実家から歩いて5分の場所の空き家を借りられることになり、住むための片付けと改修をするために9月8日~9月15日、車中泊用マットレスと予備の寝具を車に積んで小板へ。
寝る部屋だけを少し片づけて就寝。外は雨。テントを立てなくても寝られるのはありがたい。
9月9日、住めるようにするために必要なことを点検する。まず水。
台所の蛇口がない。これを直さないと水道の元栓も開けられないか、と調べてみたら水道管を途中で切って外水栓をつけていた。これなら大丈夫と水道組合長さんに元栓を開ける許可をいただいて元栓を開けたら、凍結で壊れた水栓から水が漏る。実家で余っていた水栓に取り換え、少なくともお風呂の水が使えるようになった。
前回確認した際、勝手口のドアノブが腐食していて取れてしまったので、代わりのノブを買ってきたが、規格(バックセット:ドアの角→ドアノブ本体中心までの距離)が違っていて取り付けられない。古いドアノブをもって買いに行くべきだった。ということでドアノブ修理は後日に延期。
午後は土砂降りの雨。屋外作業はあきらめ、片付けるついでに使えそうな工具を集める。釘、ねじ、ハンマー、プライヤー、のこぎり、丸鋸、紙やすりなど、使えそうなものが結構出てきたのでありがたい。
9月10日 ドアノブをつけようと勝手口を開けたら土間が5cmぐらい浸水している!昨日の雨が流れ込んだかとちりとりを使ってくみ出すが、いくらくんでもどこからともなくまた水が入ってくる。どうもどこかの水位と同じになるまで浸水しているような感じなので、試しに家の前にある鯉の池の水をホースで排水し、水面を5cmほど下げてみたら、案の定、土間の水が引いた! 前回来たときは日照り続きで池の水位が下がっていたので気が付かなかったようだ。
原因は分かったものの、対策をどうするか。実家に相談に行く。池と家の間に溝をほるという案があったが、そこは全面コンクリートがうってあって、溝を掘るものは簡単ではない。ということでいったんこの件は保留。
そうこうしているうちにガス屋さんと電気屋さんが来て、工事を見積もるための確認とヒアリングをしていった。どちらもここから1時間から1時間半 離れた営業所から来ていて、田舎のインフラ屋さんはカバー範囲が広くて大変だ。
夕方、注文しておいた簡易水洗便座の部材を取りに行き、今度は取り外したドアノブを持って行って、長い金具のドアノブを買いなおす。
トイレの部品を確認したところで1日が終了。まだ何1つとして進んでないぞ!
9月11日、父と弟が浸水した土間の改修案を考えてくれて、改修に必要な砂利と砂をホイルローダで運んでくれた。水が上がってくるところまで砂利と砂で底上げをしてモルタルを打つのがよいそうだ。トイレ工事の合間に砂利を運んで入れることにする。
買いなおしたドアノブ取り付けようとしたら、ドアの穴よりノブの金具の幅のほうが広い。やむなくやすりでドアの穴を広げる。実は、ドアノブのほうに金具の幅を変える機能がついていることが後から判明。説明書には軽ーくしか書いてないので、気が付かなかった。ドア横につけるプレートを上下さかさまにつけて、鍵がしまらなくなったり、紆余曲折しながらもなんとかドアノブの取り付け完了。これがこちらに来て初めて成し遂げた仕事となった。
実家から借りてきたバール(大)とバール(中)を使って、トイレの解体に取り掛かる。
便器を外してから床板の隙間にバールを差し込んで引き起こすが、場所によっては10cmの長さの釘で止めてあるところもあり、なかなかの大仕事。
半日かかって床をはがし終わって、ようやく作成に取り掛かれるかと思ってよくよくみたら、床梁を支える柱(床束:ゆかづか)の下の土とブロックが崩れて、柱が宙に浮いている!あわててまたまた、実家に対策を相談しに行く。その対策は、宙にういている柱の下の土を平らにしてから、柱の下に型枠を作り、コンクリートを流しこんで支えるというもの。
解体中の廃屋から型枠につかえそうな廃材の板を持って帰り、くわで柱の下を平らにする作業が終わったところで、1日が終わる。
9月12日、朝から廃材の板を切って、型枠らしきものを作っているところに、父と弟が様子を見にきてくれた。早速型枠の板が薄すぎるとダメだしを食らう。コンクリートはかなりの重量になるので、つっかえ棒などでそれに負けないように外側から押さえつける必要があり、それにはある程度の厚さの板を使う必要があるらしい。
土がへこんでいるところに、型枠の下が平らになるように石をならべ、型枠とそのつっかえ棒の長さに板と棒を切ってはめ込んでいき、型枠が完成。
次はコンクリートだ。必要な道具はすべて持ってきてもらっていた。最初に父と弟が見本を見せてくれる。
今回はそれほど強度が要求されないので、砂利を混ぜない、セメントと砂を混ぜたモルタルを作る。
トロブネという緑色の四角いプールのような箱に、バケツ一杯の砂とその1/3のポルトランドセメントを入れて、全体が均一な色になるまでコンクリートシャベルでひっくり返しながらかき混ぜる。混ざったら富士山の形に盛り上げてくぼみに少し水をいれてかき混ぜるのをモルタルの様子を見ながら繰り返す。シャベルの底でモルタルを平らに押し付けて、じわっと少し水が染み出るくらいで出来上がり。水を入れすぎると一気にシャバシャバになってしまうので水加減がポイントだそうだ。
出来上がったモルタルをバケツにくんでトイレに運ぶ。レンガ鏝といわれる葉っぱのような形のコテでモルタルをすくって、型枠の一部だけに力がかからないように、隙間に均等に詰めていく。詰め終わったらコンクリートバイブレータという機械の先端を型枠の内側に突っ込んでスイッチをいれて振動させると、モルタルがしまって量が減る。
この間に弟が土間に砂利と砂を敷き詰めてくれた。さすが仕事が早い!
2回目は最初から自分たちでやってみる。これで柱の根元が隠れるまでモルタルを詰め終わり、あとは24時間、固まるのを待つばかり。
午後は今後必要になる工具や部材等の調達に、広島に行く。ここらで品ぞろえが一番という西村ジョイまでは距離にして64km、片道1時間強、ちょっとした旅行だ。
合板、角材、排水ホース等のほかに、最初のマイ工具、マキタのインパクトドライバ(14.4V)をGet。
9月13日、玄関前で相方が作業台の工作に取り掛かる。納屋にあった洗車用の脚立が使えるので、馬を1つと、べニヤと角材を組み合わせた定規を作成。その間、私は何年前のものかわからない調味料等、台所の不用品を片付ける。作業台の上にキャンプ用のタープを建てて雨に備える。
馬と定規が完成し、いよいよ根太用角材と床用合板の切断を開始。
切断し終わった根太をトイレの床に並べて、合板をおいてみて、本日の作業は終了。
9月14日、相方が、インパクトドライバに自在錐を取り付けて、床板の合板に排水管の穴をあける。
穴が開いた板をトイレに取り付け、便器を仮設置して、根太の位置を確認する。
本格的に根太と床を取り付ける前に、外れてしまった排臭パイプを修理する必要がある。
父と弟にパイプのつなぎ目を密封する方法を教えてもらったところで今回は時間切れ。
後の時間は片付けと東京に帰る支度をして今回の予定は終了。
次々といろいろな問題が起きて一筋縄ではいかないが、おかげでセルフビルドのいい予行演習になっている。
寝る部屋だけを少し片づけて就寝。外は雨。テントを立てなくても寝られるのはありがたい。
9月9日、住めるようにするために必要なことを点検する。まず水。
台所の蛇口がない。これを直さないと水道の元栓も開けられないか、と調べてみたら水道管を途中で切って外水栓をつけていた。これなら大丈夫と水道組合長さんに元栓を開ける許可をいただいて元栓を開けたら、凍結で壊れた水栓から水が漏る。実家で余っていた水栓に取り換え、少なくともお風呂の水が使えるようになった。
前回確認した際、勝手口のドアノブが腐食していて取れてしまったので、代わりのノブを買ってきたが、規格(バックセット:ドアの角→ドアノブ本体中心までの距離)が違っていて取り付けられない。古いドアノブをもって買いに行くべきだった。ということでドアノブ修理は後日に延期。
午後は土砂降りの雨。屋外作業はあきらめ、片付けるついでに使えそうな工具を集める。釘、ねじ、ハンマー、プライヤー、のこぎり、丸鋸、紙やすりなど、使えそうなものが結構出てきたのでありがたい。
9月10日 ドアノブをつけようと勝手口を開けたら土間が5cmぐらい浸水している!昨日の雨が流れ込んだかとちりとりを使ってくみ出すが、いくらくんでもどこからともなくまた水が入ってくる。どうもどこかの水位と同じになるまで浸水しているような感じなので、試しに家の前にある鯉の池の水をホースで排水し、水面を5cmほど下げてみたら、案の定、土間の水が引いた! 前回来たときは日照り続きで池の水位が下がっていたので気が付かなかったようだ。
原因は分かったものの、対策をどうするか。実家に相談に行く。池と家の間に溝をほるという案があったが、そこは全面コンクリートがうってあって、溝を掘るものは簡単ではない。ということでいったんこの件は保留。
そうこうしているうちにガス屋さんと電気屋さんが来て、工事を見積もるための確認とヒアリングをしていった。どちらもここから1時間から1時間半 離れた営業所から来ていて、田舎のインフラ屋さんはカバー範囲が広くて大変だ。
夕方、注文しておいた簡易水洗便座の部材を取りに行き、今度は取り外したドアノブを持って行って、長い金具のドアノブを買いなおす。
トイレの部品を確認したところで1日が終了。まだ何1つとして進んでないぞ!
9月11日、父と弟が浸水した土間の改修案を考えてくれて、改修に必要な砂利と砂をホイルローダで運んでくれた。水が上がってくるところまで砂利と砂で底上げをしてモルタルを打つのがよいそうだ。トイレ工事の合間に砂利を運んで入れることにする。
買いなおしたドアノブ取り付けようとしたら、ドアの穴よりノブの金具の幅のほうが広い。やむなくやすりでドアの穴を広げる。実は、ドアノブのほうに金具の幅を変える機能がついていることが後から判明。説明書には軽ーくしか書いてないので、気が付かなかった。ドア横につけるプレートを上下さかさまにつけて、鍵がしまらなくなったり、紆余曲折しながらもなんとかドアノブの取り付け完了。これがこちらに来て初めて成し遂げた仕事となった。
実家から借りてきたバール(大)とバール(中)を使って、トイレの解体に取り掛かる。
便器を外してから床板の隙間にバールを差し込んで引き起こすが、場所によっては10cmの長さの釘で止めてあるところもあり、なかなかの大仕事。
半日かかって床をはがし終わって、ようやく作成に取り掛かれるかと思ってよくよくみたら、床梁を支える柱(床束:ゆかづか)の下の土とブロックが崩れて、柱が宙に浮いている!あわててまたまた、実家に対策を相談しに行く。その対策は、宙にういている柱の下の土を平らにしてから、柱の下に型枠を作り、コンクリートを流しこんで支えるというもの。
9月12日、朝から廃材の板を切って、型枠らしきものを作っているところに、父と弟が様子を見にきてくれた。早速型枠の板が薄すぎるとダメだしを食らう。コンクリートはかなりの重量になるので、つっかえ棒などでそれに負けないように外側から押さえつける必要があり、それにはある程度の厚さの板を使う必要があるらしい。
土がへこんでいるところに、型枠の下が平らになるように石をならべ、型枠とそのつっかえ棒の長さに板と棒を切ってはめ込んでいき、型枠が完成。
次はコンクリートだ。必要な道具はすべて持ってきてもらっていた。最初に父と弟が見本を見せてくれる。
今回はそれほど強度が要求されないので、砂利を混ぜない、セメントと砂を混ぜたモルタルを作る。
トロブネという緑色の四角いプールのような箱に、バケツ一杯の砂とその1/3のポルトランドセメントを入れて、全体が均一な色になるまでコンクリートシャベルでひっくり返しながらかき混ぜる。混ざったら富士山の形に盛り上げてくぼみに少し水をいれてかき混ぜるのをモルタルの様子を見ながら繰り返す。シャベルの底でモルタルを平らに押し付けて、じわっと少し水が染み出るくらいで出来上がり。水を入れすぎると一気にシャバシャバになってしまうので水加減がポイントだそうだ。
出来上がったモルタルをバケツにくんでトイレに運ぶ。レンガ鏝といわれる葉っぱのような形のコテでモルタルをすくって、型枠の一部だけに力がかからないように、隙間に均等に詰めていく。詰め終わったらコンクリートバイブレータという機械の先端を型枠の内側に突っ込んでスイッチをいれて振動させると、モルタルがしまって量が減る。
この間に弟が土間に砂利と砂を敷き詰めてくれた。さすが仕事が早い!
2回目は最初から自分たちでやってみる。これで柱の根元が隠れるまでモルタルを詰め終わり、あとは24時間、固まるのを待つばかり。
奥側に型枠を作って床柱の下にモルタルを打ち終わったトイレ。 |
午後は今後必要になる工具や部材等の調達に、広島に行く。ここらで品ぞろえが一番という西村ジョイまでは距離にして64km、片道1時間強、ちょっとした旅行だ。
合板、角材、排水ホース等のほかに、最初のマイ工具、マキタのインパクトドライバ(14.4V)をGet。
9月13日、玄関前で相方が作業台の工作に取り掛かる。納屋にあった洗車用の脚立が使えるので、馬を1つと、べニヤと角材を組み合わせた定規を作成。その間、私は何年前のものかわからない調味料等、台所の不用品を片付ける。作業台の上にキャンプ用のタープを建てて雨に備える。
馬と定規が完成し、いよいよ根太用角材と床用合板の切断を開始。
切断し終わった根太をトイレの床に並べて、合板をおいてみて、本日の作業は終了。
9月14日、相方が、インパクトドライバに自在錐を取り付けて、床板の合板に排水管の穴をあける。
穴が開いた板をトイレに取り付け、便器を仮設置して、根太の位置を確認する。
本格的に根太と床を取り付ける前に、外れてしまった排臭パイプを修理する必要がある。
父と弟にパイプのつなぎ目を密封する方法を教えてもらったところで今回は時間切れ。
後の時間は片付けと東京に帰る支度をして今回の予定は終了。
次々といろいろな問題が起きて一筋縄ではいかないが、おかげでセルフビルドのいい予行演習になっている。
セルフビルド・DIY トイレリフォーム
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