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2019年10月25日~11月3日 ユニットハウス用の束石を設置する

 
製材機の購入が決まったので製材機が来るまでの間にユニットハウスの設置と製材機の設置場所の準備を終わらせるべく、まずはユニットハウス用の束石を設置しました。


10/25(金)ユニットハウス用の束石を買う

今日も雨。軽トラダンプにガソリンの携行缶を積んで戸河内に買い物に。ガソリンスタンドで給油したあと、ジュンテンドーでユニットハウス設置用の束石を買う。ユニットハウスの大きさは長さ5.4m×幅2.2mなので、四隅と長辺の真ん中に1つづつ計6つ、少し大きめの180mm角の物を購入。夜はしばらくためていたレシートの束を来年の本番に向けて練習している会計ソフトに入力。

10/26(土)  製材機を置く場所の作り方を検討する

今日も朝から雨。朝、ユニットハウスのサイズを測りにいってから、見浦牧場で製材機を設置する平らな場所の作り方を相談する。
美山里山舎では、水平に砂利を敷いた上に鉄板を載せると良いと教えてもらったのだが、調べてみるとこの鉄板、工事現場でよく使われる「敷鉄板」と呼ばれる物で大きいものは5寸×10寸(1.5m×3m)、厚さは22mm、 重さはなんと800kgにもなる。もっと薄くて軽いもので何とかならないか、いろいろ調べたり、何人かに聞いたりしてみたが、重量物を扱うのが当たり前の工事現場では、10tトラックが載れる橋にも使える汎用性から、とにかく22mmを使うらしい。値段は1kg1000円ぐらいが相場で、簡単に買ってみようと言える値段ではない。結局いろいろ検討したが、モルタルを打つのが一番安上がりということになった。
早速、母屋跡に1.5m×6mの長方形に杭をうって場所を決める。続きは地面が乾いてからやることにし、相方はドングリサイトの西側の木の伐採作業、私は母屋跡の西側の草刈りをする。

10/27(日)集落のお宮を掃除する

朝、見浦牧場から今日はお宮掃除の日だと知らせがあった。文化の日の前の日曜日の朝8:00からは、集落の住民総出でお宮掃除が実施されるのだそうだ。
1年ぶりの掃除をしながら世間話に花を咲かせる
キャンプ場予定地によって草刈り機、庭ぼうき、雑巾等をもってお宮に行くと、すでに集落の一番下流に住むTさんが来ていた。日頃、お宮の近くに住むSさんが草刈りをしてくれているおかげで草刈り機は出番がなく、参道のはき掃除をはじめていると、次々と掃除道具を片手に集落の人が集まってきて、境内や参道の掃き掃除、お宮内の拭き掃除とあらかじめ分担が決まっていたかのようにそれぞれが掃除を始める。
掃き集めた杉の葉に火をつけようとしたらぬれていてなかなか火がつかない。すると集落の一番上流に住むS田さんが軽トラックでプロパンガスのボンベとバーナーを、オートキャンプ場のOさんが灯油の火炎放射器を持ってきて豪快に火をつける。

掃き集めた杉の葉にバーナーで着火
中国山地のこのあたりでは、集落ごとに神楽団があり、文化の日の前夜にはそれぞれの集落のお宮で神楽の奉納が行われる。しかし、小板では集落の人口が減りすぎて神楽の舞子がいなくなり、何年か前に神楽ができなくなってしまった。
お宮の中には桐の箱に収められた神楽の衣装。その中に「盆舞」という舞に使う木のお盆が入っていた。このお盆を手の平にのせて落とさないようにでんぐり返ししたり、お盆をクルリと回したりする、子供の目には手品に見えるユニークな舞だ。
掃除に来ていた若いご夫婦は、鬼を舞わせたら右に出る人はいないと言われた神楽の名手O原さんのお孫さんで、ご主人は6年前まで盆舞を舞っていたそうで、「まだできるかなぁ・・」と言いながら四角い舞台の上ででんぐり返しを見せてくれた。
お宮の中。最後に神楽が行われた時のまま、時間が止まったようだ。
掃除が終わった後、Oさんがみんなを古民家に招待してくれ、コーヒーをごちそうになる。そこに置いてあったキャンプ施設の紹介パンフレットに、枕木を数本立てて看板にしている写真があり、まきばの里キャンプ場の看板もそれを真似して作ろうということになった。S田さんが枕木を持っているというので、後日取りに行く約束をする。
キャンプ場予定地に戻り、ユニットハウスの土台用の砂利を仕分けしていると、父がホイルローダで特大餌箱の底に使うクリの柱を取りに来た。蔵の前室から出てきた木材の上にかけてあったブルーシートをめくってクリの柱をホイルローダのバケットに積む。最後の柱を取り出そうとしたら、買ったはいいがサイズ違いで使えなかったため、その場所に立てかけたままにしてあった幅50cmのグレーチング5枚が倒れそうになり、倒れないように脇に移動していたら、父が「製材機の土台にぴったりの物があるじゃないか」と言ってくれた。確かにグレーチングなら強度も面積も十分。水平に置くための細工も難しくない。おかげで製材機の設置場所を作る方針が決定した。
先日ホームページ経由でメッセージをくれたキャンパーのFさんが明日友達と一緒に見学に行きたいと連絡があった。お会いするのが楽しみだ。

10/28(月) 初デイキャンプ?

朝9時、S田さんに枕木をもらいに行く。坂道の横の資材置き場に、長さ2m強の枕木と、それをS田さんが切ったという長さ1m強の枕木がそれぞれ1.5mぐらいの高さに積んである。2mの枕木は2人で運ぶのは厳しい重さ。S田さんに必要なだけ持って行っていいよといっていただいたので、製材機の土台にちょうどいい長さの短い枕木をいただいて軽トラダンプで持ち帰りヤマザクラサイトに積み上げた。
11時頃、キャンパーFさんが来られた。ほどなくキャンプ仲間のMさんもこられたので一通りキャンプ場予定地を案内する。紅葉には少し早いがキャンプ場予定地のあちこちで秋の草花が観察できる。
ドングリサイトの入り口。一足早くヤマザクラが紅葉している。

ドングリサイトに1本だけ咲いているリンドウ。

小川の散歩道には鮮やかな青い実をたくさんつけたサワフタギ。
別名はルリミノウシゴロシでちょっと物騒な名前。
Fさんが新しい薪ストーブを試験しにキャンプ場にいく、というので薪ストーブの試験ならここでやってもらっていいですよとヤマザクラサイトの一角を使ってもらった。このキャンプ場初のデイキャンプだ。
Fさんが薪ストーブの試験をしている間、相方はユニットハウスの設置場所にブロックと束石を仮置きする。
私は整地を中断していたドングリサイトの西半分の刈払いをしようと思ったら、茂った草の中に切って積んだままにしていた木の枝が埋もれていて、これをかたずけないと草が刈れない。木の枝を運び出して刈払いを終えたころ、Fさんの薪ストーブの試運転は無事終了し、完成が楽しみですね、また来ます、と言い残して帰っていった。期待に応えられるように頑張ろう。

10/29(火)ジムの日

いつものジムの日で作業はお休み。

10/30(水)  ユニットハウスの設置場所に水糸を張る

今日の作業はユニットハウスを置く束石の設置位置を割り出すための水糸張り。正確な位置と高さに設置する必要があるので、前日にインタネットで調べた方法に沿って作業する。
まず設置場所の外側の四隅に3本ずつ杭を立てる。次に水糸の高さを決めるため、バケツに水を汲み、水を満たした透明の太さ1cm、長さ3m程のビニールホースの片方をバケツの底に沈め、もう片方を高さの基準となる隅の束石にあてて水面の高さを確認。水面が高かったので、バケツの水を少しづつくみだして水面を束石の高さに合わせる。これで高さの基準ができたので、計12本の杭にホースを当てては、水面の高さに線を引く作業を繰り返す。
水が入ったバケツとホースを使って杭に同じ高さの印をつけていく
全部の杭に線が引けたら、水板と呼ばれる細い板を線の高さの水平になるように杭にねじ止めする。水糸を水板に結ぶことで、水糸の高さを変えずに水糸の位置を左右にずらすことができるようになる。
水板に水糸を結んで4本張ったら、メジャーで測って水板に結んだ水糸を左右にずらして長辺の水糸の位置を合わせる。短辺の水糸は長辺に直角に張らないといけないので、束石の角で直角になるよう調整してから、念のために3:4:5の直角三角形になっているかを確認する。最後に水糸が動かないように水板に釘を打って、水糸をピンと張りなおして水糸張りが完了した。水糸に合わせて束石を仮置きし、高さ調整は翌日に持ち越し。
残りの時間は、ドングリサイトに積んであった粗朶の片づけに充てる。

10/31(木) ツルだらけのマユミの枝を切り落とす

朝の気温は1度。今日も軽トラダンプを暖気しながらせっせと窓の霜を取る作業から始まる。
相方は、ユニットハウスの土台の束石の高さを調整する。盛り土に掘った穴に粗い砂利、細かい砂利を少し高めに敷いてから、ブロックと束石を置き、上面が水糸の高さで水平になるようにたたいていく。午前中いっぱいかかってすべての束石の高さ調整が終わった。
最後の1個の束石の高さを調整中。
あとはブロックの強度を上げるため、穴にモルタルを積めて置きなおせば完了だ。
ユニットハウスの土台の目途が立ったので、午後はドングリサイトのやり残した作業に着手する。ドングリサイトの真ん中に積んだままにしてあった根っこを粗朶焼き場に運び出してから、相方が油圧ショベルで整地に取り掛かる。
私はドングリサイトの西の土手に生えている見晴らしを悪くしているツルだらけの大きなマユミの木の伐採準備に取り掛かる。この木は巻き付いたツルの一部が電線に絡みついている上、下手に倒すと電線の上に枝が倒れてしまう可能性もあり、複数の太い幹と何本ものツルが絡み合っていて幹を伐ったときにどちらに倒れるか予想できないという状態になっている。これを安全に伐採するため、木に登って絡んだツルや枝を高枝ばさみやノコギリで1本づつ切り落としていくことにした。最初に電線に絡んだツルを切り離し、その後上のほうから順番にツルと枝を伐って下に落としていく。
ツルまみれのマユミの木の枝をノコギリで伐って運び出す
Hさんのかやぶき屋根の補修は今日が最終日。差し込んだカヤのはみ出した部分をトリマーで切りそろえて補修完了。明日からは、かやぶき屋根を望める高台の分校の運動場跡地にかやぶき屋根を見ながら五右衛門風呂に入れる施設の建設作業に取り掛かるそうだ。

11/1(金) コンクリートブロックにモルタルを詰める

作業日和の秋晴れが続く。ユニットハウスの束石の下に置くコンクリートブロックの強度を上げるため、コンクリートブロックの穴にモルタルを詰める。バケツにセメントと砂を入れて撹拌機で混ぜ、さらに水を加えて混ぜてモルタルを作る。板の上に並べたコンクリートブロックの穴にモルタルを詰めて、棒でつついて空気を抜く。あとは固まるのを待つばかり。
そのあと、相方は、ドングリサイトの中央部の根掻き、私は前日に引き続きマユミの木に登ってツルが絡んだ枝を少しづつ切り落としていく。

11/2(土) ツルだらけのマユミを伐採する

今朝も霜。昨日コンクリートブロックに詰めたモルタルは固まっていたが、十分に空気抜きができずに反対側に隙間が残っているものが2つあった。次回は失敗しないように気を付けよう。
午前中、ツルだらけのマユミの木に登り、最後に残った枝をノコギリで切り落とす。枝と一緒に絡まったツルがすべて落ち、ようやく安全に倒せる状態になった。午後の伐採に備えて根元に落ちた枝とツルをかたずけて粗朶焼き場で燃やす。
午後、モルタルで頑丈になったコンクリートブロックを元の位置に戻してその上に束石を載せる。これでようやくユニットハウスの土台が完成し、ユニットハウス移設の準備が整た。
そのあとは、安全に伐れるようになったマユミの木をチェンソーで伐採する。枝がなくなっているので悩むことなくアッという間に伐れてしまった。
すっかり枝がなくなったマユミの木を伐採する
相方が伐った太い幹を玉切りしている間に、私は木のそばに流れる水路の脇に砂を敷いて歩道を作る。そのあと、できたばかりの歩道を使って伐った木を一輪車で粗朶焼き場に運んでいく。
夕方、集落のH江さんが深入山でのミートセンターの出店の手伝いの後、リンゴをもらったからとお裾分けによってくれた。よく1年でここまで整備したね、とほめてくれた。集落の皆さんがそれとなく気にかけてくれているのが感じられてうれしい。

11/3(日) 何はともあれ刈払い

気温3℃と、少し暖かい朝。マユミの木の伐採跡の木の枝の残りをかたずける。
相方は、油圧ショベルでヤマザクラサイトの整地の仕上げ。
午後、ドングリサイトの土手の下、伐採したマユミの奥に春に伐った粗朶が山積みしたままになっていたので、それをかたずけようと思ったが、草が間に生えてしまってどうにもならない。いつかはかたずけないといけないので、ネコヤナギサイトにもっていって焼くことにしたのだが、そこまでが草に覆われて近づけない。まずは刈払いから始めることにした。刈り払えば人が通れるようになる。
少なくとも初夏と夏、年2回は刈らないと、刈払うのが億劫になるほど草ぼうぼうになってしまう。来年は真面目に刈払いすることにしよう。


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