ようやく製材機の格納庫が完成し、トイレ棟の壁に張る板を作るため、週一ペースで松を伐木しながら、春の作業の準備を少しづつ始めました。この冬初のまとまった雪が降り、18日にはスノーシューで雪中散歩を楽しむことができました。
すぐに交換できるように見浦牧場の採土場にブレーカーを運ぶ。崖下には崩れた砂利がたまっていて近づけないので、まずはバケットで崖をひっかいて土砂を落とし、崖下にたまった土砂を崖から離れたところに積み、そのうち何杯かは軽トラダンプに積んでドングリサイトに運ぶ。思ったより大量の砂利がたまっていて、取り除くのに1日かかりそうだ。
相方は午後も崖下の土砂の取り除き作業を継続。私は松の皮むきと枝の片づけ作業を継続。
午後からは週に1度の食料品の買出しにいく。
3回程砂利を積んでハンノキサイト、ドングリサイト、蔵の前室前に降ろしてから、油圧ショベルのアタッチメントをブレーカに付け替える。相方はその後ブレーカ作業に専念。
私はヤマザクラサイトの粗朶焼き場の周辺を片付けるため焚火を起こし、製材機の後ろのやぶの中に放置してあった粗朶を片付け、ハンマーと塗料をはがすへらで先日切った松の根元の部分の皮むきに挑戦する。この方法でも皮はむけるが効率はかなり悪い。まだまだ工夫の余地がありそうだ。
板にカンナをかけるのを忘れたので、自動カンナをかけたら、びっくりするぐらい大量のかんなくずが出てきた。いちいち掃いていては間に合わないので、段ボール箱と大きなビニール袋でかんなくずが飛散しないように受け止める箱を作る。
カンナをかけた板の文字の角にドリルで穴をあけてその穴からジグソーで輪郭に沿って切っていく。
この冬初めて松原の道路も雪で白かったが三段峡分かれまで降りると屋根がわずかに白い程度だ。帰宅後は雪で外作業ができないので、相方は通販で購入したルータテーブルを組み立て、私は初めての確定申告書類の作成に挑戦する。税務署の「確定申告コーナー」の案内に従ってまずは分かっている数字だけを入力していったら税金が還付されるどころか追加納税が必要という結果が出てしまった。こんなはずはないと退職後に払った社会保障費や東京で住んでいたマンションの部屋の賃貸収入にかかった経費等を丁寧に1つ1つ確証を探しながら洗い出していく。
午後、比較的暖かいので相方はブレーカーで崖の岩を砕く。私は午前中に伐った松の皮むきと枝の粗朶焼き。
ドットコを使った丸太の移動を練習するために、水路の向こうにある丸太と、水路の上にまたがった丸太を水路のこちら側に動かしてみることにした。水路の上に何本かの木を渡して橋を作ってから、運ぶ丸太をドットコで少し持ち上げ、持ち上げたところに丸太を差し込む等して木を持ち上げて木の橋に載せ、橋に乗った木をドットコで反動をつけて転がすことで水路を超えることができた。丸太の上に載せれば地面の上ではびくともしない木の向きも一人で何とか変えられる。次は軽トラダンプに積むところまで木の枝をレールのように並べて運んでみることにしよう。
3時の休憩で採土場に行くと、相方はすでに片づけ中。体をほとんど動かさないので寒さでギブアップしたとのこと。キャンプ場予定地に戻ってユニットハウスで暖をとってから、私は粗朶焼きの続き、相方は先日運んだ砂利を広げる。
板材を干す台を作るために、以前切った細い杉やヒノキの丸太を使おうと皮をむいてみた。杉の皮は伐ってから時間が経っているからか剥きやすいとはいえないが縦に長く裂ける分、松よりは皮がむきやすい。檜の皮は檜皮葺に使うだけのことはあってクルリときれいにむけるのにびっくり。それぞれの木にそれぞれ個性があって面白い。
相方は機械作業で冷えた体を温めるため、先日運んだ土砂をドングリサイトのくぼみに広げる。
雪がひどくなってきたので早めに引き上げることにして、明日の朝まで降る雪に備えて粗朶焼き場の上にトタンを載せてから撤収。
午前中はキャンプ場予定地の坂を除雪。午後は、斜面の水平方向に斜めに傾いて生えている赤松を1本伐採。斜面の下側、木が傾いている方向に対して90℃の角度に受け口を作り、追い口を切っていたら樹上がぶるんと揺れる。クサビを打ち込むと、ぐらりと倒れ始めてうまく斜面下側に倒れた。ちょうど傾いたまま横倒しになった格好だ。玉切り枝払いで本日の作業は終了。
夜、家に帰ると日中暖かかったのか道の雪はすっかり解けていて、うっすら積もった粉雪の上にスズメだろうか、小さい小鳥の足跡があちこちにちょんちょんついていた。
帰り道、国道191号線を走っていると道路に大きな黒い塊が!よく見たら大きなイノシシが道の真ん中に立っている。クラクションを鳴らしたら一瞬バックしてから猛ダッシュで逃げていった。
病院に行く前に、見浦牧場の採土場のブレーカー作業が終わったので、外した標準バケットを軽トラダンプに積んでバケット置き場に戻しておく。相方はそのまま見浦牧場の母屋の横の採土場の崖を崩しに行く。
私はそのあと、父の入院用の着替え等をもって母と予約してあった整骨院へ行った後、父の病院に行き病室で一足先に到着していた妹と合流。私が帰ってから症状がひどくなり、点滴が始まるまで大騒ぎだったらしい。その点滴のおかげか炎症の範囲は広がっていてまぶたも昨日より腫れているものの、全体的には昨日よりずいぶん元気になったように見える。
私が入院申込書を窓口に出しに行っている間に、妹と母で父の着替えを手伝ったあと、持ってきた着替えや本等をベッドの横の棚にしまう。用事が済んだので病院を後にし、3人でお昼ご飯を食べてその横のスーパーで買い物をして帰宅。自宅についたのは16時過ぎ、相方に連絡すると手伝いが必要だというので、軽トラダンプでキャンプ場予定地に向かう。相方は崖崩しが終わった後、製材しようとしたらスイッチの切り忘れでバッテリーがあがっていたため、見浦牧場にバッテリーを持ち込んで充電させてもらっていたらしい。製材機を格納庫にしまったあと、油圧ショベルのブレーカーを標準バケットに付け替える。ブレーカーは今回崩した砂利がなくなるまでしばらくお休みだ。
午前中、通販で買ったねじりクサビでの薪割りに挑戦。クサビの先は斧ほどとがっていないので、いくらハンマーでたたいてもなかなか丸太に刺さらない。試行錯誤の結果、最初に手斧をハンマーでたたきこみ、亀裂ができたところにねじりくさびを差してからくさびを打ち込んでいくと比較的楽に割ることができた。丸太が割れていく感触はなかなか面白いのでキャンプに来た人にも体験できるようにするといいかもしれない。そのあとは松の残っている皮をむき、地面にレールのように細い丸太を並べて、軽トラダンプが入れるところまで皮をむいた丸太をトビで転がして運ぶ。
午後は製材を開始、しばらくすると里帰りしていた中学時代の同級生が犬を連れて遊びに来てくれた。夕方、相方がバンドソーにおがくずがこびりついているのに気が付いた。よく見たらバンドソーとバンドソーを回すVベルト全体に松ヤニで固まったおがくずがびっしりついている。これでは切れ味が悪くなるわけだ。明日、ノコギリ用のヤニ落とし剤で掃除してみることにする。
屋外作業ができないときは、カンナかけでもしようと、昨日運んできた製材した板を乾燥させるためにとりあえず木工室の中に桟木をはさんで積んでおく。
明日、明後日と雪と風で大荒れの予報なのだが、明日は母の整骨院、明後日は父の退院と、車の用事が雪が重なってしまった。昔と違ってすぐに除雪してくれるので、車が出られないという心配はないが、雪道の運転は神経を使うので雪がないに越したことはない。
さすがに今日は三段峡の入り口付近まで道に雪が残っていた。戸河内も屋根がうっすら白くなり、大きなボタン雪がボンボン降ってくる。整骨院が終わってから一向にやまない雪の中、筒賀の確定申告会場で確定申告の相談をしようと行ってみたが申告初日の午前中とあって大盛況。相談まで2時間かかるというので今日の相談はあきらめ、ジュンテンドーで買い物をしたあと帰路につく。除雪車はまだ出ておらず、深入山の近くまで来るとかなり深い轍ができている。こういうときは4WDだと安心だ。
この雪、明日の午前中まで降り続く予報で、大雪の中退院する父を迎えに行くのはちょっと大変だなと思っていたら、幸い父の退院はその次の日の午前中と決まったと連絡があり一安心。
昨日の雪は戸河内でも10cmぐらいは積もり、雪をまとった木々の枝が白くなっている景色は小板のようだ。
病院に行く前に確定申告の相談をしようと、町内の確定申告会場に寄ってみたら2つしかない窓口にもう15人ほどが並んでいる。どうも朝のほうが混むらしい。あきらめてそのまま病院に行く。病室について父の様子を見ると、退院しても大丈夫かなと思うほど、顔の左半分の広い範囲にかさぶたができていてまぶたは腫れて半分ふさがっていて痛々しい。まだしばらく自宅療養が必要そうだ。2週間分の薬と1週間後の診察の予約票をもらって退院する。
父を実家に送り届けたあと、確定申告会場にもう一度行ってみる。朝とはうってかわってほとんど人がおらず、すぐ受け付けてもらえた。が、確認したかった内容がややこしかったので、担当の役場の税務課職員の方では回答できず、広島市内の税務署の確定申告会場に行くように案内された。明日、広島市内に行く用事があるので、ついでに行くことにする。
夕飯の時に、上の前歯が1本折れてしまった。病院通いに歯医者が追加されてしまった。
2/2(日) 2020年の初土木
今日は天気もいいし気温も少し高いので、これから必要になる砂利を作るために、採土場の崖の岩を崩しておくことにした。地表に出ている岩は亀裂にしみこんだ水が凍って膨張することで壊れやすくなるので、寒い季節に崩しておくのがいいのだが、うちの油圧ショベルは運転席に小さい屋根があるだけで寒い日はすぐに体が冷えて仕事にならないので、暖かい日を選ぶ必要がある。すぐに交換できるように見浦牧場の採土場にブレーカーを運ぶ。崖下には崩れた砂利がたまっていて近づけないので、まずはバケットで崖をひっかいて土砂を落とし、崖下にたまった土砂を崖から離れたところに積み、そのうち何杯かは軽トラダンプに積んでドングリサイトに運ぶ。思ったより大量の砂利がたまっていて、取り除くのに1日かかりそうだ。
相方は午後も崖下の土砂の取り除き作業を継続。私は松の皮むきと枝の片づけ作業を継続。
2/3(月) 大規模林道の落ち葉かき
朝から雨が降ったり雪が降ったりの寒い一日。暖かければ油圧ショベルにブレーカーを取り付けて崖を崩そうと思っていたが寒すぎて見送り。こんな日は体を動かすに限るとキャンプ場予定地そばの大規模林道の脇に積もった落ち葉を熊手でかいて道路の外に出す。道路に積もった落ち葉をそのままにしておくと、落ち葉が土になり、草が生えてアスファルトに根が入って割れてしまうのだ。相方は自宅の1室を木工室にするための片づけに精を出す。午後からは週に1度の食料品の買出しにいく。
2/4(火) ブレーカー作業開始
朝から晴れて春のように暖かい絶好のブレーカー日和だ。3回程砂利を積んでハンノキサイト、ドングリサイト、蔵の前室前に降ろしてから、油圧ショベルのアタッチメントをブレーカに付け替える。相方はその後ブレーカ作業に専念。
私はヤマザクラサイトの粗朶焼き場の周辺を片付けるため焚火を起こし、製材機の後ろのやぶの中に放置してあった粗朶を片付け、ハンマーと塗料をはがすへらで先日切った松の根元の部分の皮むきに挑戦する。この方法でも皮はむけるが効率はかなり悪い。まだまだ工夫の余地がありそうだ。
2/5(水) 看板の文字を作る
朝は雪がちらつき、風が強くて寒い一日。この冬一番の寒波到来で4日程寒い日が続く予報だ。キャンプ場予定地に行ってみたが、屋外作業は見送り。板の端切れを持ってかえって自宅の一室に作った木工室で看板づくりをする。看板用の文字の1文字づつをA4の紙に印刷して、それを板の上に載せて上から鉛筆で強めになぞって板に鉛筆の跡をつけ、そのあとを鉛筆でなぞる。板にカンナをかけるのを忘れたので、自動カンナをかけたら、びっくりするぐらい大量のかんなくずが出てきた。いちいち掃いていては間に合わないので、段ボール箱と大きなビニール袋でかんなくずが飛散しないように受け止める箱を作る。
カンナをかけた板の文字の角にドリルで穴をあけてその穴からジグソーで輪郭に沿って切っていく。
製材した板の切れ端から切り出した看板用の文字 |
2/6(木) 確定申告に着手する
夜のうちに10cmぐらい新雪が積もり、引き続きしんしん雪が降る中、母を整骨院に連れていく。雪の朝の見浦牧場の子牛たち |
この冬初めて松原の道路も雪で白かったが三段峡分かれまで降りると屋根がわずかに白い程度だ。帰宅後は雪で外作業ができないので、相方は通販で購入したルータテーブルを組み立て、私は初めての確定申告書類の作成に挑戦する。税務署の「確定申告コーナー」の案内に従ってまずは分かっている数字だけを入力していったら税金が還付されるどころか追加納税が必要という結果が出てしまった。こんなはずはないと退職後に払った社会保障費や東京で住んでいたマンションの部屋の賃貸収入にかかった経費等を丁寧に1つ1つ確証を探しながら洗い出していく。
2/7(金) ブレーカーで採土場の崖を崩す
昨日降った雪が凍った朝。1週間に1本伐木目標を達成すべく、午前中は松の木を1本伐採。相方が太い幹を玉切りし、私が枝を粗朶焼き場に運びやすいように枝切りする。伐木直後の松の木。この後一気に枝払いと玉切りをする。 |
ドットコを使った丸太の移動を練習するために、水路の向こうにある丸太と、水路の上にまたがった丸太を水路のこちら側に動かしてみることにした。水路の上に何本かの木を渡して橋を作ってから、運ぶ丸太をドットコで少し持ち上げ、持ち上げたところに丸太を差し込む等して木を持ち上げて木の橋に載せ、橋に乗った木をドットコで反動をつけて転がすことで水路を超えることができた。丸太の上に載せれば地面の上ではびくともしない木の向きも一人で何とか変えられる。次は軽トラダンプに積むところまで木の枝をレールのように並べて運んでみることにしよう。
愛用の林業道具いろいろ。 手前からフェリングレバー、木の皮むき、土かき熊手、トビ、ドットコ |
2/8(土) 薪にする松の丸太を割ってみる
冬型の気圧配置が続きあられが降ったりやんだりの寒い一日。午前中はキャンプ場予定地にいって、体を動かす作業をする。玉切りした松を薪にするためには、早く乾燥させる必要がある。丸太のままでは乾きが遅いので、最低半分に割っておく必要があるのではないかということになり、試しに1本割ってみる。斧を何度も同じ場所に振り下ろすのは難しいので、手斧を丸太の上に置いて斧の背をハンマーで打ち込んでいく。伐ったばかりの丸太は樹液で水浸しで斧を打ち込むと水しぶきが飛び散る。何度か打ち込んでいると丸太に亀裂が入って何とか半分に割ることに成功した。少々手間がかかりすぎるので、次はクサビを試してみよう。板材を干す台を作るために、以前切った細い杉やヒノキの丸太を使おうと皮をむいてみた。杉の皮は伐ってから時間が経っているからか剥きやすいとはいえないが縦に長く裂ける分、松よりは皮がむきやすい。檜の皮は檜皮葺に使うだけのことはあってクルリときれいにむけるのにびっくり。それぞれの木にそれぞれ個性があって面白い。
相方は機械作業で冷えた体を温めるため、先日運んだ土砂をドングリサイトのくぼみに広げる。
雪がひどくなってきたので早めに引き上げることにして、明日の朝まで降る雪に備えて粗朶焼き場の上にトタンを載せてから撤収。
2/9(日) この冬初の除雪機出動
20cmほどの新雪が積もった朝。朝日がさす中に雪が舞い、キラキラ光ってとてもきれいだ。除雪車が今シーズン最初(で最後?)の出動。除雪機を出して思い思いに除雪する集落の人たち。ようやく冬らしい風景になった。近所のHさんも除雪中 |
午前中はキャンプ場予定地の坂を除雪。午後は、斜面の水平方向に斜めに傾いて生えている赤松を1本伐採。斜面の下側、木が傾いている方向に対して90℃の角度に受け口を作り、追い口を切っていたら樹上がぶるんと揺れる。クサビを打ち込むと、ぐらりと倒れ始めてうまく斜面下側に倒れた。ちょうど傾いたまま横倒しになった格好だ。玉切り枝払いで本日の作業は終了。
2/10(月) 街の地面は硬い?
粉雪が降りしきる朝、広島市内に用事があって出かける。久しぶりに街歩き用の靴で歩道を歩いていたら地面の硬さが足に感じられて驚いた。底が厚いゴム長靴と土の地面にすっかり慣れてしまったようだ。もうパンプスで街を闊歩するなどとてもできそうにない。夜、家に帰ると日中暖かかったのか道の雪はすっかり解けていて、うっすら積もった粉雪の上にスズメだろうか、小さい小鳥の足跡があちこちにちょんちょんついていた。
2/11(火)ジムの日
快晴の朝。ジムに出かける前にキャンプ場予定地に写真を撮りに行く。雪の上にいろいろな動物の足跡。大きくてまっすぐ並んでついているのはキツネか?ドングリサイトには野ウサギの足跡。そのうちキャンプ場予定地に出没する動物たちの姿を見る方法を考えよう。帰り道、国道191号線を走っていると道路に大きな黒い塊が!よく見たら大きなイノシシが道の真ん中に立っている。クラクションを鳴らしたら一瞬バックしてから猛ダッシュで逃げていった。
2/12(水) 父が帯状疱疹で入院す
見浦牧場から父を病院に連れて行ってほしいと連絡あり。行ってみると左目の周辺とひたいのあちこちが化膿してはれている。自宅から約25kmの場所にある安芸太田町の病院につれていったら体内で休眠していた水疱瘡のウィルスが再活動することで起きる帯状疱疹の疑いがあり、目の近くの帯状疱疹は失明の危険もあるので、安佐市民病院に連絡しておいたので紹介状を持って行ってくださいと言われ、そのまま40km離れた安佐市民病院へ。大きな病院らしい長い待ち時間のあと皮膚科で診察を受けると帯状疱疹なので、1週間入院して点滴治療が必要です、と言われた。帯状疱疹は早期治療が肝心と聞いていたのでそのまま緊急入院することに。そのあと入院前のX線、心電図、採決の検査、入院の手続き等、足が悪い父は広い病院内をあちこちめぐることになり、夕方になってようやく病室に案内されたときには父は疲れてぐったり。私は着替えや眼鏡等、必要な物を明日持ってくることにして雨の中帰宅。
2/13(木) 父の病院に見舞いに行く
昨日の雨で殆ど雪が溶けて、時折春一番の強風が吹き付ける朝。病院に行く前に、見浦牧場の採土場のブレーカー作業が終わったので、外した標準バケットを軽トラダンプに積んでバケット置き場に戻しておく。相方はそのまま見浦牧場の母屋の横の採土場の崖を崩しに行く。
私はそのあと、父の入院用の着替え等をもって母と予約してあった整骨院へ行った後、父の病院に行き病室で一足先に到着していた妹と合流。私が帰ってから症状がひどくなり、点滴が始まるまで大騒ぎだったらしい。その点滴のおかげか炎症の範囲は広がっていてまぶたも昨日より腫れているものの、全体的には昨日よりずいぶん元気になったように見える。
私が入院申込書を窓口に出しに行っている間に、妹と母で父の着替えを手伝ったあと、持ってきた着替えや本等をベッドの横の棚にしまう。用事が済んだので病院を後にし、3人でお昼ご飯を食べてその横のスーパーで買い物をして帰宅。自宅についたのは16時過ぎ、相方に連絡すると手伝いが必要だというので、軽トラダンプでキャンプ場予定地に向かう。相方は崖崩しが終わった後、製材しようとしたらスイッチの切り忘れでバッテリーがあがっていたため、見浦牧場にバッテリーを持ち込んで充電させてもらっていたらしい。製材機を格納庫にしまったあと、油圧ショベルのブレーカーを標準バケットに付け替える。ブレーカーは今回崩した砂利がなくなるまでしばらくお休みだ。
2/14(金) 薪用の松の丸太をクサビで割る
午前中の曇り空がお昼にはのどかな小春日和に。午前中、通販で買ったねじりクサビでの薪割りに挑戦。クサビの先は斧ほどとがっていないので、いくらハンマーでたたいてもなかなか丸太に刺さらない。試行錯誤の結果、最初に手斧をハンマーでたたきこみ、亀裂ができたところにねじりくさびを差してからくさびを打ち込んでいくと比較的楽に割ることができた。丸太が割れていく感触はなかなか面白いのでキャンプに来た人にも体験できるようにするといいかもしれない。そのあとは松の残っている皮をむき、地面にレールのように細い丸太を並べて、軽トラダンプが入れるところまで皮をむいた丸太をトビで転がして運ぶ。
午後は製材を開始、しばらくすると里帰りしていた中学時代の同級生が犬を連れて遊びに来てくれた。夕方、相方がバンドソーにおがくずがこびりついているのに気が付いた。よく見たらバンドソーとバンドソーを回すVベルト全体に松ヤニで固まったおがくずがびっしりついている。これでは切れ味が悪くなるわけだ。明日、ノコギリ用のヤニ落とし剤で掃除してみることにする。
2/15(土) 製材用の丸太を製材機横に運搬する
今日も春の陽気。次の松を伐る前に、ハンノキサイトに散らばる製材用の丸太を製材機のところに運ぶことにした。そのためには製材機の近くに運んだ松を全部置ける場所を用意する必要がある。先日、ブリッジとロープを使えば丸太をレールの上に持ち上げられることが分かったので、レールに平行に丸太を並べて置くことにした。
相方は、バンドソーのヤニ落としをしてから製材を再開。ところが丸太1本も製材しないうちにまたヤニがこびりついてしまった。ヤニがついてから掃除するのではなくヤニが付かない対策を探す必要がありそうだ。
そのすきに、レールの横に置いてある製材機が載っていたパレットの上に積んであった背板を蔵の軒下に運ぶ。
そのすきに、レールの横に置いてある製材機が載っていたパレットの上に積んであった背板を蔵の軒下に運ぶ。
午後、パレットを製材機の格納庫の横に移動して、レールの横にできたスペースに丸太を載せるための角材を並べる。
これで丸太を置く場所ができたので、ハンノキサイトに油圧ショベルを持っていき、道のそばまで転がして並べてあった丸太をスリングで釣り上げて軽トラダンプに積む。
軽トラダンプを製材機の横の丸太置き場に移動し、荷台にアルミブリッジを掛けて、軽トラダンプの荷台から丸太を降ろす。1本目ロープを掛けずにトビでころがしたら、ブリッジの上をすごい勢いで丸太が転がり落ちた。危ない危ない。
2本目からはロープをかけてゆっくり降ろす。2回運んだらもう丸太を置けなくなったので、油圧ショベルを移動し、父にもらった杉の木を持ち上げて製材機のレールと並行になる向きに置きなおし、さっき運んだ丸太の位置をずらして丸太を置くスペースを広げる。休憩のあと残りの丸太をすべて運んで、ハンノキサイトの丸太のかたずけが完了。
明日は雨、その次は雪になる予報なので、雨、雪、風を意識していつもより入念に片付けをしていたらすっかり日が暮れてしまった。
製材機のレールに平行に並べた製材用の丸太 |
夜、製材機のヤニ対策をインタネットで検索していたら、製材所ではバンドソーに灯油を塗っているという複数の記事を見つけた。早速やってみよう。
2/16(日) 大荒れの天気で休業
朝から雨と強い風。屋外作業ができないときは、カンナかけでもしようと、昨日運んできた製材した板を乾燥させるためにとりあえず木工室の中に桟木をはさんで積んでおく。
明日、明後日と雪と風で大荒れの予報なのだが、明日は母の整骨院、明後日は父の退院と、車の用事が雪が重なってしまった。昔と違ってすぐに除雪してくれるので、車が出られないという心配はないが、雪道の運転は神経を使うので雪がないに越したことはない。
2/17(月) 雪の中、母を整骨院に連れていく
この冬最強寒波の襲来で新雪が10cm積もった上にさらに前が見えないほどの雪が降り続く。見浦牧場の4WDの乗用車を借りて母を整骨院に連れていく。さすがに今日は三段峡の入り口付近まで道に雪が残っていた。戸河内も屋根がうっすら白くなり、大きなボタン雪がボンボン降ってくる。整骨院が終わってから一向にやまない雪の中、筒賀の確定申告会場で確定申告の相談をしようと行ってみたが申告初日の午前中とあって大盛況。相談まで2時間かかるというので今日の相談はあきらめ、ジュンテンドーで買い物をしたあと帰路につく。除雪車はまだ出ておらず、深入山の近くまで来るとかなり深い轍ができている。こういうときは4WDだと安心だ。
この雪、明日の午前中まで降り続く予報で、大雪の中退院する父を迎えに行くのはちょっと大変だなと思っていたら、幸い父の退院はその次の日の午前中と決まったと連絡があり一安心。
2/18(火) この冬一番の積雪
昨日降り始めた雪が30cm程積もり、この冬2度目の除雪車が出動する。午前中は、2時間ほど雪かき。
午後、雪が小やみになったので、スノーシューで予定地の中を歩いてみることにする。
作業道を通ってキャンプ場予定地へ、新雪なので軽いのだが雪が深いので足を高く上げなければならず、キャンプ場予定地が遠い。
一昨日から続いた荒天がようやく収まったからか、キャンプ場予定地では小鳥たちが忙しく餌を探して飛び回っていた。ヤマザクラサイトのヤマザクラにはオナガ、そこから飛び移った先にはコゲラの姿も。
松林の松の幹にはシジュウカラが止まり、虫を探しているのか皮をせっせとむしっていた。
見浦牧場に許可をもらって雪の中の牛をとりに行く。
キャンプ場予定地までの作業道をスノーシューで歩く |
雪が舞う中、寒さで丸くなっているフォルムがかわいらしいオナガ |
松林の松の幹にはシジュウカラが止まり、虫を探しているのか皮をせっせとむしっていた。
松の薄い木の皮をくちばしでむしって虫を探しているシジュウカラ |
帰り道、旧国道の交差点の木には、ツグミとジョウビタキの雄の姿。雪の中だと鳥の姿を探しやすいのがいい。
旧国道の交差点の木の実をついばむツグミ |
2/19(水) 父、退院す
朝の気温 -14℃と今年一番の寒さ。除雪はされているががりがりに凍った道を走って自宅から65km程離れた安佐市民病院に退院する父を迎えに行く。昨日の雪は戸河内でも10cmぐらいは積もり、雪をまとった木々の枝が白くなっている景色は小板のようだ。
病院に行く前に確定申告の相談をしようと、町内の確定申告会場に寄ってみたら2つしかない窓口にもう15人ほどが並んでいる。どうも朝のほうが混むらしい。あきらめてそのまま病院に行く。病室について父の様子を見ると、退院しても大丈夫かなと思うほど、顔の左半分の広い範囲にかさぶたができていてまぶたは腫れて半分ふさがっていて痛々しい。まだしばらく自宅療養が必要そうだ。2週間分の薬と1週間後の診察の予約票をもらって退院する。
父を実家に送り届けたあと、確定申告会場にもう一度行ってみる。朝とはうってかわってほとんど人がおらず、すぐ受け付けてもらえた。が、確認したかった内容がややこしかったので、担当の役場の税務課職員の方では回答できず、広島市内の税務署の確定申告会場に行くように案内された。明日、広島市内に行く用事があるので、ついでに行くことにする。
夕飯の時に、上の前歯が1本折れてしまった。病院通いに歯医者が追加されてしまった。
広島県安芸太田町の冬 伐木・伐採 油圧ショベル・バックホー
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