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2020年4月22日~5月12日 トイレ棟の工事が始まる

 
新しい電柱が立ち、電気が使えるようになるまであと一歩。そうこうしているうちに、いよいよ本格的にトイレ棟の建設工事がはじまりました。


4/17(金)  大工さんが下見に来る

午後から雨が降るとの予報。
午前中相方は製材。製材しかけていた木を半分にして、蔵の前室の梁用の11×15cmの角材を2本作ったあと、耳付き板を数枚重ねてバンドソーの高さを少しづつ下げて板の耳を切り落とす。私はさんかく山山頂で伐った木の丸太や枝を片付ける。
お昼前、トイレ棟建設工事を担当する大工と左官の方が2名で下見に来られた。さすがに大工さん、製材機に興味深々。
帰り道、散歩中の集落のH田さんと立ち話。H田さん曰く、今年はコブシの花の数が少ない、花が多い年は豊作と言い伝えられているので今年は凶作かもとのこと。そういえばさんかく山のコブシによく似たタムシバも花をつけているなと、花を頼りに識別できる今のうちに名札をつけておこうと思い立ち、小雨が降る中、タムシバの木に樹種をかいた名札をつけて回る。
自宅に戻ると、雨が降ってうれしいのか、早くもシュレーゲルアオガエルが軽やかな声で鳴き始めた。

4/18(土)  たまったレシートを整理する 

一日中雨と強風。屋外作業はできないので、たまっていたレシートを会計ソフトに入力する。

4/19(日) 椎茸の種コマを植える

曇り空の朝、キャンプ場予定地に向かうと、ちょうどキャンプ場予定地の入り口の近くを父が杖を突きながら歩いていた。どうしたのかと聞いたら、集落内のO原さんに堆肥を頼まれたので、堆肥置き場にダンプを置いてホイルローダを取りに歩いて帰るところだという。ちょうどヤマザクラサイトの芝の土に堆肥を入れたかったので、あとでうちの軽トラダンプにも堆肥を積んでもらうようにお願いする。堆肥置き場からここまで、足が悪い父にはあまりにも遠い距離を歩いたはずなので、家まで送ろうかと言ったら、あとすこしだからいいという。じゃあ、とそのままキャンプ場予定地にむかったのだが、無理やりにでも送っていけばよかったなとちょっと後悔。
今日は、懸案だった椎茸の植え付けに挑戦する。午前中は椎茸を植えるコナラの木をさんかく山に取りに行く。さんかく山の山頂付近で伐ったままになっていた長さ1mほどのコナラの丸太を牧草地に降ろして、軽トラダンプに積んで運び、ハンノキサイトの隅に積んである前回切ったコナラの丸太のそばに降ろす。
そのあと、堆肥置き場に行き、軽トラダンプに堆肥を積んでもらい、ヤマザクラサイトの資材置き場に降ろす。
午後は、集めたコナラの木にシイタケの種駒を植える。買ってきてあった椎茸の種駒は400個。相方がシイタケビットを取り付けたドリルドライバで種駒の箱の中に入っていた説明書に従ってほだ木に穴をあける。木口から5cmのところから縦に15cm間隔で、横に4cmぐらいずれたジグザグになるように穴をあけていくのだが、木が固くビットが緩んで何度も空回り。後で分かったが振動ドリルモードにすると、空回りしにくくなるようだ。穴をあけ終わったほだ木にカナヅチで種ゴマを打ち込むのが私の仕事だ。
ほだ木にシイタケの種ゴマを植える穴をあける
作業していると堆肥の運搬が終わった父が通りかかって様子を見に来てくれた。積んである木を一目見て、クリの木がだいぶ混ざっているとの指摘。全部コナラだと思っていたのでびっくり。クリも椎茸は生えるのだが、皮が薄いのでコナラに比べてほだ木の寿命が短いのだそうだ。クリは昔の枕木に使われるほど丈夫なので手作り階段の材料にする等、椎茸以外にも使い道はいくらでもある。葉で区別するのは簡単なのだが、伐採の適期は冬なので木肌や枝ぶりで区別するしかない。冬までにはクリとコナラを区別できるようになりたいものだ。そのあと父に、枯れ節がある木は使わない方がいいとか、やむなく使う場合は枯れ節から入った雑菌がはびこらないように枯れ節の上下に駒を売っておくとよいことなどを教えてもらった。
そのあとはもくもくと植え付け作業を続け、雨が落ちだすころにようやく20本ほどのほだ木に種駒をうち終わった。思ったより大変な作業だ。
種駒を植えたほだ木を一時的に湿度を上げて椎茸の菌が繁殖しやすくするために「仮伏せ」する。斜面の少し上の直射日光が当たらない松林の地面に直接重ねて置いて、松葉が付いた枝で覆っておく。
仮伏せしたシイタケのほだ木。
頑張ったつもりだったができた本数が少なくてがっかり。

4/20(月) 開業時の会計処理を商工会議所に相談する

朝から雨、国民健康保険加入手続きをしに役場に行く。任意継続していた会社の健康保険組合から新年度の保険料の通知が届き、国民健康保険の方が保険料が安くなることが判明したので任意継続の終了を待たずに早めに切り替えることにしたのだ。
ジュンテンドーに寄って、芝張りを試すために1束500円弱の芝を5束(5㎡分)買う。
商工会議所に行き、開業の手続きや会計処理を確認する。開業までにかかった費用を計上する「開業費」は過去1年程度であればさかのぼって使った費用をそのまま計上できるのだそうだ。帳簿つけの練習として費用の確証を保存して記録をつけておいたのが役立った。おすすめの会計ソフトも教えていただいたので、いろいろ調査と準備をして6月1日開業、8月営業開始を目指すことにした。
帰宅後、早速おすすめソフトの体験版をダウンロードして試してみる。入力操作は直観的でわかりやすい。個人事業主用は価格も安いので、これを買うことにしよう。
夕方、加計の金物屋さんからお願いしていた水道の量水計などの部材の見積もりが届いたので、手配をお願いする。さらに電気工事のうちブレーカーの取り付け工事を23日に実施する旨の連絡が来た。いろいろなことが急に進みだした感じだ。

4/21(火)  母の米寿の誕生日

今日は朝の曇り空が次第に晴れて快晴に。キャンプ場予定地のサクラ(エドヒガン)も咲き始めた。これからしばらくは雨の予報がない日が続くので忙しくなる。
キャンプ場予定地で咲き始めたエドヒガン
シダレザクラのもとになったサクラらしい

日当たりのいい斜面に咲き始めたタチツボスミレ
相方はヤマザクラサイトの整地。私はヤマザクラサイトの整地を待つ間、元砂置き場に買ってきた芝を置いて霜や直射日光にやられないようにブルーシートをかけた後、資材置き場に5本ほど置いてある細めの松の丸太の皮をむく。これでやっとすべての松の皮をむき終わり、皮むきから解放された。やれやれ。
午後は、製材で出た板の耳を束ねて薪の長さに切り、焚き付けを作る。
今日は母の米寿の誕生日。東京在住のおじに、テレビ会議できないか相談していたのだが、接続手段がなく断念との連絡があり、顔だけでもと、自撮り写真を送ってくれた。
午後3時、母と整骨院へ。松原から深入山のヤマザクラが見ごろになりコバノミツバツツジも咲き始めている。整骨院に通い始めたときは全く曲がらなかった母の左手の親指の付け根のばね指は少し痛みが残る程度に回復。あとは痛くならない程度に使いながら直すようにということなので、今日で半年続いた通院を終わりにし、買い物をして帰宅。
夕方6時半にノートパソコンをもってTV会議のセッティングに向かう。居間のTVに画面をつないで、新型コロナの影響で帰省できなくなった弟と接続する。
姉が持ってきた昔の写真をTV画面越しに一緒に見たりして思い出話で盛り上がる。私のスマホを弟とつないで自室にいる父とも会話し、無事リモート帰省が実現した。そのあと姉が買ってきてくれたお寿司と妹が作ってくれたローストビーフやポテトサラダ等のごちそうをみんなで食べてお祝いする。

4/22(水)  試しに芝を張ってみる

4月もそろそろ終わるというのに、時々日が差すものの冷たい北風が吹き、時折白い物もちらつく。
ヤマザクラサイトの北側半分の整地が終わったので、芝張りに先立って粗朶焼き場の灰と堆肥を撒く。相方は南側半分の整地を続行。
明日、電気工事の方がブレーカーの取り付け工事に来られる予定なので、蔵の北壁の取り付け予定場所に立てかけてあった製材した垂木を南の壁に移動する。
午後、相方はヤマザクラサイトの整地で出た余った土を軽トラダンプに積んでは土置き場に運ぶ。
私はドングリサイトから持ってきた黒土の山から一輪車に黒土を積んで芝を張るエリアに3cm~5cmの厚さに敷いていく。ところが持ってきた黒土には大きくて重い粘土の塊が大量に混じっていてそれを取り除かないと均一に土を敷くことができない。原因は油圧ショベルで表土をはぐときに、根をかき取るために表面の黒土の層とその下の粘土の層を一度にはぎ取ってしまったためだった。つまり、黒土を再利用したければ黒土の層だけはぎ取ってよけて置く必要があったというわけだ。幸いこれから根かきをするエリアが残っていたので、次回からは表面の黒土だけを取って持ってきてもらうことにした。
買ってきた芝5束分の面積の土を敷くのだが、通常の張り方だと5㎡分にしかならない。市松模様に並べると倍の10㎡分になるが、芝を張らない部分が広くて芝の根が広がって隙間が埋まるまでに時間がかかってしまう。そこで今回は、芝のマットを4分割して市松模様に張り、市松模様の芝を張らない部分には芝の種を撒くという方法で張ってみることにした。今日は黒土を10㎡分敷いたところで終了。
連休明けぐらいにはトイレ棟の工事も始まるので、建設予定地の片づけも必要だ。今日はまずは製材用の丸太の横に置いてあった、元はゴエモン風呂やコンクリート舗装だったコンクリートの破片を軽トラダンプに積んで移動する。

4/23(木)  ブレーカーの取り付け工事 その1

今日はブレーカーの取り付け工事の日。時折あられのような雪が激しく降ったりやんだりの凍えるような寒さに加え、雪が解けてあちこちがぬかるんで足が取られる最悪のコンディション。2日間の工事でピンポイントでこんな寒い日を選ぶとは、工事の人もついていない。9時ごろ、電気工事の方が2名で来られた。こんなに寒いとは想像もしなかったのだろう、気の毒なぐらい薄着だったので、ユニットハウス内のストーブをつけていつでも温まってもらえるようにする。
最初に電柱からの引き込み線を取り付ける蔵の裏の屋根から北西の壁まで電線を通すためのパイプを取り付ける。蔵の裏の石垣のすぐ下にU字溝の脇にはしごを立てて作業するのだがU字溝の回りは地下水でいつもぬかるんでいて、何とかしなければと思っているうちに今日が来てしまった。工事の人が靴を泥だらけにして何度も足を滑らせながら作業をしている姿が申し訳ない。取り付けたパイプの中に3本が撚ってある太い電線を押し込んで通す作業が大変そうだ。
はしごに登り蔵の屋根裏に電線を通す
次にメーターを取り付けるためのベースを蔵の壁に取り付けようとしたのだが、土壁の厚さが10cm以上あり、手持ちのネジでは柱に届かず。お昼になったこともあり、昼食とネジを買うためいったんキャンプ場予定地を後にする。
午後、ジュンテンドーで買える一番長い釘で何とかメータの土台を取り付け、内側から土壁に穴をあけて電気のコードを通す。内壁に切ったコンパネを取り付けてブレーカを固定して壁から入れた電気のコードをつなぐ。
免許取り立てのペーパー電気工事士の相方は、時々薪を割りながら工事の様子を見学したり質問したり。私は遅ればせながら蔵の裏のぬかるみを歩かなくてもいいようにU字溝の脇に石を並べる作業をする。
浄化槽の設置とトイレ棟の建築(壁と建具は除く)をお願いしたIさんが見積もりと注文書をもって来られた。見積もりを確認し注文書に印鑑を押す。5月連休明けから基礎の測量開始、5月最終週ぐらいから電気、水道が必要になるとのこと。それに間に合うよう計画的に作業しないと。
Iさんが帰った後、工事の人と一緒に天国のように暖かいユニットハウス内でコーヒーブレイク。工事の方は続きは別日にと帰られたので、我々も寒さにまけて撤収。

4/24(金) ヤマザクラサイトの土留め兼花壇が完成

今日も時折あられがふる寒い朝。昨日やりかけた蔵の裏に石を並べる作業を続行する。相方は入り口に建てる看板の検討。
石を並べて歩きやすくなった蔵の裏
もう1日早くやっておけばよかった。。
お昼前、キャンプ場予定地近くの放牧場に見浦牛が放牧されていた。放牧された牛をこんなに近くで見られるのもこのキャンプ場ならではだ。
まだ放牧地は枯草色だが、
まちにまった放牧でうれしそうな見浦牛たち
午後、晴れ間が出てきて暖かくなってきたので、相方は2mの松の製材を開始。
私は石並べを完成させた後、浄化槽設置予定場所に生えている水仙を移植することにした。移植先はヤマザクラサイトの南側の土手。整地のときに土手の木の根を抜いたため土が崩れ始めた斜面に、広葉樹の丸太3本を階段状に杭で固定し、丸太と地面との隙間を細い枝でふさいでから土を入れて土留め兼花壇が完成。

4/25(土) ブレーカーの取り付け工事完了

ようやく春らしい陽気が戻ってきた。
午前中電気工事の方が来られて、ブレーカー取り付け工事の仕上げをする。
今日は15cmの垂木を止められるという長さ20cmある特殊なビスを買ってきたそうで、それを使って10cm強の厚さの土壁越しにメーターを取り付ける台を柱に固定。その後、電線を通すパイプを金具で屋根や壁に固定したり、隙間をコーキング材で埋めたりして、お昼前にすべての作業が完了し、連休明けの中国電力の工事を残すのみとなった。
工事の間、最後に残ったドングリサイトの道路際の水はけ対策をする。その場所に積んであった水を通さない土を作業道先の空き地に運び出す。斜面から出ている水を抜くため、水量が一番多いところから以前埋設した暗渠パイプまで溝を掘り、暗渠パイプを敷設する。
午後、相方は土運びを継続。私は浄化槽設置予定場所のスイセンを掘り出して、昨日作った土留めの花壇に植えていく。
ヤマザクラサイトの土手に作った土留め花壇
植え替えたばかりのスイセンはしおれてよれよれ
スイセンを掘っていると、土に埋まった石垣が出てきた。浄化槽工事の前に石を移動しておかないと。

4/26(日) 初めての芝張り

10日間予報がほとんど晴れ続き、絶好の土木作業日和だ。キャンプ場予定地のヤマザクラの花も咲き始めた。
相方は今日も土運び、私は芝張りに挑戦する。試しにジュンテンドーで買ってきた芝は5束、5㎡分を10㎡に張る。
先日堆肥を撒いて土を敷いた場所を確認すると、土がカチカチになっていてどうも有機物が少なすぎる気がする。そこでドングリサイトの表土を運んでもらってそれを追加で敷くことにした。
ドングリサイトの黒土を広げてならして芝を張る場所の準備は完了。次は芝の準備だ。芝のマットは30cm×35cmぐらいの大きさだが、これを4等分に切って市松模様に敷くことで、芝の費用を節約しながら、早く広がるのを狙う作戦だ。
板の上に芝のマットを置き、今一歩使い道がなかった根切りバールで押し切りしていく。芝がカットできたら、地面に15cm幅で水糸を引いてその間に市松模様になるように切った芝のマットを並べていく。半分ほど並べたところで昼休憩。道具を出しっぱなしで帰ったら、お昼ご飯の準備をしていると夕立のような強い雨。こういうことがあるから道具はかたずけないとねと思ったが後の祭り。1時半ごろまで雨が通り過ぎるのを待って、作業を再開する。芝を並べ終わったら地面にきれいな緑色の市松模様が出来上がった。次は市松模様の芝がない場所に土を入れ、芝の種をまく。最後に芝の上に板を載せて踏み、芝を土に密着させてから水を撒いて完成なのだが、残り半分というところで時間切れ。

4/27(月)  芝の張り方を見直す その1

朝の気温は2度と寒い朝。日が昇るとどんどん気温が上がり、日向で作業をしていると暑いぐらいだ。
相方はドングリサイトの土手下にある枝が折れたヤナギの木を伐採。私は芝張りの続き。午前中で芝は張り終えたので、芝張り時に黒土からより分けた枝や根を粗朶焼き場に、小石を小川の散歩道に、粘土の塊をその近くの土手に運んで片付ける。これが意外と時間がかかってしまった。
結局5束、10平方メートル分の芝を張るのにかかった時間は丸2日以上。芝のマットを四分割して市松に並べる方法では手間がかかりすぎて梅雨になるまでに芝を張り終えるのは難しそうだ。そこで手間を減らすため芝のマットを切らずに市松に並べ、隙間の真ん中に1枚のマットを9分割した小さいマットを1つ置く、という方法で張ってみることにした。通販で注文した20束はこの方法でやってみよう。
昼には蔵の電気工事用に頼んでいた電材が届いた。連休明けの電気メーターの工事の時に電気が使えるように、相方が蔵の蛍光灯とコンセントを取り付ける予定。

4/28(火)  水道工事の資材を入手する

今日は、集落の小規模水道の設備手配でお世話になっているという加計の金物屋さんに注文していた水道用の資材を取りに行く。ついでにネットで購入していた止水栓(ボールバルブ)が動かないのを見てもらおうと持っていく。
ジュンテンドーで芝に水をやるためのジョウロや移植ごて等を購入。ジュンテンドーで買うものが、林業とか土木とか園芸とかその時期の作業を反映しているのが面白い。金物屋さんに行くと、シモク、袋ナット、自在水栓、量水計、パッキンの各部材が自在水栓側と量水計側それぞれを接続する順番につないであった。量水計とパッキンの幅だけ空けて一番短い状態にした自在水栓他の部品を設置して最後に量水計を取り付けるようにと素人の我々にわかるように丁寧に取り付け方を教えてくれた。
そのあと動かないボールバルブを見てもらうと、最初固いものがあるけど一度動かすと動くようになるんだよねと言いながらプライヤーを駆使してバルブのつまみを回してくれた。一度動くとあれほど固かったのがうそのようにすんなり動くようになった。いろいろなネジやナット等の固さの許容範囲がどのくらいなのか、いつもわからなくて苦労する。
スーパーで1週間分の買い物をして帰宅。午後はまず芝生に水をやる。
それから、浄化槽設置予定場所に埋まっている石垣の石を掘って移動しておこうということになり、油圧ショベルで掘り始めたがこれが思ったより大変。地上に見えていた石は2段ほどだったのだが、掘ってみたらさらに3段下に行くほど大きな石が埋まっていた。
浄化槽設置予定地から掘り出した大きな石を運ぶ
石を掘って運ぶのに午後いっぱいかかってしまったが、トイレ棟建設に向けてまた1つ懸案事項が片付いた。張った芝に霜よけのカバーをかけて帰宅すると、注文した芝20束を発送したとの連絡が来ていた。しばらく芝張りにかかりきりだ。

4/29(水)  芝の張り方を見直す その2

ゴールデンウィーク初日。朝は冷え込むが昼間の日差しは夏のようだ。まずは買ってきたジョウロで芝に水をやる。水道はまだ使えないので、水路からホースで引いている水を使うのだが、ホースから直接ジョウロに水をためるのではなく、水を撒いている間に廃屋解体時に出てきた大きな石臼に水を溜めて使うようにしたら水やりがだいぶ楽になった。
芝の到着に備えてヤマザクラサイトに黒土を運んでもらい、根や土の塊や石を取り除き、芝を張るエリアに広げてならしていく。
お昼休み、インタネットで芝の配送状況を確認すると配達完了になっていた。見浦牧場で受け取ってもらったかと取りに行くとミートセンターの駐車場にドンと10箱、段ボールが積まれていた。箱の注意書きに”届いたらすぐ箱から出して日陰に置くように”と書いてあったので、段ボールから取り出してみると、ついさっき切り出したばかりのような青々とした新鮮な芝のマットが出てきた。これは根付がよさそうだ。
前回と同じぐらいの面積に土を敷き詰めた後、前回と同じ5束分を今度はマットを切らずにそのまま市松模様に並べていく。夕方までかかってマットを並べ終わった。ねらいどおり作業効率はずいぶん上がったので、費用の面からこの方法で続けるかどうかを検討する。今回の宮崎の通販会社で買った野芝のマットを市松に並べる方法では1束/㎡で800円/㎡、それに対し横に伸びるスピードが速くポットで植えられるティフトンポット苗は5個/㎡で400円/㎡。野芝は牧草地等にも生えていてここの気候に合っているし、マットになっている分芝が完成していなくても上を歩けそうなので、市松にマットを置く間隔を少し広げて隙間の中心に小さいマットを置く550円/㎡の張り方で芝を張っていくことにした。

4/30(木) 芝の本張りを開始する

今日も朝からいい天気。つい先日までモノクロだった山々が少しづつ色づいてきた。
キャンプ場予定地に向かう道路のところどころにヤマザクラが満開になっていて、気持ちがいい。
芝の並べ方が決まったので、昨日並べた芝を並べなおす。製材のあまり板に芝を置く間隔の印をつけた定規を使って、芝のマットを間が空いた市松に並べ、マットを9分割した小さいマットを市松の真ん中に置いていく。並べ終わったら、芝のマットの隙間に黒土をふるいにかけた物を敷き詰めて芝の種をまく。芝の上に板を載せて上から踏んで芝と土をなじませてからたっぷり水をやる。5束分を敷き終わるのに夕方までかかってしまった。作業に必要な時間は、5束分で土かき1日芝張り1日。買った芝の残りは15束。当分休ませてもらえそうにない。
奥が5束の試し張り、手前が5束の本張り。
張れる面積がかなり広くなった
相方は合間合間に先日倒したヤナギの枝の片づけをしながら、ドングリサイトの整地を継続。表土をはぐときに深くはぐと大量の粘土が混ざって再利用が難しくなることが分かったので、表面から15cmぐらいの深さまではいだものを芝植え用としてヤマザクラサイトに運んで、それより深い部分は作業道脇の空き地に運ぶことにした。製材もそうだったが、全部のサイクルを一通り回してはじめて、最初の段階でやっておくべきことが明らかになる。

5/1(金) 熊を目撃   

今日から5月。今日も朝から芝張り。試し張りの南側の場所に張ることにする。土をかいて石などを取り除き、堆肥を混ぜてならす。5束分の面積で半日かかる。水糸で印をして定規で間隔を測りながら芝のマットを置いていく。5束分は終わりそうになかったので半分だけおいてから、ふるいにかけた土を芝の隙間に入れて芝の種を混ぜて平らにする。さいごに芝の上に置いた板を踏んで固め、ジョウロに何度も水を汲んでたっぷりと水をやる。これで1日が終わった。残りを並べるのにもう半日。芝張りに専念しても5束で1.5日というところか。芝が届いてから張るまでの期間が長くなるとせっかくの芝が傷んでしまうので、これからは一度に買うのは10束までにしよう。
相方は今日もドングリサイトの整地。サイト内にはみ出して生えていた木を掘り出して、サイトの土手に植え替える。ヤナギの大木の隣に生えているマユミは場所が良くないので抜くことにし、最近は手馴れてきた伐木と伐根作業をする。大規模林道を通る車がクラクションを鳴らすので、何事かと思ったら熊がいたらしい。見つからなかったので作業を続けていたら相方がさんかく山の斜面に子熊と思われる動く物を見つけたという。熊は倒木にいる虫をねらってくるので、倒木もかたづけないと。やるべきことは増える一方だ。

5/2(土)  コバノミツバツツジが咲く 

連休の初日。朝も暖かく、昼間は夏のような天気。
相方はドングリサイトの伐根の仕上げをし、残りの表土をはぎ取る。芝生に使える表土も置き場がなくなったので、作業道横の空き地にそれだけを集めて積んでおく。
朝から残りの芝を張っていると、トイレの基礎用の部材を置きに大工さんが来られたので、キャンプ場内を案内する。いつの間にかあちこちに紫色のコバノミツバツツジが咲いていたので、花が咲いているうちにと名札をつけて回る。
さんかく山のあちこちに咲くコバノミツバツツジ
その後芝張りを再開し、お昼までにようやく5束分を張り終わった。
お昼はミートセンターの牛しぐれ煮やコロッケや牛串をいただく。いつもならGW中は深入山で販売するのだが、今年は深入山が新型コロナ自粛中のためミートセンターでの販売となった。
午後、次の芝を張るため黒土を広げる作業に取り掛かる。ずっと日向での作業がつらいので、土をふるう場所に四角いタープを立てて日陰を作る。
明日は久しぶりの雨降り予報なので朝から母を誘って買い物に行くことにする。見浦牧場に母を誘いに行くと、母は畑仕事をしていた。手のばね指は畑仕事をしているうちに気にならなくなったそうだ。昨年、私と妹で植えた玉ねぎは、植え方が悪かったのか、少ししか残らなかったという。キャンプ場の作業が一段落したら野菜作りにも挑戦しよう。

5/3(日) 蔵に蛍光灯とコンセントを取り付ける

一週間ぶりに一日雨降り。作業を休みにして母を誘って買い物に行く。母がきゅうりの苗を探していたが連休で畑仕事に精を出す人が多いのか残念ながら売り切れていた。見浦牧場は中学生1人高校生2人が休校で家にいて食事を用意するのが大変らしく、牛乳を10本も買っていた。きっとどこの家も大変なんだろう。
午後、相方は蔵に蛍光灯とコンセントを取り付けに行く。電気工事士2種の免許を取得してから、見浦牧場のシーリングライトの取り付け、自宅の玄関スイッチの付け替え、に続く3つ目の電気工事だ。
私は天気続きで書く暇がなかったブログの記事をかく。2か月近くもためてしまったので記事の中はまだ冬。だんだん時間のずれがひどくなってきた。


5/4(月) ヤナギの木の傾きを直す

前日の雨で地面が濡れているので土木作業も芝張りもお休み。相方は蔵の中に蛍光灯とコンセントを取り付ける工事を続行。私は久しぶりにハンノキサイトにたまった粗朶を焼きながら、松を伐採したときに枝が当たって傾いてしまったヤナギの木の傾きをもとに戻せるかやってみることにした。このヤナギ、昨年ここを通りかかった人が教えてくれたのだが、大木になるオノエヤナギと河原でよくみるネコヤナギの雑種で、大木にネコヤナギの花が咲くナガバノネコヤナギという珍しい木なのだそうだ。そういわれては簡単に伐るわけにはいかない。木の幹の地上3メートルぐらいのところにスリングと滑車を取り付け、木を起こす方向の松にロープを結び付けて滑車を経由して松の横に取り付けたプラロックのロープに結び付ける。これでプラロックの350kgのけん引力の2倍のパワーでけん引できるはず。プラロックでけん引していくと、少しづつヤナギが動き始めると同時にメキメキと音がする。どうなっているのか確認すると、松の枝が当たったときに幹が2つに裂けていたらしく、幹の重みで裂けめが広がっていくようだった。この幹は伐るしかないと、充電式チェンソーで幹を切り離す。伐った枝がもう1本の傾いたヤナギの木の上に載ってしまって落ちてこないので、枝を何か所か切り離して何とか落とすことに成功。この状態でほぼまっすぐになるまでプラロックでけん引し、とりあえずロープで固定。もう1本は別の日にやることにする。
お昼はミートセンターで牛スジカレーを食べる。ちょっとスパイシーでなかなかおいしい。


5/5(火) トイレ棟の建設が始まる

土が少し乾いたので私は芝張り、相方はドングリサイトの表土をはぎ取って運ぶ。10時ごろ大工さんが4人でやってきて、トイレ棟の基礎を作るための準備に着手。基礎の邪魔になるマユミの切り株をチェンソーで地際から切る。角材の先端を丸鋸で斜めに切って長い杭を作って基礎の外側に杭を立てていく。1人が基礎の外側にセットしたオートレベルという測量機をのぞき、もう一人が杭のところに目盛りが付いた棒を杭に当て、オートレベルからみた目盛りの数字をもとに基礎の面から20cmの高さになるところに印をつけていく。印をつけた高さに釘を打ち、水糸で囲まれた四角が基礎の大きさになるように水糸を張っていく。四隅の直角をどうやって出すのかと思ったら、1.5m程の長さの細い板で三辺の長さが3:4:5の三角定規を作っていた。なるほど。

あっという間に水糸が張られて一気に建築現場らしくなった


水糸が張れたら、丸鋸で基礎の高さより少し長めにボイド管を切って、柱の下になる箇所に置いていく。ユニットハウス用の束石を並べるのに結構苦労したので、プロの手際に感心しきりだ。

5/6(水) 20束の芝を張り終える

前日が暖かかったせいか、ヤマザクラサイトのオオヤマザクラが急に咲き始めた。去年はいちやぶの中で近づけなかったが今年はちゃんと花見ができる。
ヤマザクラサイトのオオヤマザクラが咲き始めた

朝、予定地に向かうとき妹にあったので、お客さんが来たかどうかを聞いたら、何人かコロッケののぼりに誘われて立ち寄ってくれた人が、お肉を買ってくれたという。新型コロナウィルスの影響で連休中のイベントがすべて中止になり、止むを得ずミートセンターでコロッケ等の総菜を売ることにしたらしいのだが、イベント出店に比べ集客は少ないものの、お肉が売れる、お客さんがいない時間を有効に使える、人件費や交通費等の経費がかからない等、意外にメリットが多いことに気づけたという。コロナウィルスの影響も悪いことばかりではないらしい。
相方は土運び、私はようやく20束の芝の最後の5束を張り終える。ヤマザクラサイトは残り40束分以上の面積が残っている。20束を一度に張るのはきつかったので、次からは作業状況を見ながら10束づつ注文することにし、次の10束を注文した。

5/7(木) 水道工事に着手する

芝張りが一段落したので、水道工事に着手する。最初に、集落の小規模水道の支線に取り付けられている壊れた止水栓を修理する。以前、集落の小規模水道につなぐにはどこからつなげばいいか水道管が埋まっているところを掘り返して調査して、キャンプ場予定地から180mぐらいの場所に小規模水道の支線がキャップでふさがれているところを見つけておいたのだ。調査の際にキャップの手前にあった止水栓のハンドルを油圧ショベルで折って壊してしまったのだ。
止水栓の修理をする旨を水道組合のH中さんに報告に行くと、偶然にも小学校跡地で五右衛門風呂を作っているH川さんのところも今日水道工事をするので、10時頃から1時間ほど断水するという。何かあってもその時間帯に合わせれば安心、ということで10時前から作業開始。
最初に見浦牧場の入り口近くにある止水栓を閉めに行く。止水栓を閉めようとハンドルを回したら、ハンドルの根元がさびていてハンドルが取れてしまった。レンチでハンドルと思われるナットを回せるだけ回して、壊れた止水栓のところに戻り、古い止水栓の回りの土を掘ったり、新しい止水栓と継ぎ手をつないだりと準備をしていたら、止水栓の手前の継ぎ手のところからわずかに水が漏れているのに気が付いた。どうなっているか確認しようとしたら、継ぎ手がスポンとはずれ、水が勢いよく噴き出した。閉めたはずの止水栓は機能していないようで、溝を掘って噴き出す水を排水しながら、もうじき始まる断水を今か今かと待っていると少しづつ水の勢いが弱まってほとんど止まった。やれやれ助かった。
ふるいパイプを切断し、一回り細い径のパイプ、バルブソケット、ボールバルブ、バルブソケットをつないだものを、径が違うパイプをつなぐための異径ソケットで取り付ける。

切断した古いパイプ(下)と新しく取り付けたバルブ
あたりはあふれた水で水浸し

11時に断水が終わるのを待って、バルブを開け閉めしてみるとちゃんと水が出たり止まったりした。これで安心してバルブから先の水道工事ができる。

5/8(金) 水道工事用の砂利を運搬する

真っ青な青空が広がる五月晴れ。山も芽吹いたばかりの色とりどりの新緑に彩られてとてもきれいだ。 
朝、トイレ棟の作業場所を広げるために、製材機前の丸太の位置をずらす。3月に皮をむいた松がだいぶ乾いて木口にこまかいひびが入り、たたいたら乾いた音がするようになっていた。せめてこのくらいは乾かしてから製材すべきという気がする。以前ならとても人力で動かす気にならなかった直径60cm長さ3mの杉の丸太も、経験値が上がったおかげでトビを使って2人で転がして人力で移動できるようになっていた。
そのあとは相方はドングリサイトの表土を午後までかかってすべて運び終えた。そのあとは水道工事に備えて砂利を7杯、水道工事のルートの要所要所に置いていく。
私はまず、1000倍に薄めた液肥を芝にやってから、次の芝張りに備えて前回の芝張りで土からより分けた石や根を所定の場所に運んで片付ける。

5/9(土) イワカガミが咲く

昼から雨予報のどんよりした天気。
まとまった時間は取れないので、草刈りをすることにした。野焼きをしたところは草の伸びが遅いが、野焼きをしていないハンノキサイトはどんどん水草が伸びて、地面が見えなくなりつつある。
草刈りの前に、サイト内にある桜に名札をつける。今咲いているのは、遅咲きの濃いピンク色のオオヤマザクラと白色のカスミザクラ。場内には早咲きのエドヒガン、ヤマザクラもあり、長く桜が楽しめる。
ついでにひょうたん山のイワカガミの様子を見に行くと、ちょうど花が咲いていた。
ピンク色がかわいいイワカガミ
大きなブナとコハウチワカエデが若葉をいっぱいに広げている。根元にはツツジの仲間のウスギヨウラクの花。
若葉をいっぱいに広げたブナの大木
さんかく山の斜面には色素がない白い花ギンリョウソウの姿も。
ニョロニョロのような姿が楽しいギンリョウソウ

ハンノキサイトの草刈りを開始。草刈りを初めて見たら、薪用に切った丸太や、丸太を運ぶために置いた細い丸太等があちこちに散乱していて、草刈りしにくいことこの上ない。これは、早めに片付けて草刈りできるようにしないといけないなあ。相方は水道工事用に砂利を水道ルートの要所要所に置いていく。
お昼、次の芝10束が届く。小雨のうちに芝をキャンプ場予定地に運び、日陰になるユニットハウスの裏にたてて、雨が直接当たらないように農業用の網をかけて置く。
雨が本格的に降ってきたので、そのあとはPC作業。

5/10(日) ハンノキサイトを片付ける 

午前中は霧雨が降ったりやんだりの天気。
芝張りはできないので、ハンノキサイトの片づけをすることにした。粗朶焼き場のすぐ横にさんかく山から持ってきた松の枝が積んであったのでそれをドングリサイトに運び、あらかじめ掘ってあった溝に松暗渠を設置する。
午後、雨が止み明るくなってきたので、相方は松暗渠を埋めるため採土場から砂利を運搬。昨年ハンノキサイトのあちこちに粗朶を置きっぱなしにしていたら、粗朶が邪魔で草刈りできず、後で片付けるのが大変になってしまった。その反省から最低年2回草刈りをする、そのために草が伸びる前に草刈りの邪魔になるものを片付けて置くというのを目標としていたのだが、片付ける前に草がすごい勢いで伸び始めてしまった。とりあえずハンノキサイトの一角に草刈りしなくて済むように防草シートを張り、その上にハンノキサイトのあちこちに散らばっている木の枝や丸太を集めて積んでいく。あとは道路側の斜面を片付ければ、草刈りの邪魔になるものはなくなるはず。

5/11(月)  水道管の埋設工事に着手

朝から五月晴れのさわやかな天気。昼間はどんどん気温が上がる。
今日は9日に届いた10束の芝を貼る。相方はドングリサイトの大規模林道側の溝に運んだ土砂で松暗渠を埋め、平らにならすと広々とした平地ができた。
お昼前、大工さんが2人でやってくる。水路際の基礎を作るため、水路と石垣の間の土を平らにしたいというので、相方が大工さんの指示でショベルを動かして土をかき、かいた土を大工さんがショベルで油圧ショベルのバケットに入れて、持ち上げた土を軽トラの荷台に乗せる。
たくさんの根が張っていて土掘りを邪魔するのをノコギリで伐って取り除いては作業続行。男3人がかりで2時間程の悪戦苦闘の末、水路横の地面がきれいに平らになった。
平らになった水路横の地面。
ここにトイレ棟の基礎の一部ができる

私は芝張りを休むわけにいかず芝を張り続ける、日が暮れる前に何とか5束分を張り終わった。
相方はその後、油圧ショベルを洗車して溝堀バケットに交換し、水道管を埋めるための溝堀に着手。

5/12(火)  キャンプ場予定地に電気がつく

雲で日が陰り、過ごしやすい朝。私は芝張り、相方は水道敷設を続行。10時ごろ、電気工事の高所作業車と軽トラックがやってきた。引き込み線を取り付けるためのワイヤーを2本の電柱の間に張り、3本が撚られた太い電線を最最後の電柱から蔵の真横まで引き込む。高所作業車のバケットを下げて蔵の屋根に近づけて、先日の工事で取り付けられた電線につなげてから屋根に金具で取り付け、たるまないように引っ張ったら防護のカバーをつける。
蔵の屋根への電線取り付け作業
高所作業車のバケットは横にも移動できる

後は引き込み線を電柱のトランスに取り付けて完成。並行して蔵の壁にメーターが取り付けられ、すべての電気工事が完了した。
電気メーターの取り付け工事

ブレーカをONにして、相方が事前に取り付けて置いた蔵の蛍光灯のスイッチを入れると無事蛍光灯が点灯し、ついに念願の電気が使えるようになった。買ったはいいが使えなかった土ふるい機等の電動工具が使えるようになるのがありがたい。
その後、相方は水道管の埋設工事。先日交換したバルブのところから油圧ショベルで深さ40cm程の溝を掘り、4mの水道管と継ぎ手をつなぎ、砂利をかけて平らにする。まだつないでいない側の水道管が埋もれないようにゴミ箱を逆さにしてかぶせてから、油圧ショベルで掘った土を埋め戻す。水路のところまで4mの水道管を7本接続。全長約180mの15%程が終わった。
私は前日に張り始めた10束の芝張りを継続。6時近くになってようやく張り終えたが、水をやらないと帰るわけには行かない。電気が開通したので自宅にあった電動ポンプでの水やりに挑戦するも水圧が低すぎてシャワーの水が遠くに届かず断念。思案の末、水路から引いている水のホースを延長して芝生の近くにポリケースを置いて水を溜め、ためた水をジョウロで汲んで水やりすることにした。水道が開通してホースから直接シャワーで水やりできるようになる日が待ち遠しい。

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