ついに過去最大、直径50cmの赤松の伐採に成功。さらに思いがけず、懸案だった油圧ショベル(バックホー)も入手することができました。それまでの道のりはこちら。
2/27(水) 曇り。
いよいよ直径50cm、高さ20m弱の赤松の伐採に挑戦する。まずは砂袋を投げてロープを枝にかけるのだが、枝の位置が高すぎてなかなか思うように砂袋が届かない。何度もやり直してようやく10mぐらいの高さの枝にロープがかかった。松にロープをかけるだけで20mのロープ1本を消費。木の高さが高いので、倒す方向にある木に滑車を取り付けてロープを通し、安全な場所にある木に取り付けたプラロックのロープとつないで過重をかける。それと並行して、松の木のチェンソーを入れる位置にチョークで印をつけて準備完了。
伐採は、太い木を安全に切る方法として推奨されている「追いヅル切り」という方法で行う。「追いヅル切り」とは、受け口は普通にカットし、追い口は端を残して中心に近い部分をチェンソーを突っ込んで切り、最後に残した部分を斜めにカットするという方法。
はじめての挑戦なのでどこまで切れたかを確認しながら何度も追加で伐り足すことになったが、追いヅルを切ったらすぐに見上げると首が痛くなるような高い木がスローモーションのようにゆっくりと傾き、狙った方向にズシンと大きな音を立てて倒れてくれた。
倒してからはたと気が付く。木材にするなら4mぐらいの長さにして皮をはいで日陰で干しておく必要があるが、重すぎて手持ちの手段では移動できない。
木材置き場も必要だ。ということで次の木を伐る前に重機や軽トラを入れる道と木材置き場の整備を急ぐことになり、道のルートを決めてその周辺の低木を切っていく。
2/28(木) 夜の間降り続いた雨が朝には上がったもののさむざむとした曇りの天気。今日は歯医者の日。朝、役場に住民票を取りに行ってから食料品を買って歯医者へ。待ち合わせしていたOさんが軽トラダンプの中古取得に必要な書類を持ってきてくれたので、住民票を渡して書類に記入。来週中には入手できそうとのこと。
午後、自宅に大阪の構造金物の会社ダイドーハントの方が2名、DIYで使える構造金物のサンプルをもってきて、取り付けの実演をしてくれた。ダイドーハントの方の訪問にはちょっとした背景がある。日本家屋は「軸組み工法」といわれる大工さんが柱や梁にほぞ穴とほぞを細工してはめ込む方法で構造材を組み立てていたが、最近では「軸組みの金物工法(プレカット)」という木材の工場であらかじめ柱の継ぎ目に構造金物を取り付けた状態にして現地では組み立てるだけという方法で家を建てるのが主流になり「軸組み工法」ができる大工さんはいなくなってしまった。伐った木を製材して木材として活用したいのだが、プレカットで使われる構造金物の取り付けには高い精度が要求されるため、DIYでその金物を取り付けるのは困難なのだ。ダイドーハントの構造金物はDIYで現地で細工できる精度での取り付けが可能との情報をインタネットで見つけ、問い合わせしたところ、昨年発売された新製品ということもあって現物で説明していただけることになったのだ。
取り付けのための加工は、柱にドリルで2つ穴をあけ、構造金物をはめ込む。組み合わせる材にスリットを切って柱に取り付けた金物の金属板部分をはめ込む。最後に金物が抜けないように横から開けておいた穴に杭を取り付けるというもの。
それなりの工具は必要だが、使えそうな感触だったので、後日、こちらが想定するサイズの10畳ぐらいの小屋で、どこにいくつどんな金物が必要か簡単に設計してもらって見積もりを出してもらうことになった。
3/1(金) 薄曇りの春らしいうららかな天気。
廃屋横の道を広げるために邪魔になるふたまたの松を伐採し、作業の邪魔になるイバラのやぶを刈り払いする。
木ややぶが減ったおかげでキャンプ場予定地の地形がわかるようになり、地籍図とを照らし合わせてみたところ、地籍図の土地の境界に沿って段々畑のような段差があることが判明。そこで今整備しているエリアを「だんだんサイト」とよぶことにし、段差に合わせてサイト内の区分けと道路を仮置きしてみた。それだけでちょっとだけキャンプ場が現実に近づいたような気がするのは気のせいか?
夜、今年3月に安芸太田町地域おこし協力隊の任期が終わる6人の活動発表会を聞きに戸河内へ。発表の中に、現役世代がこの地に移住して暮らしていくことの難しさが垣間見えた。
3/2(土) 晴れのち曇りの春らしい天気。
道路予定地の上にかぶさるように立っている曲がった松と広葉樹を伐採。平行してサイト1に生えているイバラと倒れた灌木を刈り払う。
伐採した太さ30cmの松を4mに切って、さてどうやって動かそうかと思案していたら、松が倒れた大きな音を聞きつけたのか、ホイルローダに乗って父が様子を見に来てくれた。父が引っ張ってくれるというので、松の木とホイルローダをロープでつなぎ、引っ張ってもらう。さすがは重機、人力ではびくともしない松を難なく動かしてくれた。
ついでに父を予定地に案内する。かつての手入れの行き届いた美しい田畑だったころと、何十年も人の手が入らず荒れ果てた状態を両方知っている父には、将来のきれいになったキャンプ場のイメージが少し見えているのだろうか、水路のわきに山桜を移植するといい等いろいろアドバイスをくれた。
午後はサイト1の刈り払いの続きとツタまみれの低い木を3本切り倒してかたずける。切り倒した木に多分キツツキの仲間が明けた四角い穴を発見。以前倒したブナの若木についていた熊の爪痕と一緒に残しておくことにした。
3/3(日) 朝から雨。キャンプ場予定地の作業は中止してPC作業に精を出す。
3/4(月) またもや朝から雨。移住するときにお世話になった役場の人の訪問を受ける。移住推進施策の一環として、我々の活動を追跡取材させてほしいとのことで、今回はその1回目。移住の動機などのヒアリングに応じた後、キャンプ場予定地を案内。次は作業をしているときに見に来ますといって帰っていった。
Oさんが紹介してくれた重機ディーラの方から、ちょうどバックホーの買い換えを考えているお得意様がいるので明日紹介しますと連絡あり。西風新都で朝10時に待ち合わせすることになった。
3/5(火) 重機ディーラの方と待ち合わせ、車で先導してもらって重機のオーナーを訪ねる。一つ山を越えたところにある真砂土を掘削して販売している会社の駐車場のそばに3トンのバックホーが置いてあった。3年前新車で購入した現行機種、稼働時間は800時間弱、油圧フォークを取り付けられるオプションの油圧配管もついている。中古サイトでいろいろ調べたものと比べたら新車同然、我々が生きている間はバリバリ動いてくれそうだ。値段は予算より少々オーバーしたが、これほど状態のいいものがこの値段で手に入ればラッキーとしか言いようがない。さらにこの会社、自社で運搬するトラックを持っているので、翌日配送もしてくれるという。
豪雨災害復旧工事の影響でバックホーの中古物件が品薄でしばらく手に入らないと覚悟をしていたが、思いもよらずこんないい物件を手に入れられるとは、骨を折っていただいた関係者の方には感謝・感謝である。
夜、お風呂に入っていたら窓の外から、ケケックククとカエルの声がする。こんなことでも春が近づいているのを実感する。
3/6(水) 天気予報通り朝から冷たい雨。10時バックホーのオーナーの会社の方が6tのユニック車にバックホーを積んできてくれた。
キャンプ場予定地に案内すると、バックホーをユニック車に繋いでいたチェーンを外し、ユニック車の足を延ばして車体を後ろに傾ける。バックホーに乗り込んで車体を荷台の最後尾まで移動してからアームを地面について車体を支えながら前進、クローラ(ゴムのキャタピラ)の前方を道路に着地させた。次はどうするのかとみていたら機体の向きを変えてアームをユニック車の荷台について車体を支えながらバックしてクローラ全体を道路に着地させた。さすがプロ、その一連の流れのなんとスムーズなことか。
ユニック車が帰っていった後、見浦牧場の牧場主である弟に頼んで、基本的な動きと消耗品の状態などを確認してもらう。
そのあと改めて試運転をしようとしたらエンジンがかからない!
やむなく再び弟を呼んできてみてもらったが弟もこんなに新しい年式の機種の詳しいことはわからない。いろいろ試してみた結果「乗降遮断式ロックレバー」をあげたままでないとエンジンがかからないということが判明。エンジンをかけるだけで大騒ぎだ。
なんとか試運転を終えて、テントをかけて一安心。試運転をしてみてわかったことは、力仕事はバックホーが来ればすべて解決と思っていたのだが、バックホーでやるのが効率的なこととそうでもないことがありそうだということと、まともに動かせるようになるにはかなり修行が必要だということ。バックホーの使い方を練習しながら、道具の使い分けを探っていくことにしよう。
3/7(木) みぞれがボタン雪に変わった朝。
歯医者のついでに戸河内IC近くにある安芸太田町を管轄する消防署の広島市安佐北消防署安芸太田出張所に行き、バックホーの燃料の軽油をドラム缶で貯蔵するための条件を教えてもらった。指定数量以下の燃料の貯蔵は、自治体の火災予防条例に従う必要があるがこれが自治体によって微妙に違ったりする。広島市のドラム缶1本分200Lを自宅に置くぶんには消防署の届け出は不要。設置場所についても特に条件はないが、安全性の面から可燃物から1m空ける、火気厳禁の表示をするのはやったほうがよいとのこと。そのまま帰りに見浦牧場がお世話になっているガソリンスタンドに行き、ドラム缶1本分の軽油の配達をお願いする。
家に帰る前に、191号線の聖湖を少し過ぎたところにある前々から気になっていたパン屋さんによる。先日部品を買いに寄ったチェンソーメーカーSTIHLの代理店の方が、このパン屋さんがお得意さんだと言っていたので、我々と似たようなことをしているかもしれないと思ってきてみたのだ。掘っ立て小屋を増築中のご主人が出てきてくれた。パン屋は春から秋の土曜日のみ営業しているとのこと。40年近く前に偶然近所に立ち寄り、目の前に見える臥竜山の景色に一目ぼれして、土地の所有者を探し出して譲ってもらい、カナディアンハウスを建てたのが最初だという。確かに、家の正面には小板から見るなだらかな姿とは違うとがった山容で山頂が雪で白く輝いている臥竜山がドンとそびえていた。本職はログハウスを扱う建築屋さんとのことで、建築に関する相談に乗っていただけるかもしれない。
午後、軽油を受け取ってから町会報を配布する。町会報を渡すとき、いつも集落内を散歩しているHさんが、キャンプ場予定地がだいぶきれいになったね、と言ってくれた。散歩ついでに時々様子を見に行っているとのこと。キャンプ場の成長を楽しみにしてくれる人がいるのはうれしいし励みになるものだ。
2/27(水) 曇り。
恋の季節が近いのか、高らかに歌うホオジロ |
木のあまりの高さにびっくり。 相方(木の根元のオレンジ色のヘルメット)がチョークで印をつけている。 |
直径50cmの松に受け口を切る |
倒れた赤松。直径30cmの赤松が細く見える。 |
上のほうの赤松の樹皮はきれいなオレンジ色だ |
倒してからはたと気が付く。木材にするなら4mぐらいの長さにして皮をはいで日陰で干しておく必要があるが、重すぎて手持ちの手段では移動できない。
キャンプ場予定地に長々と横たわった赤松。 動かす手段がないので当面このまま置いておくしかない。 |
木材置き場も必要だ。ということで次の木を伐る前に重機や軽トラを入れる道と木材置き場の整備を急ぐことになり、道のルートを決めてその周辺の低木を切っていく。
2/28(木) 夜の間降り続いた雨が朝には上がったもののさむざむとした曇りの天気。今日は歯医者の日。朝、役場に住民票を取りに行ってから食料品を買って歯医者へ。待ち合わせしていたOさんが軽トラダンプの中古取得に必要な書類を持ってきてくれたので、住民票を渡して書類に記入。来週中には入手できそうとのこと。
午後、自宅に大阪の構造金物の会社ダイドーハントの方が2名、DIYで使える構造金物のサンプルをもってきて、取り付けの実演をしてくれた。ダイドーハントの方の訪問にはちょっとした背景がある。日本家屋は「軸組み工法」といわれる大工さんが柱や梁にほぞ穴とほぞを細工してはめ込む方法で構造材を組み立てていたが、最近では「軸組みの金物工法(プレカット)」という木材の工場であらかじめ柱の継ぎ目に構造金物を取り付けた状態にして現地では組み立てるだけという方法で家を建てるのが主流になり「軸組み工法」ができる大工さんはいなくなってしまった。伐った木を製材して木材として活用したいのだが、プレカットで使われる構造金物の取り付けには高い精度が要求されるため、DIYでその金物を取り付けるのは困難なのだ。ダイドーハントの構造金物はDIYで現地で細工できる精度での取り付けが可能との情報をインタネットで見つけ、問い合わせしたところ、昨年発売された新製品ということもあって現物で説明していただけることになったのだ。
取り付けのための加工は、柱にドリルで2つ穴をあけ、構造金物をはめ込む。組み合わせる材にスリットを切って柱に取り付けた金物の金属板部分をはめ込む。最後に金物が抜けないように横から開けておいた穴に杭を取り付けるというもの。
ダイドーハント社のフロッキン金物の組み立てイメージ |
3/1(金) 薄曇りの春らしいうららかな天気。
庭のスイセンのつぼみもずいぶん膨らんできた |
木ややぶが減ったおかげでキャンプ場予定地の地形がわかるようになり、地籍図とを照らし合わせてみたところ、地籍図の土地の境界に沿って段々畑のような段差があることが判明。そこで今整備しているエリアを「だんだんサイト」とよぶことにし、段差に合わせてサイト内の区分けと道路を仮置きしてみた。それだけでちょっとだけキャンプ場が現実に近づいたような気がするのは気のせいか?
「だんだんサイト」の区割り案 |
3/2(土) 晴れのち曇りの春らしい天気。
満開のネコヤナギ |
伐採した太さ30cmの松を4mに切って、さてどうやって動かそうかと思案していたら、松が倒れた大きな音を聞きつけたのか、ホイルローダに乗って父が様子を見に来てくれた。父が引っ張ってくれるというので、松の木とホイルローダをロープでつなぎ、引っ張ってもらう。さすがは重機、人力ではびくともしない松を難なく動かしてくれた。
ついでに父を予定地に案内する。かつての手入れの行き届いた美しい田畑だったころと、何十年も人の手が入らず荒れ果てた状態を両方知っている父には、将来のきれいになったキャンプ場のイメージが少し見えているのだろうか、水路のわきに山桜を移植するといい等いろいろアドバイスをくれた。
午後はサイト1の刈り払いの続きとツタまみれの低い木を3本切り倒してかたずける。切り倒した木に多分キツツキの仲間が明けた四角い穴を発見。以前倒したブナの若木についていた熊の爪痕と一緒に残しておくことにした。
キツツキ?が開けた穴(左)と熊の爪痕(右) |
3/3(日) 朝から雨。キャンプ場予定地の作業は中止してPC作業に精を出す。
3/4(月) またもや朝から雨。移住するときにお世話になった役場の人の訪問を受ける。移住推進施策の一環として、我々の活動を追跡取材させてほしいとのことで、今回はその1回目。移住の動機などのヒアリングに応じた後、キャンプ場予定地を案内。次は作業をしているときに見に来ますといって帰っていった。
Oさんが紹介してくれた重機ディーラの方から、ちょうどバックホーの買い換えを考えているお得意様がいるので明日紹介しますと連絡あり。西風新都で朝10時に待ち合わせすることになった。
3/5(火) 重機ディーラの方と待ち合わせ、車で先導してもらって重機のオーナーを訪ねる。一つ山を越えたところにある真砂土を掘削して販売している会社の駐車場のそばに3トンのバックホーが置いてあった。3年前新車で購入した現行機種、稼働時間は800時間弱、油圧フォークを取り付けられるオプションの油圧配管もついている。中古サイトでいろいろ調べたものと比べたら新車同然、我々が生きている間はバリバリ動いてくれそうだ。値段は予算より少々オーバーしたが、これほど状態のいいものがこの値段で手に入ればラッキーとしか言いようがない。さらにこの会社、自社で運搬するトラックを持っているので、翌日配送もしてくれるという。
豪雨災害復旧工事の影響でバックホーの中古物件が品薄でしばらく手に入らないと覚悟をしていたが、思いもよらずこんないい物件を手に入れられるとは、骨を折っていただいた関係者の方には感謝・感謝である。
夜、お風呂に入っていたら窓の外から、ケケックククとカエルの声がする。こんなことでも春が近づいているのを実感する。
3/6(水) 天気予報通り朝から冷たい雨。10時バックホーのオーナーの会社の方が6tのユニック車にバックホーを積んできてくれた。
6トンユニック車に乗って到着した念願のバックホー |
キャンプ場予定地に案内すると、バックホーをユニック車に繋いでいたチェーンを外し、ユニック車の足を延ばして車体を後ろに傾ける。バックホーに乗り込んで車体を荷台の最後尾まで移動してからアームを地面について車体を支えながら前進、クローラ(ゴムのキャタピラ)の前方を道路に着地させた。次はどうするのかとみていたら機体の向きを変えてアームをユニック車の荷台について車体を支えながらバックしてクローラ全体を道路に着地させた。さすがプロ、その一連の流れのなんとスムーズなことか。
バックホーの動作を確認中 |
そのあと改めて試運転をしようとしたらエンジンがかからない!
やむなく再び弟を呼んできてみてもらったが弟もこんなに新しい年式の機種の詳しいことはわからない。いろいろ試してみた結果「乗降遮断式ロックレバー」をあげたままでないとエンジンがかからないということが判明。エンジンをかけるだけで大騒ぎだ。
なんとか試運転を終えて、テントをかけて一安心。試運転をしてみてわかったことは、力仕事はバックホーが来ればすべて解決と思っていたのだが、バックホーでやるのが効率的なこととそうでもないことがありそうだということと、まともに動かせるようになるにはかなり修行が必要だということ。バックホーの使い方を練習しながら、道具の使い分けを探っていくことにしよう。
3/7(木) みぞれがボタン雪に変わった朝。
雪で引っ込んでしまいそうなプランターのスイセンの芽 |
歯医者のついでに戸河内IC近くにある安芸太田町を管轄する消防署の広島市安佐北消防署安芸太田出張所に行き、バックホーの燃料の軽油をドラム缶で貯蔵するための条件を教えてもらった。指定数量以下の燃料の貯蔵は、自治体の火災予防条例に従う必要があるがこれが自治体によって微妙に違ったりする。広島市のドラム缶1本分200Lを自宅に置くぶんには消防署の届け出は不要。設置場所についても特に条件はないが、安全性の面から可燃物から1m空ける、火気厳禁の表示をするのはやったほうがよいとのこと。そのまま帰りに見浦牧場がお世話になっているガソリンスタンドに行き、ドラム缶1本分の軽油の配達をお願いする。
家に帰る前に、191号線の聖湖を少し過ぎたところにある前々から気になっていたパン屋さんによる。先日部品を買いに寄ったチェンソーメーカーSTIHLの代理店の方が、このパン屋さんがお得意さんだと言っていたので、我々と似たようなことをしているかもしれないと思ってきてみたのだ。掘っ立て小屋を増築中のご主人が出てきてくれた。パン屋は春から秋の土曜日のみ営業しているとのこと。40年近く前に偶然近所に立ち寄り、目の前に見える臥竜山の景色に一目ぼれして、土地の所有者を探し出して譲ってもらい、カナディアンハウスを建てたのが最初だという。確かに、家の正面には小板から見るなだらかな姿とは違うとがった山容で山頂が雪で白く輝いている臥竜山がドンとそびえていた。本職はログハウスを扱う建築屋さんとのことで、建築に関する相談に乗っていただけるかもしれない。
午後、軽油を受け取ってから町会報を配布する。町会報を渡すとき、いつも集落内を散歩しているHさんが、キャンプ場予定地がだいぶきれいになったね、と言ってくれた。散歩ついでに時々様子を見に行っているとのこと。キャンプ場の成長を楽しみにしてくれる人がいるのはうれしいし励みになるものだ。
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