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2019年10月10日~10月21日 簡易製材機の購入を検討する

 
母屋跡のかたずけが終わり、母屋跡の整地に着手しました。ここには手配済みの中古のユニットハウスを設置するのですが、そのままでは工事現場みたいになってしまうので、外壁に板材を張ってそれらしくリフォームする予定です。そのための板材にこれまで伐った木やこれから伐る木を使いたいね、ということで簡易製材機を探すことになりました。

10/10(木)  母屋跡の整地に着手

朝の気温は前日からさらに下がって3℃。霜が降りてもおかしくない気温だ。
今日は母屋跡の整地を完成させるため、見浦牧場内の採土場から真砂土を運搬する。午前中かかって軽トラダンプに20杯分を運ぶ。
採土場で相方が真砂土を軽トラダンプに積むのを待つ間、採土場の地面に生えている芝を、ショベルを使って市松模様に芝が残るように10cm角ぐらいの大きさにはがす。はがした芝をキャンプ場予定地に持って帰り、真砂土運搬が終わってからヤマザクラサイトの一部に植えてみた。テントサイト全体をこの方法で芝にするのは手間がかかりすぎて現実的ではないが、芝の補修はこの方法で行けそうだ。
午後、相方は運んだ真砂土を整地していない場所に広げてならして固めていく。私は小川の遊歩道を開通させるべく、母屋跡の西側の田んぼ跡の草を刈る。
夕方、父がホイルローダでやってきて、クリの柱材は残ってないかという。聞けば大きな牧草ロールをそのまま入れる特大餌箱を作るのに、餌箱の底に並べる長さ2mぐらいの丈夫なクリの柱材が必要なのだという。母屋の柱は傷んでいたこともあり、みんな薪の長さに切ってしまって長いものは残っていなかったのだが、蔵の前室の中から出した古い柱を積んであった中に、餌箱を作れる長さのクリの柱が何本か混ざっていた。クリは硬くて水に強い木材として昔は家の土台や枕木等いろいろなところに使われていた木材だったが、今時クリの角材など手に入らない。今から思えば廃屋解体時にとっておけばよかったと思うのだが、木材の種類もわからなかった当時にそんなことができるはずもない。必要な本数の柱があることを確認した後、必要になったら取りに来るからと帰りかけた父に、作業道が通れるようになったよというと、父はホイルローダで作業道を走って帰っていった。
通れるようになった作業道をホイルローダで颯爽と走っていく父

10/11(金)  母屋跡の整地と小川の遊歩道の草刈りを続行

朝の気温は10℃。毎日少しづつ紅葉が進んでいる。
朝、軽トラダンプ10杯分の真砂土を母屋跡に運搬してから、相方は母屋跡の整地を続行。私も小川の遊歩道の草刈りを続行。刈払機で水草をなぎ倒した後、刈った草を集めて一輪車に山盛りに積んで、ロープで縛って落ちないようにしてから粗朶焼き場に運ぶ。
長さが1m弱の背の高い水草は、刈るのも一苦労だが、刈った後の草を運ぶのも重労働だ。
刈り倒した水草に作られていたカヤネズミ(?)の巣

10/12(土)  Oさんの古民家に展示会を見に行く

3連休の初日、大型台風19号が関東地方に向かって北上、遠く離れた広島も強風圏に入ってきた。キャンプ場予定地のブルーシートの重りを増やして強風に備える。雨が降るまではと相方は昨日整地しきれなかったところを整地、私は小川の遊歩道の草刈り。小川の岸辺には多分イノシシだろう、はっきりとした獣道があった。
10時ごろ、雨が強くなっていきたので作業を中止し、集落内に町会報を配布したあと、Oさんの古民家キャンプ場で今日から3日間開催される展示会を見に行く。古民家の中に90歳を過ぎたOさんのお父さんの日本画(掛け軸)とOさんの奥様が作った着物をリフォームした洋服や小物が展示されていた。コーヒーをごちそうになっていると、展示物の作者のOさんのお父さんと奥様が来られたので、しばらく展示物の説明をお伺いした後、古民家を後にする。雨が降り出し、風も強くなって来たので今日はおとなしく休養日にする。

10/13(日) もみじウォークに参加する

台風19号は関東、東北のあちこちの川を氾濫させるという大変な被害を出して過ぎていった。このあたりは風は少々強いが台風一過の秋晴れとなり、予定通り、深入山の回りの10kmまたは20kmのウォーキングイベント「もみじウォーク」が開催されるので、様子を見に行くことにした。
10kmコースの出発時間は9:30なのでそれまでにキャンプ場予定地の台風の影響を確認しに行く。水路に詰まった草や大規模林道に落ちた枝を掃除していたらうっかり出遅れてしまい、会場についたときはちょうど集まった大勢の人達がスタートしたところでなかなか駐車場に入れない。
たくさんの参加者が深入山グリーンシャワー前を出発

ようやく駐車場に車を止めて前を行く人たちを追いかける。深入山は一面ススキの穂が銀色に輝いて気持ちがいい。旧道に入ると私が通学に使っていた狭いくねくね道。新道ができて、生活道路ではなくなってからずいぶん経つが意外と道路はしっかりしている。昨日の台風で折れた枝がたくさん落ちているのではと心配していたのだが、誰かがイベント前にかたずけたのか大した物は落ちていない。
道端に咲く花には、A4サイズの写真入りの植物の説明の立て看板が立てられていて、ガイドがいなくても草花を見て楽しめる。
道端に咲く山野草のそばにたてられた
説明の看板を読みながら歩くのも楽しい
山の中の旧国道を深入峠を越えてOさんの古民家の近くに来るといきなり景色が開けて稲刈り前の田んぼもあるのどかな里山の風景になる。
広々とした里山の中をウォーキングする参加者

途中で週末帰省しているKさんに会ったので立ち話をしていたらすっかり遅れてしまった。そこでちょっとずるをして自分の家から軽トラダンプで出発点へ。
スタート地点の深入山の登山口がある広場には見浦牧場ミートセンターをはじめ、いろんな食べ物の出店が出てにぎやかだ。数件の出店をはしごして腹ごしらえをして女性インストラクターの指導によるストレッチに参加した後、近くの古民家でやっているイベントを見に行く。中では無料のお灸体験をやっていた。せんねん灸に専用の点火器で火をつけてから足の疲労に聞くといういくつかのツボに貼り付けて火が消えるまで待つ。参加者同士で昔のもぐさのお灸が熱かった話等をしながら体験終了。
予定地に戻って、相方は整地、私は小川の遊歩道の草刈りを続ける。小川沿いに北に向かって刈ってから、土手のところで東向きに進もうとしたところで電池切れ。

10/14(月) キャンパー初来場

朝の気温は3度。軽トラダンプの窓の曇りがなかなか取れない。
相方は母屋跡の敷地の西の端の手付かずになっていた木を何本か伐った後、油圧ショベルで根かきする。私は切った木、かいた根を軽トラダンプに積んで粗朶焼き場に運び、燃やしていく。
3時の休憩後は、小川の遊歩道の北の端を東側から刈ることにし、ノコギリで邪魔になる木の枝を切っていく。明日ここを刈れば、小川の散歩道を周遊できるようになる。
夕方、帰り支度をしているとキャンプ場予定地の入り口に1台の車が止まった。
先日、GoogleMapでキャンプ場予定地を見つけてホームページ経由でメッセージをくれたFさんが北広島町のキャンプ場からの帰りに立ち寄ってくれたのだ。ここに来場してくれた初めてのキャンパーだ。キャンプ場予定地を案内しながら話を聞くと、なかなか筋がね入りのキャンパーらしく、ザック一つ背負って山に入ってキャンプしたりもするらしい。
焚火が好き、雪中キャンプが好き、とのことで、長いお付き合いになるといいなぁ。

10/15(火) 母屋跡の整地と小川の散歩道の草刈り完了

朝10℃を切った気温がなかなか上がらず12時で14℃。思わずダウンベストを来てファンヒータをつける。そろそろ冬じたくを急がねば。
雪が降る前に母屋跡に中古のユニットハウスを設置しようと、母屋跡の整地を急ぐ。
牧場内の採土場から砂利交じりの真砂土を軽トラダンプで14杯分運ぶ。採土場で手が空いている時は、採土場に生えている芝を10cm角ではぎ取る。
真砂土運びがおわると、相方は母屋跡の整地に精を出す。運んだ土ともともとの土を混ぜてて広げてならして固める、夕方までにはほぼ整地が終わった。
私は小川の散歩道の草刈り。刈っては刈った草木を一輪車で運んで燃やす、の繰り返し。根気と体力が必要だ。何とか全長150m程の予定していた周回コースの草刈りが終わり、歩けるようになったので、水はけの状態を確認する。
ようやく草刈りが終わって歩けるようになった小川の川岸
北側の土手に1か所大きく削れたところがあり、どうも大雨の時は小川からあふれた水がここを流れているらしい。一面ネコヤナギが生えていてじめじめと湿ったこの場所の土を乾かすには、土手沿いに排水路を掘って様子を見る必要がありそうだ。

10/16(水) 母屋跡の東斜面の木を伐る その1

朝の気温 -1℃。初霜が降りて外は真っ白。
霜で凍ってしまったアカツメクサ
今日の作業は母屋跡の東の斜面に敷地に覆いかぶさるように生えている木の伐採。母屋跡の敷地内に建物を建てた後では大きな木を伐るのが難しくなるので、今のうちに切っておく。最初は太さ15cm程のコナラの木で練習。
午前中は作業の邪魔になる物をかたずける。伐採する木の斜面に立てかけてあった蔵の板材を別の場所に移動したり、木を倒す方向に生えている細い木を伐って運んだり。
かたずけが終わったところで見浦牧場にワイヤーを借りに行く。前回の伐木で重心と違う方向に倒そうとしたものの、木を引っ張る力が弱すぎて重心のほうに倒れてしまったという大失敗をしてしまった。その教訓から重量が2トンも3トンもある木を重心と違う方向に倒す場合は油圧ショベルで引っ張ることにしたのだ。油圧ショベルで引っ張るとなると手持ちのロープでは強度がたりず、チェーンやスリングでは長さが足りない。父に相談したら、そういう時はワイヤーが最適で、見浦牧場にある物を貸してあげるから取りにおいでと言われていたのだ。
見浦牧場にワイヤーを借りに行くと、長さ50mほどの長いワイヤー、両端が輪になっている短いワイヤー数本、引っ張るとワイヤーの任意の位置に固定できるワイヤークリップ、ワイヤーの端に輪っかを作るためのワイヤークリップ等を貸してもらい、クリップの使い方や、ワイヤーどうしをつなぐときは通した輪に短い丸太を差し込めばよいこと等を教えてもらった。
キャンプ場予定地に戻り、母屋跡の西側に油圧ショベルをスタンバイさせ、倒す木の根元から1.5mぐらいの高さに短いワイヤーを巻き付け、長いワイヤーの輪を通して丸太で止める。長いワイヤーの途中に引っ張ると固定できるワイヤークリップを取り付けて、油圧ショベルのドーザーに巻き付けた短いワイヤーの輪をワイヤークリップの穴に通して丸太で止める。これでワイヤーがすべてつながったので油圧ショベルをバックさせてワイヤーに荷重をかけて準備OK。
蔵の横のコナラの木にワイヤーをかけて
蔵側に倒れないように油圧ショベルで引っ張る

相方が斜面によじ登り、チェンソーで受け口を切った後、追い口を切ると油圧ショベルの方向に難なく倒れてくれた。そのあとは倒した木の枝を落とし幹を短く伐って、粗朶焼き場や薪置き場に運んでかたずける。

10/17(木) 母屋跡の東斜面の木を伐る その2

朝の気温1℃。昨日ほどではないが寒い。今日は母屋東の斜面の太さ40cmの赤松を伐木する。準備をしていると父が来て、薪用に切ってある丸太をホイルローダに積むのを手伝ってくれというので、一緒にキャンプ場予定地の北側にある牧草地に行く。丸太を積んで話をしていると、いつの間にか父の腕におなかが大きなカマキリが止まっていたので草むらに逃がしてあげた。
草むらに逃がした後、目が合ったおなかの大きなカマキリ
その後、キャンプ場予定地に戻って伐採準備。昨日と同じ要領で松の木と油圧ショベルを長いワイヤーでつなぎ、油圧ショベルをバックさせて引っ張った状態にしてから、相方がチェンソーで伐木に取り掛かる。
アカマツを伐採中の相方

ところが、前回太い木を伐ったときの記憶がすっかり薄れてしまっていて①取っ手につけた水準器でバーの角度を水平に保つ、②チェンソー本体の黒線を倒す方向に合わせて切り口が倒す方向に対して直角になるようにする、といううまく伐るためのコツのうち②をやり忘れてしまった。そのせいで切り口が斜めになってしまったが、油圧ショベルで引っ張っていたおかげで何とか目標とする方向に倒れてくれた。
母屋跡いっぱいに倒れた松の木
大きな木は倒した後のかたずけが大変。幹から枝を切り落とし、丸太を2m程の長さに玉切りする。枝は引きずって粗朶焼き場に運び、燃やせるサイズに切ってどんどん焼いていく。幹は人力では運べないので翌日運ぶことにして本日の作業は終了。

10/18(金) 赤松の丸太をかたずける

久しぶりに10℃を超える暖かい朝、お昼ごろから雨になるという予報なので、昨日切った丸太をかたずけに予定地に向かう。
丸太に2か所スリングをかけて、油圧ショベルで吊り上げて、6輪ダンプ運搬車の荷台に積む。次の丸太はチェーン2本を使って吊り上げ、次の丸太は短いワイヤーを使って釣り上げる。6輪ダンプで丸太置き場まで運んでから、油圧ショベルでかけたままにしてあったスリングやチェーンを使って順番に降ろして置いていく。予報より早く降り出した雨が強くなってきたので、残りの丸太をかたずけるのはあきらめて撤収。

10/19(土) ドングリサイトの粗朶のかたずけに着手する


朝から霧雨が降ったりやんだりの天気。残りの丸太を母屋跡内の敷地脇に寄せて、母屋跡の作業が一段落したので、暗渠をしたあと手付かずになっていたドングリサイトを片付けることにした。ドングリサイトの石垣のそばには、まだ粗朶焼きのスキルがなかったころに切って積んでおいた粗朶の山や、湿地に暗渠をする前にはぎ取った大量の泥の山があり、サイトの西側半分はまだ草木がぼうぼうに生えたままになっている。まずは石垣の上に積んである粗朶を軽トラダンプに積んで粗朶焼き場に運ぶ。半年ほおっておいた粗朶の枝は枯れてすぐにぽきぽき折れて散乱するし、幹は湿って皮がずるずるになっていて、つくづくかたずけは後回しにしてはいけないことを痛感する。
ドングリサイトに積んであった
皮がずるずるになった木の幹を軽トラダンプで運び出す。
サイト内のヤマザクラの葉は赤く色づき始めた。

10/20(日)  簡易製材機の購入を検討する

今日もドングリサイトの粗朶片付けの続きで1日が終わる。
木を伐ってすぐ処理しないと、せっかくの天然資源を全部燃やす羽目になるので、製材機を買うことを検討することにした。インタネットを探していたら、美山里山舎という京都にある会社が、自社で使っているアメリカ製の製材機の代理店をしているというのを見つけた。自分で使っている人が売っているなら、何かあっても何かと安心だ。また、美山里山舎のホームページでは自然の資源を生かした里山暮らしを提案していてそのコンセプトは共感できる。
京都に行って現物を見せてもらおうということになり、早速電話する。年内都合できる物は残り1台のみで、次の便は2月から3月になるという。物は見ていないがノウハウ付で買えるのはここしかないと1台を予約し、22日に京都に行って使い方を見せてもらうことにする。美山里山舎では木材を粉砕するウッドチッパーも取り扱っているとのこと。ウッドチッパーで粉砕すれば、今は燃やすしかない木の枝も、遊歩道に敷き詰める資材に変身する。製材機を見に行った時に実物を見せてもらおう。
キャンプ場予定地の夕焼け。
日が暮れるのが早くなってきた。

10/21(月)ユニットハウスの土台作りに着手する

母屋跡の整地が終わり、伐るときに建物に当たる可能性がある敷地横の大きい木も伐ったので、やっと母屋跡に建物を建てられるようになった。最初に建てる建物は、中古のユニットハウスだ。そのためにはユニットハウスを置くための土台を用意しないといけない。土台はコンクリートブロックに束石を積んで作るのだが、ユニットハウスの床下に雨水が流れ込んで湿気るのを防ぐために束石の高さまで盛り土をすることにした。地面の傾斜を計って水平になるように水糸をはり、盛り土の境界に杭を打って板を立ててから、牧場の採土場から土砂を運んで盛り土する。
明日はいよいよ簡易製材機を見に行く日だ。

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