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2019年11月11日~11月28日 ハンノキサイトを片付ける

 
秋の好天が続いている間に残った土木作業を片付けようと、ドングリサイトの片づけ・整地とハンノキサイト、ネコヤナギサイトの片づけに専念しました。


11/11(月) ハンノキサイトのミゾソバを片付ける

午前中、久しぶりにまとまった雨。
午後、相方はドングリサイトの整地を継続。私はネコヤナギサイトの草刈りが一段落したので、次はハンノキサイトの草刈りをすることにした。ハンノキサイトはツルまみれの木がたくさん立っていて、それを伐ったまではよかったのだが、当時は運ぶ道も手段も粗朶焼きの技術もなかったので、伐った木をそのままあちこちに積んだままにしてあったのだ。そうしたら、東側は一面がミゾソバの花畑になった後、霜で枯れたミゾソバが網のようになって地面を覆いつくしてしまった。さらに西側は一度切ったツルの切り株から新しいツルがたくさん伸びて、再びジャングルのようになっている。
ジャングルにしないためには、年最低2回の草刈りは欠かせない。つまり、整地はできなくとも、草刈りができるところまでは片付けないといけないということだ。
そこで、まずは東側の斜面の地面を覆っている枯れたミゾソバを熊手でかき集めて地面に積んだ粗朶の山が見えるようにする作業に着手した。

11/12(火) ジムの日

2か月ぶりの美容院に行ってからジムへ。キャンプ場造成作業のおかげで腕はずいぶんたくましくなったのだが、ストレッチを隔週1回しかしていないので体はちょっとづつ固くなっているようだ。
夜自宅に戻ると、あかりなしで歩けるほどの明るい月夜。いつでも明るい町とは違い、ここでは月の明るさが実感できる。

11/13(水) ユニットハウスの屋根にできた穴をふさぐ

秋晴れの暖かい朝。
気持ちのいい秋晴れの青空
ちびモミジも一人前に紅葉している
相方はドングリサイトの整地、私はハンノキサイトの片づけを継続する。粗朶を運び出せるように草を刈っていくのだが、粗朶が邪魔をして刈払機ではうまく刈れない。仕方がないので鎌で草を刈りながら粗朶の山の所在を探し出していく。
草刈りに疲れたので、先日設置したユニットハウスの雨漏りの原因を調べることにした。はしごを使ってユニットハウスの屋根に登り、それらしい箇所を探していく。すると1か所トタン屋根のくぼんだところに長さ10cmぐらいさびて亀裂が入っているところを発見。内側の天井板をはがしてみると亀裂の下が集中的に傷んでいたので確かにこれが雨漏りの原因らしい。蔵の屋根の修理用に買った屋根用のコーキング材で穴をふさぐ。これで雨漏りが止まるといいのだが。
コーヒータイムの後はドングリサイトに積んである土の運び出し。ようやく土の山が半分ぐらいになった。あと2日はかかりそうだ。

11/14(木) ハンノキサイトのヤナギの倒木を玉切りする

朝の気温5℃。夜の間吹き荒れた風雨が弱まり、朝降っていた小雨もお昼前はすっかり上がって青空に。
ドングリサイトにある2本の大きなコナラの木は
それぞれオレンジと黄色に色づいた
午後からハンノキサイトの片づけ作業の続き。春には手を付けられなかった、3方向に倒れたヤナギの巨木を運び出せるように、薪の長さに玉切りする。

11/15(金) ハンノキサイトで粗朶焼きを始める

 朝の気温-6℃。一面霜で真っ白。
隣家のかやぶき屋根も、わずかに残ったナナカマドの実も霜で真っ白


風も収まり粗朶焼きができるので、今日一日ハンノキサイトの片づけに専念することにする。ハンノキサイトの真ん中に焚火を起こす。草木が霜で凍って冷えているのでなかなか火が付かない。なんとか火が付いたところで、まずは中央に積んであった粗朶の山と昨日切った太いヤナギの倒木の腐った部分を燃やしていく。
油圧ショベルで入り口付近にある木の根を抜いたところ、たくさんのツルの根が何メートルも地面を這いまわっていた。これを抜いておかないとまたツルのジャングルに逆戻りしてしまいそうだ。夕方までかかってようやく2か所の粗朶の山を燃やし尽くしたが、まだ粗朶の山は4か所も残っている。やれやれ。
夕方は再びドングリサイトに積んである土の運搬、あと1日でなくなりそうだ。
土の運搬中に作業道の入り口に姿を見せた冬鳥のカシラダカ

11/16(土) 粗朶の山に倒れかかった松を玉切りする

朝の気温は-3℃。今日も軽トラダンプの窓の霜をかき落とす作業から始まる。
玉切り中の松の木。右側は片付けを待つ粗朶の山
最初にハンノキサイトの粗朶焼きの火をおこしなおして、3番目の粗朶の山に取り掛かる。そこは伐った木を積んだ上に太い松が倒れて一部が下敷きになったままになっているので、まず松の木を片付けないといけない。松の木に近づくのを邪魔している草を刈り、粗朶を取り払ってからチェンソーで玉切りする。これで4番目の粗朶の山の片づけに取り掛かれる。

11/17(日) 40年ぶりの中学校の同窓会に参加する

今日は何十年かぶりの中学校の同窓会。朝の高速バスに乗って広島へ。一日2便とはいえ、公共交通機関を利用できるのはありがたい。
戸河内のバス停で同級生が1人乗車。一足早くバスの中で2人同窓会が始まる。
会場に着くと、還暦記念同窓会とあって、同級生のほぼ半数が集まるという盛況ぶり。恩師の先生方も80才を過ぎてなお皆お元気で何より。
私は大学卒業後広島を離れていたこともあり、ずっと同窓会には出ずじまいで、ほとんどの人が40年ぶりの再会だったので名前を思い出すのが大変だった。女子は中学時代と余り変わっていない印象だが、男子は何名かだれかわからない人がいて、中学時代の面影を探すのに一苦労。
飲み食いそっちのけで近況や思い出話で盛り上がり、気分はすっかり中学生。あっという間に閉会時間となり店を出て外で全員で記念撮影。一般の人がいる中で改めて見るとやっぱり60才のおじさんおばさんの集まりだった!
その後、コベルコ建機の展示会のイベントに行っていた相方と駅前の本屋で待ち合わせ買い物をして帰宅。

11/18(月) テントサイトの整備順序を見直す 

朝から小雨、強風が吹く大荒れの一日。今日は作業はお休みにして、事業計画の見直しをする。
これまでの作業のペースから考えて、テントサイトの整備順序も見直すことにした。なるべくトイレ棟と炊事棟を増設せずに運営できるように、最初に建てるトイレ棟と炊事棟から歩いて行けるところを優先してサイト化することにする。
オープン時には整地済みのネコヤナギサイトと整地中のドングリサイトをテントサイトにして、整地が間に合わないネコヤナギサイトとハンノキサイトは今のうちに伐根だけしておいて来年1年は草刈りをまめにすることで芝生化できるかどうか様子を見ることにした。
そのため、ドングリサイトの整地と、ハンノキサイト・ネコヤナギサイトの粗朶の片づけと伐根までは雪が降る前にやっておこうということになった。

11/19(火)休養日?

曇り空の暖かい日。今日は朝から用事があって広島へ。作業は1日お休み。

11/20(水) 製材機の到着日が決まる

朝の気温1度。先日の計画見直しに沿って、相方はドングリサイトの整地を、私はハンノキサイトの粗朶の片づけを急ぐ。
ハンノキサイトの土手の約1/2が片付き、小川の向こうにある開拓地の跡地とその奥の山が見渡せるようになった。紅葉の時にこの見晴らしがあったらよかったのに。
美山里山舎から製材機が28日に入荷するとの連絡があり、29日-30日で2tトラックのレンタカーを借りて取りに行くことにした。2tトラックの運転は相方も私も初体験。弟が言うには2tトラックの大きさは乗用車とそれほど変わらないとのことだが、大丈夫かな?

11/21(木)ハンノキサイトの粗朶が片付く

今朝も-6℃の冷え込み。
ハンノキサイトの焚火の残り火を起こして体を温めてからハンノキサイトの片づけの続きをする。相方はドングリサイトの根かきの続き。
お昼、廃校になった分校の運動場にゴエモン風呂のお風呂屋さんを建築中のHさんの様子を見に行った。もともとあった壊れた倉庫のブロックの基礎を半分うまく使って、すでにお風呂の基礎のブロックを1/3程据え付けてあった。さすがHさん、仕事が早い。お風呂の予定地からは、深入山を背景にしたかやぶき屋根がよく見える。
午後も午前中の作業を継続、夕方までに何とか道路側の斜面を残してそれ以外の部分の粗朶を片付け終わった。あとは切り株を掘り起こして平らにし、刈払いができる状態にするまでが今年の作業目標だ。

11/22(金) ハンノキサイトの切り株の根を掘る

今朝の気温も-6℃。紅葉もすっかり終わって、山の色がモノトーンになってきた。
今日も相方はドングリサイトの整地、私はハンノキサイトに油圧ショベルが乗り入れられるように地面に置いてある細い丸太や松の丸太を移動して、道路側の斜面に積み上げる。
昼、ハンノキサイトに油圧ショベルが入って、切り株の根を掘り起こす。
掘り起こした根の土を払って焚火にくべて、根ほりで空いた穴に土をかき集めて埋めておく。根を半分ほど片付けたところで時間切れ。
Oさんが軽トラックでハンノキサイトまでやって来た。ここまで車で乗り入れた人は初めてだ。Oさんと立ち話をしていると、西の空がきれいな夕焼けに染まってきた。こんなにきれいに焼けるのは珍しい。
軽トラダンプのフロントガラスの中にも夕焼けが

11/23(土) ハンノキサイトの片づけがほぼ終わる

今朝も霜。霜に朝日が当たると霧になり、幻想的な風景が一瞬広がる。
朝霧が集落を包み込む
今朝はまず真砂土の運搬。製材機の台を水平に置くために2杯、ドングリサイトの整地用に7杯程運ぶ。そのあと相方はドングリサイトの整地、私はハンノキサイトの掘った根の片づけと穴埋め。持ち上がらない根っこは、ハウスカーに無理やり載せて引っ張って何とか運ぶことができた。
ここが終わったらあとはネコヤナギサイトの根を掘って掘った後の穴を埋めれば、雪が降る前に目標としている作業が一区切りする。
ハンノキサイトの根を抜いた穴を埋めている間に、相方はネコヤナギサイトの伐根する切り株にテープで印をつけていく。
夕方、何とかハンノキサイトの根の片づけと穴埋めが終わった。ここは、何本もの太い倒木、それから生えた大量の枝、それに絡みつくツル、ツル、ツルで足の踏み場もないほどジャングル化していたのだが、それがついに草刈りできる平地になるまで片付いた。オレンジに染まる西の空に光る一番星を見ながら、今日の作業は終わり。
2月時点のハンノキサイト
粗朶の山や切り株がほぼ片付いて
見晴らしがよくなったハンノキサイト(12/4時点)

11/24(日)  軽トラダンプのタイヤを冬用タイヤに交換する

朝はハンノキサイトとドングリサイト用に真砂土を運搬し、油圧ショベルでこじってへこんでしまったところを水たまりにならないように埋めておく。そのあとはハンノキサイトの道路側の斜面に積んである粗朶の山の片づけに精を出す。粗朶の間から伸びたツルをカマで切って、粗朶を引きはがして燃やしていく。
午後3時、作業を切り上げ、軽トラダンプを軽く洗車してから、いつもお世話になっている戸河内のガソリンスタンドに軽トラダンプのタイヤ交換に行く。しばらく前に冬用タイヤを頼んだところ、車が古すぎてナットの穴が合うホイールが手に入らない、と言われていたのだが、その後中古のホイールを見つけたと連絡があって、無事今日のタイヤ交換となった。これでいつ雪が降っても大丈夫だ。
無事スタッドレスタイヤに履き替えた軽トラダンプ。
探してもらった中古ホイールはいろいろな車につけられるように
たくさん穴が開いているもの。

11/25(月) K野さんちでお昼ごはん

夜降り始めた雨が朝も霧雨になって降り続く。
軽トラダンプのタイヤを納屋に収納し、除雪機のミッションのグリスをグリスガンで注ごうとしたがグリスガンがうまく刺さらず悪戦苦闘。
お昼、集落内のK野さんからお昼に誘われていたので、相方と2人で訪ねていく。小板出身のK野さんは今は四国に住んでいるが、ふるさとの小板が大好きで、「楽に呼吸ができる場所」なのだそうだ。2週間に1度電車とバスを乗り継いで、季節の変わり目の荷物が多いときは車で小板に帰ってくる。台所の横に半透明のポリカーボネートの波板で屋根と壁の上部を覆ったガレージがついていて、サンルームのように明るく、使い勝手がよさそうだ。おいしい四国名物しっぽくうどんやいろいろなおかずをたらふく食べさせてもらい、満腹。われわれがここにキャンプ場を作る気になったいきさつを熱心に聞いてもらった。
そのあと、分校跡地にHさんの姿が見えたので寄ってみる。ブロックの基礎は一部大きな切り株が出てきたところを除き、ほとんどできていて、土台の木材の加工に取り掛かっていた。相変わらず仕事が早い。

11/26(火) ジムの日

隔週のジムの日で広島へ。夜帰ってくると天の川まではっきり見える満天の星。

11/27(水) ネコヤナギサイトの水はけを調べる

ハンノキサイトの粗朶焼き場の様子を見に行くと、雨が降ったにも関わらず灰が乾いていた。灰を掘ると熾火が出てきて難なく火が付いた。大きな根が燃えるまであと少し。
相方がネコヤナギサイトに油圧ショベルを乗り入れて切り株の伐根を始めたが、これまでの場所と違い、黄土色の土が泥のようになって根に引っ付いて抜けてくる。かなり地下水位が高いようなので調査用の穴を掘ってみた。
地表から黄土色の泥のようにぬれた土が30cm程、その下がすぐ水につかっていることを示す灰色のグライ層になっている。
これまで試した水はけ対策は、①暗渠パイプの敷設、②水を通す石の層まで深い穴を掘って水を通す砂利で埋める方法で、ハンノキサイトは②の方法で地下水位が下がった実績がある。そこで、ネコヤナギサイトも②の穴を掘って様子を見ることにした。掘った根を燃やそうと、根についた土を取り除こうとしたが重たい泥になっているので簡単には取り除けない。ネコヤナギサイトの片づけも長期戦になりそうだ。
そのあと、製材機の置き場所を準備する。製材機のレールは水平に設置する必要があるので、目安になるところに杭を立てて、真ん中に置いた水の入ったバケツとホースを使ってそれぞれの杭に水平面の基準になる印をつける。サイズを間違って買ってしまったグレーチングと、S田さんにもらった枕木をならべて水平の台を作るため、それぞれ足りない高さの分砂利交じりの土を積んで踏み固める。

11/28(木) 製材機入手前日

今日は朝から町へでて年金の切り替えや町民税の支払い等いろいろたまった用事を片付ける。14時ごろ帰宅し、キャンプ場予定地にいって製材機置き場のレベル合わせの続き。翌日はいよいよ製材機を取りに行くので、荷台に荷物を固定するのに必要なロープやブルーシート等、必要なものを見繕って持って帰る。念のため荷造りの方法をインタネットで見つけた全日本トラック協会発行の安全作業マニュアルで再確認して就寝。

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