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廃屋解体に着手

 
夏休みの間に廃屋をできるだけ片付けて、その跡地にパネルハウスをたてる準備をする、という計画を立てて、帰省。
というわけでこの夏休みの最大の目標は廃屋解体。

廃屋に入る道は前回見たときは雑木に覆われてどこが道がわからなくなっていたが、父が3日かけてきれいに片付けてくれていた。
対象となる廃屋は屋根が半分崩れた大きなかやぶき屋根の家。
実際に目の前で見てみると、想像以上の大きさで、本当に自分たちで解体できるのか、できるとしてもどのくらい時間がかかるものか、さっぱり見当がつかない。

作業初日、弟と父に手伝ってもらい、ホイルローダで柱に取り付けたチェーンを引っ張って引き倒す。
縁側の上にある、太さ30cm、長さは5mはあろうかという梁が落ちてくる。
その奥の比較的ちゃんと立っている柱は、上を崩さないと引き倒せそうにない。
弟が油圧ショベルを駆使して柱を壁や屋根ごと少しづつ引きはがす。

手で運べる大きさになった廃材を空きスペースに運び、重機が動ける場所を空けるのが私たちの仕事だ。
朝11時を過ぎると日差しを遮るものはなく、あまりの暑さに夕方まで作業中止。足りない作業着をホームセンターに買いに行き、夕方から作業を再開して翌日の作業を待つ。
大きな梁はチェンソーで切って運ぼうと考えていたが、チェンソーで切るのもなかなか大変な作業で、数本切ったところで断念。 重機の力を借りる方針に変更。


2日目、切るのを断念した梁は油圧ショベルでどけてもらった。
そのあと屋根を支える大きな梁にチェーンをかけて引っ張る。
屋根のカヤとその上に張ったトタンと一緒に屋根が崩れる。
カヤもトタンも実に丁寧に釘や縄でくくられているので、弟が油圧ショベルを起用に操ってカヤとトタンをはぎ取っていく。
あとは人力で、はぎ取られたトタンをたたんで、金属廃材の山に運ぶ、大量のカヤを一輪車に積んで空きスペースに運ぶ。
2時間ほど作業すると、あれほどあったトタンとカヤの山がきれいに片付く。
かなりの達成感。

3日目、弟は油圧ショベルの操作に手馴れてきた。片付け担当も一輪車を1台追加して効率アップ。

4日目は雨。妹が近所の空き家の持ち主に偶然会って話をしたところ、貸してもらえそうな感じだったというので、電話をし、広島まで鍵を借りに行った。
中を確認したところ、いくつか手直しは必要だが、何とか住めるとわかったので無理を言ってお借りすることになった。これでなんとか冬が越せる。

5日目、作業最終日。
屋根を2度崩してもらい、正面の屋根はほぼなくなり、裏の石垣が見えてきた。1/3ぐらいは片付けただろうか?当初、果てしない作業だと思ったが、意外と進んだことに驚いた。
昼休みは、千代田の建材屋とリサイクル屋を見てきた。ついでにそのあたりでは有名だというお好み焼きを食べる。キャベツがジューシーでうまい!
千代田に来る度に寄ってしまうかも。

6日目、朝からテントを撤収し、一路東京へ。
途中名張で一泊、13:00東京到着。何とか渋滞には合わずに済んだ。
この続きは9月、廃屋はいったんお休みし、借りた家を住めるようにする作業を優先する。

 廃屋の前にはかつて何十年か前には田畑だった荒地があり、ここを畑にしてトウモロコシやスイカを作ってキャンプ場のお客さんにとれたてを食べてもらおうなどと、構想はいろいろあるのだが、灌木が生い茂る荒地を畑にする作業にどれだけかかるか、見当もつかない。やれやれ。

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