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きっかけは…

 
2013年5月の箱根駒ヶ岳のハイキングから始まった山登りは、電車・バス日帰りから、2年目にはレンタカー車中泊に、4年目にはテント泊に手を出し、あちこちのキャンプ場に出かけるようになった。

一方で、我々の年代は年金支給が65歳からになる一期生。年金が出ない5年間、さらにそれに続く長い定年後の人生をどう生きるのかを真面目に考えざるをえなくなっている。
人生の終わりは、人に迷惑をかけないように、パタッと終わるのが理想だが、それには体力気力が充実した生活を送ることが不可欠だ。そのためには、何かの形で働きながらその日が来るのを迎えたいものだ。
定年後にできそうな仕事を探すも、なにせ手に職のないサラリーマン、これはという仕事は見つからない。

そのうち相方が、キャンプ場をやりたいと言い出して、いろいろWebサイトを調べたら、土地造成の重機やなんやらで4000万もかかるという。
それなら、私の実家の見浦牧場の近くでやったら、重機は貸してもらえるかもよ、といったのが、見浦牧場の一角でキャンプ場をやるという構想の始まりだった。

これまであちこちのキャンプ場を探してきた相方が、google earthを駆使してその観点で見浦牧場を見てみると意外といいキャンプ場になりそうだということになった。

山奥だが、南に深入山、北に臥竜山という西中国山地の登山で人気の山に挟まれた開けた盆地にある山里。中央の191号線の旧道の両側には、緑の田んぼと採草地が広がり、見浦家の小高い裏山を取り巻く放牧場には放牧中の牛たちが遊ぶ。標高は700m、夏は涼しく、冬1mほどの雪が根雪になる南限で、新道の191号線は除雪が行き届いているので冬でもアクセスがよい。限界集落であかりがほとんどないことは、星空を楽しむには絶好である。

だが、なにせ東京からは800キロもはなれているので、おいそれと見に行くわけにはいかない。というわけで、最初の視察?は、お盆休みに実施することにした。

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