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2019年7月7日~7月24日 蔵の土壁の崩落を防ぐ

 
キャンプ場予定地内の蔵の床組みの再建が終わり、蔵の土壁の崩落対策をしながら、水道敷設工事の準備に着手しました。 


7/7(日) 三段峡のほたる祭りにいく  

前日まで毎日来て一緒に作業をしてくれたHさんがかやぶき屋根の応急修理に専念するため来られなくなって、今日から2人での作業。Hさんに出会う前に戻っただけなのになんとなく寂しい。今日は前日に着手した蔵の北面の土壁の崩落対策を継続する。もともとの土壁は、厚さ15cmのうちの奥5cmは30cm間隔の格子状に組まれた木材の間に土壁が詰まっていてその手前10cmは分厚い土壁になっている。これを崩れないようにするために、まず奥5cmの土壁が崩れ落ちて木の格子だけになった部分を切り落とし、そこに幅5cmの木枠を取り付けて木枠の上の隙間を水を加えて練った土壁で埋める。そのあとその外側に幅10cmの木枠を取り付けて再び木枠の上の隙間を土壁で埋めて厚さ15cmの土壁を下から支える枠が完成する。作業分担は、相方が木工、私が左官だ。今日は前日に5cm幅の木枠の取り付けが終わった4か所に10cm幅の木枠を取り付けて土壁を埋めた。土壁が余ったので入り口がある西面の左角にある高さ20cm程の穴にも土壁を埋めてみた。うまく固まってくれるのか、明日確認しよう。
今日は早めに作業を切り上げて三段峡に出かける。昨日、今日と三段峡でほたる祭りが開催されているのだ。ホタルが飛び始めるのは夜8時ごろとのことでそれまでは見浦牧場ミートセンターの出店で腹ごしらえをする。7:30ごろから「三段峡ー太田川流域研究会」の方によるホタルの生態の解説があった。例えば「1匹のホタルが食べるカワニナの数はどれくらいか?」というようなクイズを交えたわかりやすい説明でこれはなかなか面白かった。そのあと川岸近くまでホタルを見に行く。対岸の木立の中に10匹弱のホタルの光がふわふわ飛んでいるのが見えるのだが、いかんせん遠い。私が子供のころのホタル狩りは家の前の橋の上ですぐ近くを飛ぶホタルを素手で捕まえていたので、遠くから眺めるだけでは物足りない。ホタルに手が届くホタル見物をキャンプ場のお客さんに楽しんでもらえるのかと、帰りにキャンプ場予定地の近くに流れる小川に行ってみたら、2匹ほど飛んでいた。このあたりのホタルの最盛期である7月中旬にはもっとたくさん飛ぶだろう。とはいえ小川沿いのかつての町道は荒れ放題で近づくことさえままならない。キャンプ場が一段落したらここも散歩できるように整備したいものだ。

7/8(月) Hさん、かやぶき屋根の応急修理に着手する  

今日は午後から雨予報。Hさんは今日からかやぶき屋根の応急修理に着手。Hさんから屋根裏に保存してあるカヤの一部を降ろしたいが暗いし何か出そうで怖いので手伝ってほしいと言われ、カヤ降ろしをお手伝い。母屋の屋根裏いっぱいにカヤがつめてあった。この家の持ち主は何十年に一度の葺き替えに備えて毎年毎年コツコツ材料をためていたのだろう。屋根裏からは傷んだ屋根の一部から外が見え、一日も早い修理の必要性を実感させる。
午後はキャンプ場予定地に行き、前日に塗った土壁を確認する。西面の左角の高さ20cmの穴をふさいだところは土壁の自重で塗った部分が下がって下が膨らみ上に隙間ができていた。一度に盛る量が多すぎたようだ。1日置くと土壁はかなり固まっていてその上に土壁を盛ってもつぶれる心配はなさそうなので一度に盛る土壁は5cm程度にして、半日~1日置いてから次を盛ることにしよう。
雨に備えて、蔵の壁からはがした板材にブルーシートをかけていたらざあざあと音をたてて雨が降り出した。たまらず家に戻る。
夕方、お隣のかやぶき屋根の様子を見に行くと、Hさんが、稲を天日干しするハゼを作る長い丸太を元田んぼの脇にあるハゼ小屋から何本も運びだしていた。これをつかって屋根を修理するための足場を組むことにしたそうだ。足場といえば金属製のものしか見たことがないが、どんな足場ができるのだろう?

7/9(火) 撹拌機を買う

隔週で広島のスポーツジムに行く日。ジムに行く前に西村ジョイ(ホームセンター)でモルタルやコンクリートを練るための撹拌機を買う。これまではHさんが持ってきてくれたものを使わせてもらっていたのだがいつまでも甘えるわけにはいかない。モルタルやコンクリートを練る方法には、手練り、撹拌機、ミキサー、生コン購入(ミキサー車手配)という選択肢があり、少量を練る手段として撹拌機かミキサーかどちらがいいか迷ったが、撹拌機で手に負えない量なら生コンを買うだろうということになり、撹拌機を買うことにしたのだ。うまく使えるといいが。

7/10(水) 蔵の北面の壁の崩落対策を継続する

時々小雨が降る梅雨らしい天気。朝から蔵の北面の土壁の崩落対策を継続する。
午後は相方が電気工事士2種の実技試験の勉強をしている間にキャンプ場予定地の展望台登山道?の草刈りをする。
2時すぎ、コーヒーを持って隣の家に行き、丸太で作業用の足場を組んでいるHさんと一緒におやつタイム。たった1日で半分ぐらいの足場が組みあがっていた。相変わらず仕事が早い。Hさんは「今時丸太で足場を組むような人はいないね」と笑っていたが、古民家には丸太の足場がよく似合う。
おやつの後も蔵の土壁崩落対策の続き。土壁が大きく崩れた北面の7か所のうち4か所は完成、残り3か所も幅5cmの枠の取り付けと隙間に土壁を詰める作業が終わった。この面の対策完了まであと一息だ。
蔵の北面の壁のうち奥4か所は完成、
手前3か所は5cm幅の枠の取り付けと土壁詰めがおわったところ。

7/11(木) 土壁はエコ資材

朝夕は涼しいが、昼間は湿度が高く蒸し暑い。
今日も朝から土壁崩落対策。練った土壁をバケツからすくったり塗ったりするのに大きいコテを使っていたのだが、土壁が重くて手首や背中が痛くなってきたので小さいコテに変えてみた。するとコテの操作が軽くなり格段に作業がやりやすくなった。適切な道具選びは重要だ。ようやく北面の壁の残り3か所に10cm幅の枠の取り付けが終わり、あとは土壁塗りをのこすのみ。
それにしても赤土と切ったわらからできている土壁は、壁からはがれた土壁の塊を砕いて水を加えて練るとまた土壁として使え、そのまま捨ててもすぐに自然に帰る。土壁は完全再利用可能なエコな天然素材だ。  
夕方になるとヒグラシが元気に泣き始めた。この声を聞くと山に夏が来た気がする。

7/12(金) ノハナショウブが咲く

時々小雨が降る蒸し暑い天気。午前中、北側の崩落対策を継続。土壁塗りを少しだけ残して今日の作業は中断。
午後から町から案内が来ていた歯周病検診を受けに行く。
帰ってくると、隣のかやぶき屋根の家の周りの丸太の足場はほとんどできていた。Hさんはできたての足場に上り、かやぶきの屋根の上に生えている低木と格闘してなんとか抜くのに成功したが、抜いた後に大きな穴が開いてしまった。どうやってふさぐのだろう?
キャンプ場予定地の中にノハナショウブが咲いていた。これでカキツバタ、アヤメ、ノハナショウブのよく似た花3種類が全部そろったことになる。株を増やして3種類ともここで楽しめるようにしたいものだ。
ノハナショウブの花。
花の時期がカキツバタやアヤメより1か月ぐらい遅い。

7/13(土) 蔵の北面の土壁崩落対策が完成

朝から小雨、午後からまとまった雨が降る予報。夕方気温は18度と長袖1枚では寒い。
北側の土壁の残っていた部分を埋めて、ようやく北側の土壁崩落対策が完了。なかなか根気がいる作業だ。
土壁崩落対策が完了した北面の壁。
南面の壁は下地がしっかりしておりあまり崩れていないので、古材とコンクリートレンガで土壁を支える構造を作ることにする。父が様子を見に来てくれたので、Hさんがハゼの木材を使って丸太の足場を組んでいるという話をしたら、雨が多いこの地方では稲を干すハゼの高さが6段が標準で、牛1頭が300円の時代に6段用1セットが2000円したそうだ。どこの農家もハゼの保管用の小屋を用意して大事にしていたとのこと。その当時の価値を知っている人は米作りで天日干ししなくなりハゼの使い道がなくなってしまっていても切ったり捨てたりするのはさぞかし勇気がいるだろう。
午後は雨の様子を見ながら、家の周囲の草刈りをする。
Hさんのほうは、足場がすっかり組みあがり、屋根についたコケや傷んだカヤを削り取る作業に着手していた。
屋根のコケ落としをするHさん
屋根を取り囲むのは丸太で組んだ足場

7/14(日) 水道敷設予定ルートの草刈りに着手

午前中、相方は南面の土壁崩落対策に使う木材を加工。その間に私は水道敷設予定ルートの状況を確認するため、刈払機でやぶを刈ることにした。この集落には簡易水道が敷設されていて、水道を新たに引く場合は受益者負担で水道敷設工事をしたあと、水道メータまでの設備を水道組合に寄付して運用は水道組合がやるというシステムになっている。キャンプ場予定地の蔵があるところから水道の本線があるところまでは約150m、水道を引くには敷設予定ルートにまず油圧ショベルが通れる作業道を作る必要がある。ところが問題のルートはススキや笹が生い茂り地面がどこにあるかも定かでない。何はともあれこれらの草を刈って地面がどうなっているかを調べないとどこに作業道をつけるべきか、検討すらできない。今日は水道敷設予定ルートの北端から、人が通れる幅だけ硬いススキや笹、細い灌木を刈り払っていき、ちょうど中間地点にある古道跡まで刈ったところで、今日はおしまい。
草刈り前の水道敷設予定ルートを北側から見たところ。
赤い瓦屋根の少し手前に水道の本線がある。

午後は蔵の南面の壁に幅5cmの木枠を取りつけ、その上の隙間を土壁で埋める。
Hさんのほうは、屋根のコケ落としを継続。緑がかった屋根が本来のカヤの色に変わったが、カヤの下地の木がところどころ露出し、場所によっては深い溝ができている。特に北側の木が生えていたところは大きな穴が2つ、どうやって修理するのやら。
夕方、Oさんがお風呂を沸かすから入りにおいでとさそってくれたので、6時ごろうかがってお風呂をいただき、いろりで焼いた焼肉をごちそうになる。するとOさんの友人から電話が入り、今から広島を出発してホタルを見に来るとのこと。広島から来て無駄足になっては大変と外に出てみると、10匹弱のホタルがふわりふわりと川の上を飛び交っている。橋の上に立っているとたまにすぐ近くを通りすぎるので手でつかみ取ることもできる。キャンプ場予定地でこんな風にホタルと遊べるといいのだが。

7/15(月) ナツツバキが咲く

ナツツバキが咲き始め、面白い形のオカトラノオが行列を作っている。
白い花びらに黄色の芯が鮮やかなナツツバキが咲き始めた

同じ向きにたれさがって並ぶオカトラノオ
明日からしばらく出張に行くと言っていたHさんは、カヤ屋根の大穴をカヤでふさぐ作業をしていたが1つふさいだところで時間切れ、2つ目の穴はブルーシートをかけて出張に行かれた。
我々は蔵の南面の壁の崩落対策を継続。午後足りない材料の買出しに出かけ、戻ってきてから相方は古材を支えるコンクリートレンガをバッサ(固めに練ったモルタル)で固定し、私は前日刈った草を軽トラダンプで粗朶焼き場に運搬する。夕方になるとヒグラシがにぎやかに鳴き競い、すっかり夏の風情だ。

7/16(火) 水道敷設予定ルートの南側の草を刈る 

相方は蔵の南面に土台の木材を固定する作業。私は水道敷設予定ルートの南側の草を刈ることにする。大規模林道から水道の本線の分岐点となる水路までは旧町道が残っているのでその部分の草刈りは楽だったのだが、そこからは背の高い草やイバラ等の灌木がジャングルのように生い茂る水路の東側斜面の草を刈らなければならない。硬い茎や枝が絡まっていて切りにくい上に、不用意に触るとイバラのとげが刺さったりする。刈払機の電池がなくなるころには汗だくへとへとで草刈りは終了。

水道敷設予定ルートの南側から北側を見たところ
斜面の下に水路があるのだがよく見えない
午後は蔵の崩落防止対策作業。相方は蔵の東面に着手し、私は南面に取り付けられた土台の上に土壁を詰める。

7/17(水) 今日も水道敷設予定ルートの南側の草を刈る

今日も午前中は水道敷設予定ルートの草刈りをしようと現地に行くと、昨日刈り取った水路のそばに真新しいイノシシの足跡。新たにできた餌がありそうなところをすかさず見つけるとは毎日くまなくパトロールしているのか?
昨日の続きを刈っていくのだがイバラが多くて刈り取るのが大変な上、刈り取った草もかさばってなかなか前進できない。気温が高く汗だく。
水路の両側の草を刈って、
刈った草を軽トラダンプに積んでかたずける
相方は蔵の土壁崩落対策を継続。一番外側に取り付ける10cm幅の木材の固定方法に悩んだ結果、L字金具と針金を使って柱に固定する方法に落ち着いた。
午後は暑さを避けて4時から南面の土壁崩落対策を継続。

7/18(木) 水道敷設予定ルートの南側の草刈り道が開通

朝から小雨。朝8:00から一仕事。相方は蔵の南面に10cm幅の木材を固定する。私は今日も水道敷設予定ルートの南側の刈り払い。1時間半ほどの作業でほぼ中間地点の古道跡まで刈り払って歩けるようになった。雨も本降りになってきたので今日の作業は終了。

7/19(金) 水路の水あふれを直す

前日の夜すごい雨が降っていたので、水道工事予定ルートの南端にある水路の様子を見に行くと、あたり一面水浸し。道路に埋めてある土管の手前で水路が詰まってあふれた大量の水が道路の上を流れている。調べてみると水はずいぶん前からあふれているらしく、水が川に流れ込むところは地面が削れて、道幅が1/3ぐらい狭くなっている。
これ以上道が狭くなっては困るので、熊手とスコップで土管の入り口を掘ってみた。詰まっているのは主に廃屋解体時に出た折れた木材だった。ということは水路を詰まらせた犯人は我々か?詰まった木材をつついていたらつっかえていた木材が外れて土管に水が流れ込み、あふれていた水が一気に引いた。ここは詰まりやすそうなので時々掃除することにしよう。

7/20(土) 水道敷設予定ルートの草刈り道がつながる

電気工事士2種の前日。相方は電気工事士2種の実技試験の最終確認に専念。過去に蔵修理の作業をしたあとで電気工事士2種の実技試験の練習をしたら手がつったことがあるので安全を期して無理をしないことにしたのだ。
私は午前中は充電式チェンソーを持っていき、水道敷設予定ルートの中間地点、古道と合流する部分に張り出している木の枝や灌木を伐ってから、その周辺の草を刈り払う。これで水道敷設予定ルート上の草刈りをしたところがつながり、ルート上を人が歩ける状態になった。どのように工事するか、明日以降に検討しよう。

7/21(日) 電気工事士2種の実技試験を受験する

時折たたきつけるような雨が降り、場所によってはレベル4の警報が出る不安定な天気。
今日は相方の電気工事士2種の実習試験日。試験は11時からだが早めに市内のジムのあるビルの駐車場に向かう。道路に並走して流れる太田川の水は濁った水が川幅いっぱいに勢いよく流れていて、すごい迫力だ。車を止めて、相方は公共交通機関で試験会場に向かう。
私はその間、6月からためたレシートを整理しながら帳簿つけの練習をする。
2時ごろ実技試験を終えた相方と合流。実技試験の合否判定は作った配線に1つでも欠陥があれば不合格、というものなので、ちゃんとできていると思っていても結果は合格発表を待たないとわからない。ともあれ相方の半年間に及ぶ受験勉強はようやく終わった。
買い物をして帰ると、大雨で川幅いっぱいの濁流となった太田川の上に霧が立ち込めていた。冷たい川の水に暖かい空気中の水蒸気が冷やされて霧が発生するのだろう。

大雨で増水した太田川の川面が霧に覆われている
夕方、雨上がりの空がきれいな夕焼けになった。明日は晴れて暑くなりそうだ。
かやぶき屋根の向こうに広がる夕焼けの空

7/22(月)  マムシ退治

蒸し暑い朝。草刈りの続きをしようとキャンプ場予定地に行くと、入り口のコンクリートの上にヘビがとぐろを巻いていた。胴体が長いので普通のヘビだと思ってよく見たら、頭が2つ見えた。ということは胴体が短いマムシの可能性がある。インタネットで調べてみたらやっぱりマムシだった。以前Oさんがキャンプ場整備中に出てきたマムシを191号線脇の別荘で喫茶店をやっているIさんに退治してもらったという話を聞いていたのでOさんに電話して相談したところ、Iさんに連絡を取ってくれてすぐ来ていただけることになった。しばらく待っていると軽トラックで到着したIさんが、先端にガムテープを巻いた火箸と土のう袋をもって降りてきた。Iさんはコンクリートの上のマムシを道路に足でけり出すと素早く1匹を足で抑えて逃げられないようにしたまま、もう1匹の首を火箸で挟んで持ち上げ、土のう袋に入れる。マムシが這い上がれないように袋を時々ゆすりながら、もう1匹も同じように火箸で首を挟んで袋に入れる。手馴れたものだ。Iさんは捕まえたマムシでマムシウィスキーを作るそうで、免疫力が向上するのか万病に効くという。整地が終わってやぶがなくなるといなくなるがそれまでは他にもいるので気を付けるように、また出たら捕まえてあげるよと電話番号を教えてもらった。
慣れた手つきでマムシを捕獲するIさん
マムシ騒ぎのあと、相方は受験疲れで帰宅。私は水道敷設予定ルートの北側の草刈り面積を広げるべく草刈りを続行。すると、1か所水路から水が盛大に流れ落ちる音がするところがあり、草が生い茂って水路は見えないが、水路から西に向かって大量の水が流れて水草がなぎ倒された跡が見えた。ここも水路が詰まって水があふれているようだ。明日、やぶを刈ってどうなっているか見てみよう。
午後は蔵の南面の土壁塗りの続き。一度に5cm程しか盛れないので、毎日ちょっとずつやるしかない。

7/23(火) 作業道の付け方を検討する

午前中は時折強い雨が降る不安定な天気。相方は車の登録住所変更手続きをしに広島市内へ。ところが車庫証明の発行日から41日たっていたせいで受け取ってもらえず(40日ならセーフだったらしい)、車庫証明から取り直しということになってしまった。
私は雨が小やみになったスキにキャンプ場予定地に行き、蔵の南面の土壁の前日盛った5cmの上に重ね盛りをし、ようやく南面の土壁崩落対策が完成した。まだ東面が残っている。いつになったら終わるのやら。
午後、相方が戻ってくるのを待ってから水道敷設予定ルートを歩いてどこにどのように作業道をつけるかを検討する。中間地点の古道と交差するところには直径50cm弱の松の大木が何本か生えているので伐ったほうが道をまっすぐつけられるのだが、まだこのサイズの木をまともに伐れていないので伐るかどうか考え物だ。また、中間地点の南側に湧き水で地面がぬかるんでいる箇所があり、ここは水はけ対策が必須だろう。そのあと、盛大な水音がしていた箇所を確認に行く。音がするあたりのやぶを刈り払ってみると、水路が木の破片でせき止められてダムのようになっており、先日の大雨であふれた大量の水がすぐ横の元田んぼを横切って流れた跡が残っていた。スコップと熊手で詰まっている木や砂を取り除き、水路の流れを回復させる。
ここのところ蒸し暑い雨模様の天気が続いたせいか、蔵に道具を置くため置いていた合板が一面カビだらけになっていた。蔵の湿度が高いのは蔵の裏の水路が落ち葉で埋もれていつまでも水が溜まって湿っていることも原因の1つと考えられるので、裏の水路の発掘を急ぐことにした。

7/24(水) 資材置き場の整地に着手

久しぶりに雨が降らない終日曇りの天気。キャンプ場入り口の坂道の南側には広めの平らな土地がある。その土地の西の境界に沿って水道を敷設するのだが、そのついでに土地全体を整地して資材置き場にすることにした。整地に先立ち、相方がチェンソーで低木を伐り、私が刈払機でススキや笹やイバラを刈り払う。木を伐ったことで旧191号線までが見通せるようになり、里山の風景っぽくなってきた。
低木を伐ったおかげて見通しがよくなった資材置き場
午後は蔵の裏の水路掘りに着手。落ち葉が何十年も堆積してできた分厚い腐葉土は先日の大雨を吸ってじゃぶじゃぶになっている。重い腐葉土をシャベルで掘って一輪車で運び出す。しばらく掘っていくと、幅30cm弱のU字溝が出てきた。このU字溝を掘り出せば、蔵内の湿気も改善するに違いない。

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