流し込む。大工さんと左官さんが落ちてきた生コンを手早く広げ、水路の縁まで生コンが敷き詰められたところでちょうど生コンがなくなった。
水道は以前暗渠を排水するために塩ビ管を埋めたところに到達。ここは塩ビ管を掘り出さないように慎重に掘る必要がある。
5/15(金) カッコウとホトトギスが初鳴きする
この時期、このあたりは春が初夏に向けて駆け足で進む。カッコウやホトトギスが鳴き始め、ウワミズザクラ、ズミ、コバノガマズミが見ごろになった。
蔵の横に咲くコバノガマズミの花。 秋には真っ赤な実をたくさんつける。 |
ヤマザクラサイトに咲くズミの花。 リンゴの親戚らしい。 |
さんかく山の斜面にはギンリョウソウの群落。登山中に時々見かけた花だがこんなに一度にたくさん咲いているのを見るのは初めてだ。
低気圧の接近で昼から雨予報。午前中にできるところまで作業をした後で雨対策をすることにする。私は次の40束目の芝を張るエリアに黒土を広げる作業を終え、土からかき出した小石を一輪車に積んで小川の散歩道を小川の川岸沿いにさらに延長。まだ使っていない黒土の山が濡れないようにブルーシートをかける。
相方は暗渠の塩ビ管の下をくぐらせて水道のパイプを2本繋いだ後、作業中のパイプの先端が埋まらないようにプラスチック製のゴミ箱をかぶせてから、雨が穴に流れ込まないようにコンパネとブルーシートで蓋をする。自宅近くの別荘に住むH尾さんが散歩がてら様子を見に来てくれた。キャンプ場ができるのを楽しみにしてくれているようだ。
お昼前、雨が落ちてきたので撤収。午後、自宅でパソコン作業をしていると、雨が降る中、40束目の芝10束が到着。箱からすぐ出すようにとの注意書きがあるので、キャンプ場予定地に運んでユニットハウスの裏に並べて、雨除けをかけておく。
5/16(土) 花が咲いている木に名札をつける
昨日から降り始めた強い雨が午前中も残っているので、午前中はパソコン作業。
午後、雨が止んだのでキャンプ場予定地に行く。湿度が高く蒸し暑い。雨で芝生の土はたっぷり水を吸って柔らかくなってしまい、芝張りができる状態ではない。そこで今花が咲いている木に名札をつけることにした。コバノガマズミ、ウワミズザクラ、ズミ。この時期は白い花が多い。ドングリサイトの隅のダイセンミツバツツジは木を伐って日当たりが良くなったからか、たくさんのつぼみをつけている。咲くのが楽しみだ。
5/17(日) 土ふるい機を改良する
元台風1号の低気圧の接近で午後から雨予報。相方は今日も水道工事。私は15日に到着した芝をできる分だけ張ることにする。電気が使えるようになったので、ヤフオクで手に入れた土ふるい機で土をふるってみたが、動かすとどんどん足がずれてしまう。そうだった、振動する機械は水平に置かないといけないのを忘れていた。足の下に板を入れて傾きを調整して振動してもずれないようにしてから再挑戦。ところがふるった土は周りに飛び散るし、ふるって残った小石は横付けした一輪車の外に落ちてしまう。土の飛び散りを防止するため段ボールで壁を作り、段ボール箱をゴムロープで土ふるい機に縛り付けて残った小石を受け止められるように改良し、見かけは怪しいが何とかうまく使えるようになった。
今日は、きこりのTさんがひょうたん山の斜面に仮伏せしてあった椎茸のほだ木を本伏せに、中学時代の同級生が里帰りからの帰り道に寄り道してくれた。ここではお客さんが2人も来ると先客万来、にぎやかだ。
水道工事の現場で立ち話する相方とTさん |
5/18(月) 水道の敷設工事が難航する
午後はまた雨予報なので、午前中芝張りの続きをする。きりがいいところまでと思って芝を張っていたら、このところ湿度が高かったせいか、芝のマットにカビが出始めているのを発見。慌てて残り全部を並べてしまうことにした。
相方は今日も作業道の水道敷設。水路脇の作業道は道幅が狭く、掘った土を置く場所がない。そこでパイプ1本ごとに、1本分の溝を掘り、掘った土の半分を軽トラダンプに積み、パイプを接続して、人力で溝の中に砂利を入れて平らに踏み固める。その後軽トラダンプを反対側から回して土を穴に降ろして埋めるという作業を繰り返す。そのため、いきなり作業ペースが1日2本に落ちてしまい、25日の浄化槽工事までに水道工事が間に合うか怪しくなってきた。
5/19(火) トイレ棟の基礎用のボイド管を設置する
風が強いが時折青空がのぞく天気。
土が濡れているので芝張り作業は午後からすることにして、午前中はハンノキサイトとミズキサイトの刈払い。ついこないだまで枯草だったのに草が伸びるのが早いのには感心する。先日きこりのTさんから「切り株からひこばえが出るのを防ぐには切り株の樹皮をむいておくといいよ」と教えてもらったので、トイレ棟の下の石垣に生えているマユミの切り株の皮をむいておく。
午後、土ふるい機で土をふるって目土を作り、先日並べた芝マットの隙間を埋める。
大工さんが来られて、基礎の型枠代わりのボイド管を地面に固定。丸いボイド管を正確に並べるために、細い木ではしごのような木枠を作ってその中に並べていた。なるほどなアイディアだ。土曜日には生コンを流し込み、日曜日には床板、うまくいけば屋根までできるそうだ。今日は日中も気温が上がらず、半そで姿の大工さんは寒さで震えていた。
明日は外出で作業できないので、ひたすら芝張りに精を出し、何とか日が落ちる前に40束目の10束を張り終えた。
相方は今日も水道工事。作業道を作ったときに湧き水が噴き出していたところを掘ったらまた水が水が出てきたので、大急ぎでパイプをつないで埋めて何とか通過。次の難関は水路だ。
5/20(水) 買い物にいって地元の関係者に出会う
ぐずついた天気の中、朝から広島に買い物にでかける。2か月振りの美容院に加えて、夏用の手袋や作業着、足りなくなった水道管の接続部品やパイプ切断用のノコギリ等を買った後、1週間分の食料品を買い込む。このあたりで一番大きいホームセンターでは合板の値段を見ながらトイレ棟の内壁の作り方を検討。その結果、材料費が安くて木片を圧縮した模様が面白いOSB合板を柱の間にそのままはめ込む方法で進めることにした。
野菜を買いに行ったスーパーの前で中古の包丁を研ぎなおした物を販売していたので立ち話の中で「研ぎたい刃物があるけど自宅が遠いので」というと「どちらから?」と聞かれたので広島市内の人にわかるように「三段峡の奥です」というと、「松原?」と聞かれた。「小板です。」と答えると、「小板?わしは芸北の雄鹿原出身で、妹が小板のH商店にお嫁にいっとる」とのこと。いや、こんなところで同じ集落の関係者に出会うとは、世間は狭いとはこのことだ。
帰りにコベルコによって頼んでおいたエンジンオイルフィルタを受け取って帰宅。
5/21(木) 水路の下に水道管を通す
自宅の裏庭にフジの花とカキツバタが咲きはじめ、あちこちでオオデマリが白いアジサイのような花をたくさんつけている。
少し霧雨が残る朝、前日にかなり雨風が強かったと見えて土にかけていたブルーシートがいくつか飛ばされて土が濡れてしまったので、今日は土をいじるのはやめ、ヤマザクラサイトの土手に土留めの石を並べたり、母屋跡の西側に散らばっているヤナギの枝を片付けたり、水草を刈ったりしながら水道が水路に到達するのを待つ。
相方は油圧ショベルのエンジンオイル交換と給脂をしてから、作業道の中間にある水路に向けて水道管の溝を掘っていく。水路に到達したところで、狭い溝に私が入り、水路のU字溝の下に横穴を掘っていく。いろいろ道具を試してみた結果、穴の横からカナテコ(長さ1mほどの金属の棒)を投げつけるようにして土を崩し、溝堀りショベルで掘り出すのが一番手へのダメージが少なくて済むことが分かった。私が水路の南側から穴を掘っている間に相方は油圧ショベルで水路の北側に溝を掘っていく。人が入れるぐらい掘れたところで北側からもU字溝の下に横穴を掘り、再度南側から掘ると無事開通。穴に水道パイプを通し、砂利を穴に入れて詰め込んでから残りの部分を埋めていく。これで最大の難関を通過し、全長180mのうち90m程の埋設が終わった。しかし、水が必要となる25日の朝までには到底間に合いそうにないので、いったん仮の蛇口をつけてから、浄化槽工事が終わってから再開することになりそうだ。
午後、50束目の芝10束が届いた。明日はまた芝張り作業だ。
5/22(金) 芝の土の水はけ問題が発生
朝の気温3度と寒いがさわやかな晴れ。1週間前に左手の甲をブトに刺されて以降、左腕の肘から下に少しづつ湿疹ができてそのうち湿疹だらけになり、かゆいことこの上ない。なかなか治らないので今日は安芸太田病院の皮膚科を受診。診察結果はブトの毒が回ってあちこちが腫れたと思われるとのこと。薬を出しますと言われた後、「ほかに聞きたいことはありますか?」と言われたので、思わず「先生はどちらから来られてますか?」「広島市内です。」「キャンプされますか?」「子供が小さいので考えてます。」「今キャンプ場作っているのでよければ来てください」と宣伝してしまった。
コロナウィルスによる自粛でパンを焼く人が増えたと見えて、無塩バターとドライイーストがどこに行っても売り切れ。ここになければ通販か、と思いつつ、レッツ戸河内に行くと、無塩バターがあった。これでしばらくパンが焼ける。
午後、相方はヤマザクラサイトの南、資材置き場の横に水道管を埋め、私は50束目の芝張りを開始する。最初にヤマザクラサイト中央のズミの木のすぐ南側に4束分の芝マットを並べる。今まで張ったところはどこも道際まで張れていないため「出来た」感がないので、残りの芝で道際までの隙間を埋めることにした。
地面に傾斜をつけて水が流れるようにしているのだが、低い側の土がちょうど傾いたまな板の上に水を含んだスポンジを置いたみたいに大量に水を含んでしまってなかなか抜けない。そこで道際の土を敷く前に、砂交じりの細かい砂利を薄く敷いてから敷いてみることにした。水糸でつけた印のところまで、砂利を敷き、土を敷いてならす。
5/23(土) トイレ棟の基礎に生コンを打つ&途中まで水道が開通する
朝、8時にキャンプ場予定地に行くともう大工さんたちが来ていた。今日はいつもの2人に若い男性が1人。若い男性は大工さんの息子さんで今高校生。新型コロナウィルスの影響で学校が休みなので大工仕事を手伝わせているとのこと。父親が息子に現場で仕事を教えるなんて理想の親子関係だ。今日は9時にミキサー車が生コンを持ってくるので、それまでに基礎のボイド管の中に鉄筋を打ち込んだり余分な鉄筋を切断したり。
9時、0.7立方メートルの生コンを積んだミキサー車が到着。最初に上の段のボイド管のうち、地面がコンクリートでない場所に作ってあった型枠の中に生コンを入れる。その生コンが固まるのを待つ間に、下の段のボイド管にバケツリレーで生コンを入れていく。何杯か入れてはバイブレータをボイド管の中に差し込んで生コンから空気を抜く。
ミキサー車から出てくる生コンを バケツリレーでボイド管に入れる |
面がそろったら、一段低いところにある基礎には柱を固定するための羽子板の金具を埋め込む。それ以外の土台の木が載るところには中心から少しずれたところに土台を固定するためのボルトを埋め込む。あとは生コンが固まるのを待つばかり。
基礎の横にはすでにほぞが切られた土台や柱の木が積まれている。直径3cmのドリルで大まかに形を作ってからノミで平らにするそうだ。最近の家は全部プレカットで工場でほぞ切りされた物を現場で組み立てる工法が主流なので、ほぞを切るのは15年ぶりだそうだ。ほぞをきれる大工さんは宮大工のみ、という時代がすぐそこまで来ているのかもしれない。
完成した基礎と、ほぞ切りされた土台や梁。 |
大工さんが帰られた後、相方は水道、私は芝の続き。芝マットをすべて並べてから、土ふるい機で土をふるって芝の隙間に目土を入れていく。水道は25日の浄化槽工事で必要なのだが間に合わないので、集落の水道組合に相談した上でヤマザクラサイトの南端に仮の蛇口を取り付ける。途中のバルブを空けるとちゃんと水が出て一安心。
5/24(日) いきなりトイレ棟の骨組みが出来上がる
朝から快晴。朝から芝の目土入れが残っている分を続行する。最近予定地の回りに出没しているキセキレイのつがいの1羽は蔵の屋根の上でさえずり、もう1羽は蔵の屋根の棟木の上に出たり入ったりしている。巣を作ってくれたら愉しみが増えるのだが。
蔵の屋根のてっぺんでさえずるキセキレイ |
9時ごろ、大工さんが3人でやってきた。まず基礎のボイド管を取り除く。大工さんの1人がこうすると簡単に外れるよと実演してくれた。カッターナイフを強くボイド管の根元に押し付けて上まで引き上げて切れ目を入れ、カッターの刃がコンクリートに当たる音がするまで数回同じところをなぞる。切れ目の上部にカッターの刃を縦に入れ、手で切れ目のところから左右に広げるようにするとボイド管が割れてすんなりとれた。この技は役に立ちそうだ。基礎の上に墨ツボで土台の木材に印をつけ、基礎に取り付けたボルトの位置を測る。土台の木材にボルトの位置に合わせてドリルで穴をあけ、穴の上部はさらに太いドリルでナットと座金が入るように直径3cmぐらいに広げる。
次は基礎のコンクリートと土台の木が接する部分に水がたまらないように、基礎の上に樹脂製のキソパッキンを置いてから土台の木材にあけた穴に基礎のボルトを通して置く。
基礎の上に土台を載せて組んでいく |
柱の上に梁を載せて、ほぞを合わせていく |
わずか一日で屋根の骨組みまで出来上がった |
5/25(月) 浄化槽の設置工事が始まる
今日は浄化槽の設置工事が始まる日だ。
自宅から持って行った延長ホースをヤマザクラサイトの南端に作った暫定蛇口につないで、次に芝を張るエリアの掃除と黒土を敷く作業をしながら作業開始を待つ。
8時すぎ、3.5トンの油圧ショベルを載せた4トンダンプが入ってきた。4トンダンプの荷台にアルミブリッジをかけ、油圧ショベルがその急な傾斜の上を地面についたアームで支えながら起用に降りてくる。
アームを地面につけて滑らせながら ダンプの荷台を降りる油圧ショベル |
さすがプロ、油圧ショベルの位置を動かさずに 垂直に穴を掘っていく |
浄化槽の周囲に10cm程の隙間が空く穴が掘れたら、手練りで生コンを練る。緑色のたらいのようなネリダルに砂とセメントを入れて撹拌機で混ぜる。そのあと水を入れて混ぜて、最後にバラスを入れて混ぜる。使っていた撹拌機には私たちが買った撹拌機についているスクリュー型の羽と違う形の羽がついていた。鉄の棒で作った四角を2つ十字型に組んだ形で、重い生コンを軽々と混ぜている。思わずどこで手に入るか聞いたらプロ用の左官道具の店で買えるとのこと。混ぜるのが軽いだけでなくスクリュー型だと1年持たないネリダルがこの羽だと3年は持つらしい。プロが使っている道具は参考になる。
浄化槽工事中に大工さんが来られて、今日は屋根に「床断熱クリップ」という金具を使って断熱材をはめ込み、釘が付きださないように厚み2.5cmの桟木を垂木に止めてからその桟木にステンレス製の波板用の釘でガルバリウム波板を止めていく。
高い屋根の上で、波板を止める作業をする大工さん |
半分波板を張ったところで、残りの波板は注文中、とのことで本日の作業は終了。
内外装の壁は自分たちで作ることにしたのだが、柱が思ったよりきれいなので内装の板を柱の間に張って柱を見えるようにするにはどのように造作したらいいかと相談する。大工さんが言うには、壁の上部は面取りされた柱に合わせて5mm程柱より奥に板を張るといい。合板の長さが足りない分は、下に違う種類の板を張って腰壁のようにしたうえで継ぎ目を「見切り材」で隠すといいと教えてもらった。先生がこちらに来て実演しながら教えてもらえるとはありがたい。
トイレ棟の建設をお願いしているIさんのお父さんが友達を連れて訪問された。近所のH尾さんの別荘を建てた腕のいい大工さんで、渓流茶園というヤマメの釣り堀の土地の整地や建物をほとんど自力でされたつわもの。予定地内を案内すると「こりゃええ所じゃのー、ツリーハウスとか作って遊べるのー」と気に入ってくれたようだ。一通り案内が終わったところで、スコールのような大粒の雨が降り始めたのでIさんのお父さんは今度はツリーハウスのプロをつれてくるといって帰っていった。
浄化槽は設置後、水をいっぱいに張り、周りを真砂土で埋めて水をかけて締める。真砂土で埋めないと浄化槽に石の角が当たって穴が開くことがあるそうだ。そのあと浄化槽からの水の出口に清掃用のますと水路に排水するためのパイプを取り付ける。
浄化槽の水路側に土留めをするなら浄化槽の上にコンクリートを張るまでにと言われたので、石垣づくりを前倒しでやることにした。石垣用の石を運ぼうとしたら、石置き場の手前に暗渠用の溝を掘ったままになっているので一輪車が通れない。そこで周辺の大きい石を集めて暗渠の端に石を詰め、最後に砂利で埋めて一輪車が通れるようにした。明日は石垣を作ることにしよう。
5/26(火) 浄化槽の前の石垣作りに着手
今にも降りそうな曇り空。相方はヤマザクラサイトの暗渠を埋めるため、採土場から大き目の石が入った砂利を運ぶ。私は浄化槽と水路の間の石垣作りに着手。まずはトイレ棟の基礎の延長に杭を立てて水糸を張り、石の面の位置を決める。そのあと、石を置く場所を少し掘って砂利を敷く。束石置き場から運んだ大き目の石を水糸に合わせて1段目を並べる。並べた石の後ろに砂利を詰めて2段目を積もうとしていたら大粒の雨が降ってきてびしょぬれ。やむなく予定地の作業は切り上げて、午後は自宅の草刈りをする。天気がいい日はどうしても予定地の作業を優先してしまうので、雨の日は自宅の草刈り日和だ。
5/27(水) トイレ棟の屋根が出来上がる
雨はやんだが曇り空。小川の散歩道エリアにカキツバタかノハナショウブと思われる葉っぱが伸びていたので回りの水草を刈って花が咲くのを待っていたのだが、今日、黄色い花が1つ咲いていた。キショウブだ。キショウブがあると思っていなかったのでうれしい誤算だ。
ヤマザクラサイト前の湿地に湿地に咲いたキショウブ 水が足りないのかやけに草丈が低い |
相方はヤマザクラサイトに掘った溝に暗渠パイプを埋めたあと、余った土をドングリサイトに運び、暗渠を埋めるための砂利を運搬。
大工さんが来られて、筋交いを取り付け、残り半分の屋根の波板を取り付ける。そのあと床に水がたまらないように床板の下に木を挟んでわずかな傾斜をつけ、手洗いの下に排水用の溝を作る。床をFRPで防水することにしたので、FRPを立ち上げるために壁の一番下に幅10cmぐらいの木を取り付ける。後で確認したら、梁に開いていた設計変更で使わなくなった柱用のほぞ穴の下に柱と同じ幅の横木が入って穴が隠されていた。横木にはナットや釘等固定するものがどこにも見当たらない。どうやって取り付けたのか。あとで聞いたら柱のほぞ穴の余裕を利用して柱の上部を横にずらして隙間を広げ、柱に彫った深さ1cm程のほぞ穴に横木のほぞを載せた後柱を元に戻してはさみこんだのだという。
2トンダンプに0.8トンの小型油圧ショベルを積んで浄化槽工事担当の方が来られた。トイレ棟の床に排水管を取り付けるための穴をあけ、パイプを次々切って接続マスでつないでいく。手洗いの下に排水用のパイプを設置したらトイレ棟の排水管は完成。次は排水管を浄化槽に接続する。小さな油圧ショベルをダンプから降ろしてトイレ棟と浄化槽の間の土を掘っていく。レベルを見ながらパイプが曲がるところにはふたが付いた接続マスを置いて間を塩ビパイプでつないでいく。排水パイプが詰まらないように一定の傾斜をつけてつなぐ必要があるのだが、さすがの手際だ。
トイレ棟と浄化槽の間に設置された排水パイプ |
その間、私は水路と浄化槽の間に土留め用の石垣を積む。束石置き場にたくさん石があるが、人手で運べる大きさの石は少なくなっていて、なかなか置きたい場所にはまる石が見つからない。何度も石を載せては外しを繰り返し、夕方までかかって何とか積み上げた。
キャンプ場のトイレ セルフビルド・DIY 広島県安芸太田町の春
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