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2019年5月3日~5月17日 母屋跡の暗渠完成

 
キャンプ場予定地内の母屋跡の水はけ改良に着手して約1か月、ようやく母屋跡の暗渠の溝の埋め立てが終わり、暗渠が完成しました。並行してサイトNo1の暗渠の作業も進めていますが、なかなか思うように進みません。



5/3(金)  森のコンサートと県民の森キャンプに参加

先日知り合いになったキャンプの達人のYさんに、県民の森でのキャンプに誘っていただいていたので、夕方から見学がてらに行ってみることにした。午前中は前日に着手したサイトNo1の暗渠用の溝を掘り進めた後、午後は毎年近くの別荘でこの時期に開催されるコンサートを聴きに行く。今回の演奏者はLaTICAというサックスとキーボードのペア。この2人は昨年偶然自転車で近所を通りかかって山荘のオーナと知り合ったとのこと。不思議な縁もあるものだ。途中で抜け出して、広島県の北東の端、県民の森へ。県民の森の標高は小板とほぼ同じ800m、いったん濃くなった緑が県民の森に近づくにつれて早春の風景に変わっていく。夕方5時過ぎに到着。常設テントサイトの炊事場でYさんと10人ほどの仲間の方がわいわい思い思いに食事を作ったり飲んだり食べたりしゃべったり。聞けば長年親子キャンプというイベントのスタッフを一緒にしていて、年に数回集まってキャンプをしているのだそうだ。焚火で作ったカレーなど美味しいキャンプ飯を食べさせていただいて、日が沈み冷え込んできてからは焚火で暖を取りながらおしゃべり。水道土木工事のプロの2人組の方とは油圧ショベル談義で盛り上がり、泥のような土を乾かすにはかき混ぜるといいよと教えてもらう。夜は持参した寝袋で常設テントで就寝。

5/4(土) キャンプに参加してわかったことは

朝、キャンプ場内を散歩。第四キャンプ場は全サイト駐車場付きでここは満杯。第三キャンプ場には使われなくなった3階建ての古いビル。元は宿泊施設だったらしいが設備が壊れて使えなくなり、壊すお金がないので別の場所に新しく宿泊施設を建てたのだとか。キャンプ場の中に廃墟のような建物が残っているのは残念だ。朝ごはんをごちそうになってから、キャンプ場を後にする。いろいろな人と知り合えてとても楽しかった。
今回のキャンプで分かったことは、山間部のキャンプ場に比べ、里山のキャンプ場は風景や植生がバラエティに富んでいるのでそれを活かすべきということ。コンクリートで頑丈に作ると保守が簡単な半面、修理・改造・作り直しが難しくなり、廃墟になりやすいということ。我々のキャンプ場は里山の自然を生かした自然に優しいキャンプ場にしたいものだ。

5/5(日) 母屋跡の暗渠パイプの敷設完了

サイトNo1の暗渠用の溝掘りと並行して、母屋跡の暗渠パイプを敷設する。
暗渠の終点となる水路のU字溝にあけた穴に長さ50cm程の一回り太い塩ビパイプを差し込み、塩ビパイプに暗渠パイプを差し込んで固定。暗渠パイプがつながったら傾斜を確認し、高いところを削り低いところに砂利を足して全体が1%~2%ぐらいの傾斜になるように調整する。パイプの周りに大き目の石を並べてからパイプが目詰まりしないように仕分けして砂を取り除いた砂利をパイプの上にのせていく。これでようやく全長25m程の母屋跡の暗渠パイプの敷設が完了し、溝を埋め戻す準備が整った。

5/6(月) 崖を崩して砂利づくり

朝、2時間ほどサイトNo1の暗渠用の溝堀りの続きをして溝堀りは終了。溝の排水効果を確認するため1Wぐらいこのまま様子を見ることにする。
母屋跡の暗渠の溝は埋め戻しを待つばかりの状態になっているので、砂利を運んで埋め戻すことにした。相方は油圧ショベルを見浦牧場の砂利の採取場に移動し、崖を崩して砂利を作り、私は予定地で電動刈払機で雑草を刈る。お昼ごろから時々雨が降る不安定な天気の中作業続行。
夕方、母から採ったばかりのコシアブラを分けてもらったので、夜天ぷらにして食べる。やっぱりコシアブラは天ぷらが一番おいしい。

5/7(火)  母屋跡の暗渠の溝の埋め戻しに着手

5月というのに朝、霜で一面真っ白。昼間は5月らしいさわやかな風が吹くすがすがしい青空が広がる天気。
前日作った砂利を軽トラダンプで砂利採取場から母屋跡に運び、母屋跡の暗渠の溝に降ろす。1度軽トラダンプをバックさせすぎて危うく溝の中に落ちるところだった。危ない危ない。
砂利採取中、なぜか石の上にとまっているスズメ。
実は餌をとってきた親スズメが巣の近くにいる私たちがいなくなるのを待っていたらしい。
ある程度砂利を運んだところで、油圧ショベルを母屋跡に移動し、油圧ショベルで溝を埋め戻す。溝から掘って積み上げてあった水はけが悪い土は先日のキャンプで水道屋さんに教えてもらったことを参考に、砂利とかき混ぜてから埋め戻しに使うことにする。1/4ほど埋めたところで砂利がなくなったので残りは翌日。
新緑の映える五月晴れの空の下で作業するのは気持ちがいい

5/8(水) キャンプ場予定地でギンリョウソウを発見! 

前日に引き続き寒い朝。今日もいい天気だ。
他の木々の葉が青々と茂りだす中、
ようやく新芽を出し始めたコナラの木でさえずるウグイス

遅咲きのヤマザクラにやってきたヒヨドリ
午前中は砂利の運搬、午後は油圧ショベルを母屋跡に移動して溝の埋め戻し。油圧ショベルで砂利と土をかき混ぜて溝を埋め、クローラで踏んでならしていく。その間私は暇なので、草刈りが必要な場所を確認するため一通り予定地の中を歩いてみる。木々に新芽がでて、冬の間はわからなかった樹種がわかるようになり、モミジなど残したい木がわかるようになってきた。驚いたのは小山の斜面に、山野草好き垂涎のギンリョウソウが咲いていたことだ。この場所を踏み荒らさないように遊歩道を作らねば。
キャンプ場予定地の林の中のあちらこちらで咲いているギンリョウソウ
新緑の林の中で咲くサイコクミツバツツジ

5/9(木)  夏のアウトドアに必須のブヨ&アブ対策

朝は買い物。ブヨ&アブトラップを自作するための材料を買いに行く。昼間の気温が上がる季節になって清流に住むブヨの攻撃を受けるようになり、作業中は防虫網をかぶって対策している。蚊取線香の2倍強力な森林香も効果があるが毎日使うとなるとランニングコストが馬鹿にならないので、最終的に防虫網方式に落ち着いたのだ。

夏用作業用装備。帽子の上に、帽子用のサンシェードと
防虫網をセットした登山用ヘルメットをかぶって日焼け&虫対策。登山用装備が大活躍だ。
しかし、キャンプ場としては、是非とも出没する数そのものを減らしたい。そこで、インタネットでいろいろ対策を調べてみた。ブヨ、アブの対策は主に牧場の害虫対策として研究されているようだ。ブヨ、アブは二酸化炭素に引き寄せられ、黒くて温度が高いものにとまり、刺せるところを探しながら上に登っていくという習性があるらしい。この習性を利用して、黒いボールの上部に入ると出られなくなるようなケースを取り付けた製品が市販されている。
二酸化炭素を安定的に発生させる方法としては、植物の光合成を促進する手段として紹介されており、石灰を水と反応させる市販品を使う方法や、ドライイーストを砂糖水に溶かして発酵させる方法などが見つかった。まずは二酸化炭素なしで次の雨の日に工作してみよう。
午後は五月晴れの快晴のなか、母屋跡の溝の埋め戻しを完成させるため10回ほど砂利を運ぶ。季節は一気に初夏になり、直射日光は暑く、深入山の緑もどんどん濃くなっていく。

5/10(金) ようやく母屋跡の暗渠完成!

薄曇りの絶好の作業日和。油圧ショベルで前日に運んだ砂利と土を混ぜて暗渠の溝に埋め戻す。夕方までに何とか全部を埋め戻すことができた。
春まだ浅い1か月前にがっつり掘った暗渠の溝
暗渠の溝の埋め戻しが完了した母屋跡
埋め戻してみるとただ平らにしただけに見え、暗渠をしたことがわかるのは水路の壁の穴から出ている塩ビパイプとそこから出ている水のみ。約1か月を要した大工事が嘘のようだ。
母屋跡の暗渠パイプの終点、水路の壁から出ている塩ビパイプからは順調に水が出ている
一方、サイトNo1に掘った溝で水はけの状態が改善したので、このまま暗渠を敷設することにして溝の底ならしに着手する。溝の底に目標の角度になるように水糸をピンと張ってそれを目安に掘ったり砂利を埋めたりしていく。
キャンプ場予定地の西側の林からホホー、ホホーとツツドリの声が聞こえる。冬は見かけなかったいろいろな鳥たちが活動し始めてにぎやかだ。

5/11(土)  軽トラダンプが入るにはまず根ほり

快晴。直射日光が暑い。
五月晴れの空をバックに咲くウマノアシガタ
今日の作業はサイトNo1の地面の整地。サイトNo1に軽トラダンプを乗り入れられるようにするのが目標だ。表土の黒土は再利用したいので、油圧ショベルで草や木の根ごと表土をはぎ取ってから、人力でその中に混ざっている根をかき出して、軽トラダンプに積んで運び出す。そのあと根を取り除いた土を広げて油圧ショベルで踏み固めて平らにしたら出来上がり。
年期の入った耕作放棄地とあって、取り除いた木の根の量も半端ない
相方が油圧ショベルを操作している間、私は木にぶら下がったままになっているツルを伐ることにした。はしごに登ってノコギリで伐るのだが、万一落ちたら大変なので、はしごをロープで木に結びつけて倒れないようにしたうえで、スリングを体に巻いてカラビナで木に回したロープにつないで安全を確保してから作業する。

5/12(日)  今度は庭師?

薄曇りの5月らしい天気。
午前中は、サイトNo1の木陰用に残してあるマユミの木の枝が込み合っていて暑苦しいので枝を間引くことにした。インタネットで剪定すべき「忌み枝」の解説を探して印刷して持っていく。木全体の様子を見ながら、忌み枝と思われるものを選んで、電動チェンソーで伐っていくと、散髪したみたいにすっきりして葉の間から青空が見えるようになった。
午後は町会報を配った後、サイトNo1の暗渠の溝の底ならしを継続する。底を埋めるための砂利は溝から掘り出した土のうちの砂利が多い部分から熊手でより分けて作るのだがこれが時間がかかって結構きつい。もう少し効率のいい方法はないものか。
キャンプ場予定地で作業をしていると、キツツキが木をつつく音、ツツドリの声、そしてハルゼミの声がする。東京近辺での登山ではじめてツツドリやハルゼミの声を聴いたとき、聞いたことがないあの鳴き声の主は何だろうと大興奮したものだが、何のことはない、ふるさとでも鳴いていた。「灯台下暗し」とはこのことだ。

5/13(月)軽トラダンプの油圧ホースを外す

薄曇りの天気。日差しがきつい季節になると曇りの日が作業日和だ。今日もサイトNo1の暗渠の溝の底慣らしを継続。一番上流の湧き水が出ているところは溝の壁が少しづつ崩れてきてしまうのでその部分の約10m分に先行して暗渠パイプを敷設することにした。暗渠パイプを溝の底において傾きの最終調整をしたあと暗渠パイプを仕分けした砂利で埋めていく。
キャンプ場予定地の作業を2時頃切り上げ、軽トラダンプの油圧ホースの取り外しに着手する。翌日は隔週で広島に行く日なので、Oさんに軽トラダンプの油圧ホースの油漏れの修理をお願いし、広島市内にあるOさんの会社に今ついている油圧ホースを持っていく約束をしておいたのだ。機械に関する初めての作業は今まですんなりいった試しがないので余裕を見て作業開始。軽トラダンプの荷台を上げてつっかえ棒をしてから荷台を下げて油圧の圧力を下げる。油圧ホースの汚れをふき取ってみたら、パイプから線のようにわずかに油がしみだしてくる。細かいひび割れができているようだ。約1リットルの作動油をペットボトルの上部を切って作った容器に移してから、油圧ホースの取り外しに取り掛かったが、くるくる回るだけで外れる気配がない。手当たり次第にあちこち回してみて何とか外すことに成功。このとき、交換に不要なアダプタまで外してしまっていたことがあとから判明。

5/14(火)  交換用油圧ホースGet

久しぶりに小雨が降る朝。前日取り外した油圧ホースをもって広島市内へ。Oさんのキャンピングカー販売店の事務所を訪ね、油圧ホースの修理をお願いする。その後はジムのあるショッピングセンターで買い物、昼食、いつものスタジオレッスンを3本。新しい油圧ホースを受け取りに行ってから夕食、帰宅と大忙しの一日になった。

5/15(水) 軽トラダンプの油圧ホースの修理完了

朝から軽トラダンプに新しい油圧ホースを取り付ける。作動油をタンクに戻して動くことを確認して、修理完了。やれやれだ。
そのあとはサイトNo1の暗渠パイプ敷設作業の続き。1日パイプ2本分8m進むのがやっと。根気がいる作業だ。

5/16(木)  自然がいっぱい、キャンプ場予定地

暗渠用の砂利が足りなくなったので、午前中は砂利の運搬。
緑が濃くなった深入山を背景に
砂利採取場の前にある運動場でのんびり草をはむ子牛たち
午後からは暗渠パイプ敷設作業の続き。見慣れないやけに飛ぶスピードが速い黒い蝶が砂利の上にとまった。青いラインが印象的なルリタテハだ。
なぜか日当たりのよい砂利の上などに好んで止まるルリタテハ

羽を閉じたところは同じ蝶とは思えないほど地味
キャンプ場予定地のまわりでは、ブラシのような白い花の「ウワミズザクラ」や小さな白い花が集まった「コバノガマズミ」、花の芯がちょっぴり赤い「オトコヨウゾメ」などの花が競うように咲いている。
小型のアジサイのようなコバノガマズミ

5/17(金) ばね指の次は手首の腱鞘炎

全国的に夏日予報。
大好きな山野草の1つ、イカリソウも咲きだした
朝、車庫前に止めてあった軽トラダンプを動かそうとしたときにフロントガラスにびっしりついた朝露を払おうとワイパーのスイッチを入れたがワイパーはびくとも動かず。ワイパーを手で動かすと動くし、モーター音はしているので、モーターとワイパーの接続部が故障したようだ。また修理を考えないと。その後、相方は、前日から痛み出した手の甲を診てもらいに安芸太田病院に。私はその間キャンプ場予定地で暗渠パイプを埋めるための砂利の仕分け作業。相方の手の痛みは腱鞘炎で、油圧ショベルの操作の時、ショベルに力をかけたいときについ力が入ってレバーを手首で強くひねってしまうことが原因らしい。レバーをつかまずつまむような感じで操作する方法に変更して様子を見るという。
午後は暗渠パイプの敷設作業。完了まであと2本。


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